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【AFCフットサル選手権日本2007 壮行親善試合 エキシビジョン第1試合】 2007.05.04.
開催日:2007年5月3日(木・祝)
場所:神戸ワールド記念ホール
【レポート】北健一郎、【写真】勝又寛晃
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シュライカー大阪 |
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デウソン神戸が心配!
日本代表とアルゼンチン代表の壮行試合に先駆けて、Fリーグに参加する関西の2チーム、デウソン神戸とシュライカー大阪のエキシビジョンマッチが行われた。多数の協会関係者が見守る中での“御膳試合”となったが、「これにお金を払えるか」と問われれば「う〜ん」とうならざるを得ない。ゲームの中身の前に、両者がどんなチームなのかを簡単にご紹介したい。
関西リーグ4連覇の関西王者・マグフットサルクラブを母体とするシュライカー大阪は、旭屋からP西裕輔、大原学園JaSRAからK鈴木優也が今日のゲームで初お目見え。また、選手兼監督としてチームを率いていた原田健司は、Fリーグではプレーイングマネージャーが認められないため、スーツ姿で専任監督として初采配を振るった。
日本代表にゲームメーカーのI岸本武志が招集されている関係で、フィクソのI岸本、ピボの原田のいない大阪は、いうなればチームの“芯”が入れ替わった状態。ピボには「本来はあの位置の選手」(原田監督)だったがチーム事情でこれまで守備的なポジションでプレーしていた、A西村竜司が入り、フィクソには“フクロウ”のあだ名で親しまれる期待の若手・H奥田亘が収まった。
一方、東海リーグのセレゾン浜松フットサルクラブをベースに、兵庫県トップリーグのセレゾン神戸フットサルクラブ、さらに京都府1部リーグのリンドバロッサが合併して生まれた神戸。「サッカースタイルのチームを作る」と上永吉英文代表が当初から公言しているように、1次登録メンバーにN伊藤雅範(前ファイルフォックス)、@村山竜三、Gフランキ・畠山・タダシ(ともに前府中アスレティックF.C.)、Jハタケヤマ・ブルノ・タカシ(元琉球FC/BFC−KOWA)以外はフットサル界の有名人は見当たらない(今日は@村山のみ出場)。また、監督はJリーグ・ジュビロ磐田で小兵ストライカーとして鳴らした鈴木将方、GKコーチにはあの“クモ男”シジマール(元清水エスパルス)とコーチ陣もサッカー色が強い。
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| ゲームを作ったシュライカー大阪 瀬戸 |
15分ハーフのプレーイングで行われたエキシビションマッチ。ちなみにスタメンは大阪がGK@戌谷進、H奥田、C神戸洋平、N瀬戸彬仁、A西村、神戸がGKK田中俊則、D岸田健太郎、J須藤慎一、L廣瀬優貴、F原田浩平。先制点は4分に格下と見られた神戸が取った。ゴールほぼ正面のFKをJ須藤が右上スミに叩き込んだ。
だが、神戸のプレーは鈴木監督が「流れの中での個人のプレーが落ち着かなかった」と語るように、一言でいえば行き当たりばったり。シューズとピッチが気持ちよく擦れる「キュッキュ」という音ではなく、トラップミス、パスミスのボールを追い掛けます「ドタドタ」という音が鳴り響いた。
前半は大阪もそれにお付き合いしてしまったが、前半9分にH奥田がN瀬戸の左サイドからのパスを決めて同点に追いついて折り返すと、後半1分にJ山本信五が1点目と同じような形から決めて逆転に成功。17分にA西村のオウンゴールで再び同点にされるものの、その後は神戸のミスを突いて4点を追加、6−2で全日本選手権4位、地域CL準優勝の実力を証明した。
試合後の大阪・原田監督の感想は「プレッシングディフェンスに取り組んでいて、攻撃はまだ何も手をつけてません。ディフェンスに関して、前半はあまりできなかったけど、ハーフタイムで修正して後半に関してはできたかなと思います」。現在はチーム構築の第一段階とのことだが、すでにある程度のベースはできており、これにI岸本、関東リーグ・シャークス立川から専属契約選手として加入するF西野宏太郎がフィットすれば十分に戦えるチームになるだろう。
心配なのは神戸。チームが提唱する「サッカーとフットサルは変わらない」という考え方を否定するわけではないが、現在の彼らにはサッカーチームとしても「?」マークがつく。恐らく開幕時にはJブルーノ、Gフランキ、N伊藤の個人技を前面に押し出すのだろうが、それだけで勝てるほどFリーグは、日本フットサルは甘くない。「これからも動き方を教えるつもりはない。個人が噛み合うことでチームになると思っている。今回のような経験をプラスにしていければ、もっと良くなる」とは鈴木監督。僕には正直、チームが上向いていくイメージは思い描けない。
ただし、ホームアリーナで4点差をつけられながらも、ひたむきに最後までゴールを目指した彼らの姿勢は評価したい。その「気持ち」はエキシビションマッチ終了後、観客席からの送られた温かい拍手として現れている。戦術やテクニックは、フットサルにおいて大事なファクターだが、ここまで「見るフットサル」が広がってきた理由には選手たちのひたむきな「気持ち」があるということを、神戸のプレーから再認識させられた。
原田健司監督(シュライカー大阪)
マグはマグ、シュライカーはシュライカーとして、新しいスタートを切っている。誰がいなくても同じことができるようなチームにしたい。(神戸については)相手どうこうというよりも、自分たちがどれだけできるかなので、相手は関係ない。チームの印象としてはフィジカルが強くて、スピードがあって、キーになる選手が何人かいると感じた。(ファンにアピールしたいのは)まず勝つことでアピールしたい。内容・質ともにまだまだなので、これから高めていきたい。
鈴木将方監督(デウソン神戸)
今日の出来は20〜30%ぐらい。ボールが落ち着かなかった。流れの中での個人プレーが落ち着かなかったのが、一番の敗因。試合前は緊張している感じはなかったけど、始まってみると堅かった。といっても、これからこういう中での戦いが続いていくわけだから。23才ぐらいの選手が一番多い。経験は全くないチーム。この経験をプラスの方向に持っていければ、もっと良くなると思っている。
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