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そこで、フットサルネットで、ほぼ月一回、面白い!と思われる記事をピックアップしてお届けします。レポーターは米国在住のKenji Tamaki氏!
※本記事はFUTSALPLANETの記事を元に作成・構成しております。


  12 月 号



1. ワールドニュース

− Futsal Planet主催・世界フットサルランキング

 世界選手権が終わり、Futsal Planetが主催している世界フットサルランキング12月度が発表された。日本代表は先月と同じく17位。また、今年の世界選手権出場チームのランキングは以下のとおり、

順位 国名 先月の順位
1位 スペイン(*) 3位
2位 ブラジル(*) 2位
3位 イタリア(*) 1位
4位 アルゼンチン(*) 5位
5位 ウクライナ(*) 4位
6位 チェコ(*) 6位
6位 ポルトガル(*) 7位
8位 ハンガリー 8位
9位 ロシア 9位
10位 イラン(*) 10位
14位 タイ(*) 14位
15位 エジプト(*) 16位
17位 日本(*) 18位
20位 パラグアイ(*) 25位
23位 アメリカ(*) 26位
42位 オーストラリア(*) 38位
47位 台湾(*) 53位
52位 キューバ(*) 51位
*印は今年の世界選手権出場チーム

 ブラジル、スペインを破って優勝したスペインは当然1位。ブラジルのような大勝が少ない分イタリアは3位に後退。ベスト4のアルゼンチンは、4位にランクアップした。ウクライナは5位。スペイン代表ロサノ監督が批判したように今大会のピッチコンディションでは、ウクライナのスピードを生かした戦いが出来なかったか。

 このランキングは、FIFAが発表しているサッカーの世界ランキングと同じようなシステムでランキングが決定されている。

− FIFA記者会見
 世界選手権台湾大会の決勝戦前日12月4日にFIFAの公式記者会見が行なわれた。記者団からは、ブラズーリの話題や台湾開催の是非、次回開催国など厳しい質問が相次いだ。

 その中で、オリンピックのフットサルに関して、FIFAとしては、フットサルは屋内競技であるので冬季オリンピックでの競技化を推進していきたいとの事。また、女子やユースの世界選手権に関しても、検討段階との事で、女子の競技系プレーヤーにとっては朗報ではないだろうか。

− 代表監督の悲喜交々

 今回の世界選手権で、是が非でも王座奪還を果たしたかったブラジル代表だったが、結果はご存知の通り過去最悪の3位。監督のフェレッチ氏は責任を取って辞任する形となった。後任として、V&M Minas(リーガ・フットサル=ブラジル)のミルティーニョ氏と前タイ代表監督のカストロ氏が有力候補としてあがっている。特に、タイ代表を率いた同氏は、タイ代表での実績がかなり認められているようで、いくつかのチームからオファーがあるらしい。

 一方、戦前不利の前評判を覆し、堂々の2連覇を達成したスペイン代表ロサノ監督は来年2月にチェコで開催されるヨーロッパ選手権を最後に勇退の意向。こちらは後任の人選がさらに難しいそうで、Lobelle de Santiago(スペイン1部)のイエロ氏の就任が噂されているが、チームとの契約が残っている事もあり、先行きは不透明だ。

2. 南米

− ブラジル リーガ・フットサル
 今年で10年目を迎えるブラジルの全国リーグ、リーガ・フットサル。’05シーズンの参加17チームが発表になった。リーグの日程等、詳細は未定。

V&M Minas
Malwee
Joinville
APTI / Umbro
Sao Paulo / Santo Andre
Intelli / Orlandia
ECB Sao Bernardo
Tio Sam
Poker / Petropolis / Ikinha
Vasco da Gama
Macae
Atlantico
UCS
Carlos Barbosa
Ulbra
John Deere
Palmeiras

− アルゼンチン後期リーグ

 アルゼンチンは、前期リーグと後期リーグのチャンピオンによりチャンピオンシップが12/6に行なわれ、後期リーグ優勝のSAN LORENZOがArgentinos Juniorsを1−0で破り、3度目の優勝を手にした。



3. ヨーロッパ

− スペインリーグ(Division de Honor)

