[Fリーグ] Fリーグ第20節セントラルレポート 前編

 1月9・10日の2日間、Fリーグ20節は浜松アリーナのセントラル方式で行われた。全10チームが一堂に介して5試合が行われた浜松セントラルをピッチの「外」と「中」の両面からレポートする。

(写真・文:北健一郎)

「ブラジルDAY」だった浜松セントラル

 今シーズンはセントラルがたった3回しかない。これまでの2シーズンは7節分がセントラル方式で開催されていたが、3年目は開幕節と2巡目のスタートだった10節、そして今回の20節の3節分のみ。開幕節と10節は代々木第一体育館で行われたので、Fリーグクラブのない地域でのセントラル開催は今回が最初で最後である。

 1年目は長野、北九州、2年目は北海道、富山、広島。これまで全国各地を巡業してきたFリーグだったが、セントラル開催で盛り上がったことはほとんどなかった。富山以外は足を運んだ僕の中では、地方セントラル=盛り上がらないというイメージができ上がっていたのだが......。

 そんなイメージを覆したのが今回の浜松セントラルだった。1日目は約2500人、2日目はエコパで「名波浩引退試合」というビッグイベントがあったにも関わらず、1日目を上回る約2700人を集めたことは快挙と言ってもいいだろう。

 そんな快挙に一役買ったのがブラジル人だった。浜松アリーナのスタンドではブラジル人の多さが目立った。 

 浜松は日本の中でも「ブラジル率」が非常に高い。Fリーグサイトによれば、「浜松市は、かつて国内で最もブラジル国籍の外国人登録者数の多い地域で、現在でも多くの外国人、特に日系ブラジル人のコミュニティが形成されている」とのこと。ちなみに、名古屋のブルノがブラジルから日本にやってきたときに初めて住んだのも浜松市だそうだ。

 フットサルファンにとって「浜松」といえば「リーガ天竜」のイメージが強いだろうか。カスカヴェウやファイルフォックスなど日本の強豪チームに、フットサルのイロハを教えたのがイパネマズなどのブラジル人チームだった。日本フットサル界のレジェンドたちは、「リーガ天竜」に通うために毎週のように浜松通いをしていたというのは有名な話である。
 
 そういった関係から今回の浜松セントラルではブラジル色が強かった。試合会場の外にはフェジョンやシュラスコなどが食べられるブラジル料理のケータリングカーが出て、試合中の場内アナウンスでは日本語+ポルトガル語で流れた。試合会場がお祭りのようなムードになっていたので、子どもや初めて見に来た人も楽しめたのではないか。

 

(つづく)

 

【本エントリの著者】
北健一郎
URL: http://sportswriter.at.webry.info/
1982年7月6日生まれ、北海道旭川市出身。小学生の頃から雪でグラウンドが使えなくなる冬は室内サッカーをしていたが、サッカーもフットサルも大してうまくならず、ライターの道へ。
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