労働党は来年の総選挙を前に与党に打撃を与え、イングランド中部で難なく2議席を獲得した。
英国のリシ・スナック首相率いる与党・保守党は、次期総選挙を前にした画期的な投票で、安全な議会の2議席を失った。
中道左派の労働党は木曜日の補欠選挙でイングランド中部で難なく2議席を獲得したが、これは予想される来年の国政選挙での保守党の見通しにとって不吉な兆候である。
労働党のアラステア・ストラザーン氏とサラ・エドワーズ氏はメドフォードシャー州とタムワースの議席で勝利を収め、それぞれ約2万5千人と約2万人の保守党過半数を覆した。
与党保守党は1931年からメドフォードシャーを、1996年からタムワースを支配している。
元保守党首相ジョージ・オズボーン氏は以前、ミッドフォードシャーを失うことは中道右派にとって「ハルマゲドン」を意味すると警告した。
労働党指導者のキア・スターマー氏は、今回の勝利は国民が新たな指導者を求めている証拠だと称賛した。
「これらは驚くべき結果だ。保守党の拠点での勝利は、国民が圧倒的に変化を望んでおり、それを実現するために変革した労働党に信頼を寄せる用意があることを示している」とスターマー氏は語った。
労働党は1年以上にわたって保守党に対して世論調査でリードを保っており、有権者は高インフレや景気低迷、国営医療サービスの待ち時間の長さに憤慨している。
世論調査での支持の弱さに直面して、スナク氏は、費用のかかる高速鉄道の一部中止や、英国の2050年までの実質ゼロ排出達成を支援する措置を緩和することなど、多くの大きな政策転換を発表した。
スナク氏の個人的な人気は若干改善したが、政治広告は世論調査での保守党の順位向上にはほとんど役立っていなかった。
保守党は13年以上政権を担当し、Brexitや新型コロナウイルス感染症のパンデミックなど、数十年で最も重要な出来事のいくつかを英国を率いてきた。
2010年以来5人目の保守党党首となるスナク氏は、パレスチナ過激派組織ハマスとの戦争でイスラエルへの支持を表明するためイスラエルを訪れた後、補欠選挙結果に出席するため英国に来なかった。
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