 13節では、Playas de CastellonとBOOMERANG INTERVIU という千両役者が揃うオールスターゲームは、前半終了間際に仕掛けたペセ監督の作戦が功を奏し、6−4でPlayas de Castellonが勝利。BOOMERANGは怪我から復帰したダニエルの2得点が唯一の好材料と思いきや、14節でもDKV Zaragoza に破れ2連敗。首位のEl Pozo Murciaに勝点4の差をつけられた。とはいえ、まだリーグは半ば、5位のLobelle de Santiagoまでは勝点10差。何が起きるかわからない展開だ。

(順位表はこちら

− イタリアリーグ(Serie A1)

 セリエA1Seep Luparenseの監督であるローマ氏が交通事故で11/29に死去した。その翌日は、折りしも世界選手権2次リーグで、決勝トーナメントを掛けた大一番のスペイン戦。イタリアは魂の込めたプレーでスペインを撃破し、イタリア代表はこの勝利をローマ氏に捧げたのだが...

 そのSeep Luparenseだが、突然の不幸を振り払うべく、世界選手権後に積極的な補強を敢行している。Malweeよりブラジル代表の正GK・フランクリン、UlbraよりARAのサードを獲得すると発表があった。ただし、サードは以前所属していたスペインのチームが保有権を主張しているらしく、今後の行方が注目される。

 また、Prato calcio a 5(セリエA1)は、日本でもお馴染みのブラジル・CascavelのPIVOアランジーニョを獲得。

(順位表はこちら

− ロシアリーグ(Super League)

 世界選手権に出場しないということで、トップリーグで唯一リーグ戦をどんどん消化していくロシアリーグ。12/17のゲームでは首位を独走するDINAMO Moscow がNORILSKY NICKELに2−3で破れ、連勝が11でストップした。とはいえ、2位のVIZ-SINARA Ek.burgには勝点差で9ポイント引き離しており、まだまだ余裕のあるところ。



(順位表はこちら

− ベルギーリーグ

 世界選手権でも活躍したポルトガル代表のブラジル人ソアレスがAction21(ベルギー1部)を退団する事が明らかになった。退団理由は、個人的な理由ということだが、ブラジル人監督のバナッチとの確執が兼ねてより取り沙汰されていた。

(順位表はこちら


<台北後記> 独断と偏見で選んだベスト5&監督

 PIVO ジョエル(ポルトガル代表)
 左ARA マルセロ(スペイン代表)
 右ARA ファルカン(ブラジル代表)
 FIXO サンチェス(アルゼンチン代表)
 GK フランクリン(ブラジル代表)
 監督 ストリツ氏(チェコ代表)

 PIVOはポルトガルのジョエル。192cmの長身ながら、非常に高いテクニックを見せてくれた。
 左ARAは、迷った末スペインのマルセロに決定。彼は、本当はPIVOなんだけど、切込隊長としてスペインの優勝に貢献したので敢えて選出。

 右ARAは、文句なしでブラジルの至宝ファルカン。猛者揃いの世界選手権にでさえ、彼にとっては自分のテクニックを披露する舞台でしかないのだろうか。正真正銘のファンタジスタだ。

 FIXOは、サンチェス。アルゼンチンは彼の出来が全てだったので、印象の強さで選定。ララニャガ監督が「最後の2試合は、もっとロジカルに戦いたかった」と振り返ったように、サンチェスの心理状態がそのまま結果に反映されてしまったのは残念。

 GKはフランクリン。アグレッシブな飛び出しと抜群の反射神経でルイス=アマド(スペイン代表)とともに大会のベストGKでしょう。特に、ウクライナ戦は試合結果こそ6−0だが、その快勝の影には彼のスーパーセーブがあったのです。

 ベスト監督はロサノ氏を押したいところですが、あえてチェコ代表のストリツ氏。ベスト8進出チームの中で唯一アマチュアのメンバー(ディナ・モスクワのマレスは除く)で強豪チームを向こうにまわして健闘したのは見事としか言いようがありません。ダンディーな風貌に似合わず、色々な奇襲・奇策を講じてブラジルやスペインを苦しめた。

 う〜ん、世界は広い!!

Text & Translated by Kenji Tamaki
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