
| いよいよ多昌氏の「Tiger5sレポートの決定版」を数回に渡ってお送りします。Tiger5s の戦略としくみ、世界の実力勢力図、そして日本の過去と未来。。。。全てが凝縮された本邦初のスーパーリポート! |
REPORT BY 多昌成朝

第12回 |
第六日:無常のPK合戦 メンバーこそ違っていたがシンガポール代表が今年の第一回の東南アジア・フットサル選手権に勝ち進み、決勝でタイと対戦して1−12の大敗をしたが、今日のボウル戦のファイナルは同じカードである。ただ、今度はシンガポールはホームだし、選手もれきっとしたプロなので、ある程度期待出来る要素が揃っている。
しかし、そんなのはどこ吹く風という感じで、今日の試合は開始ブザーからタイのやりたい放題。シンガポールが12分にやっと一点を返した時点で、タイは4ゴールを決めたうちキャプテンのポルサックが既にハットトリックをマークしていた。

写真:Allsport/Stanley Chou |
| 不本意な試合内容に憤慨を表すシンガポールのTay Peng Kee 監督。 |
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とにかく一人一人の選手のレベルはタイの方が二枚も三枚も上のため、個人プレーしか知らないシンガポールの選手はボールを持ったタイに対して守りきれない。その結果、大量失点になる一方では、シンガポールの攻撃は読まれやすいパス・ゲームに終始し、せいぜいミドル・シュート狙いで終わってしまう。
来るシュートを楽に取れるタイのキーパー Chuentaがボールをキャッチした後、でんぐり返すパーフォーマンスで観衆を喜ばしたが、残念ながらそれ以外には、喜べる部分がないままホームのシンガポールがいとも簡単に初代ボウル・チャンピオンの座をタイに譲った。

写真:Allsport/Stanley Chou |
| シンガポールの14番スティーブン・タンを涼しい顔でマークするのはタイの守備の要トンイン。 |
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次の試合はは、プレート戦決勝の日本xイラン。アジアでは敵無しのイランは三回のAFCフットサル選手権を通じて計19試合のうち9試合を二桁の得点で相手を放している。その中では、3点差とか5点差とか6点差で一番コンスタントに健闘している相手が日本。加えて今回は守備のシステムが高い完成度を誇り、エジプトを破っての決勝出場なので、打倒イランの目標は夢ではない。
しかし、イランにしてみれば日本は戦い慣れた得意さんのためか、この試合で最初から余裕でぐるぐるのエイトを描きながらチャンスをうかがう。この流れから、立ち上がり4分、シャムサエのシュート気味のパスがファーポストで待機していたダダシに当てられ、ゴールイン。

写真:Allsport/Stanley Chou |
| 取りあえずしっかり守るというゲーム・プランを忠実に遂行する鈴村。 |
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イタリア戦と同様、日本の守備的なセットがスタメンに起用されたが、イランの勝る攻撃のリズムには何の効果もなし。次はダダシの高めのクロスにシャムサエがなんとヘッディングで合わせ、イランの2点目が入る。
日本の攻撃的なセット(マイナス相根、プラス木暮)が交代で入っても、形勢は2セット目のイランが依然として有利。今度は市原からボールを奪ったヘイダリアンにフィードされたハシェムが決めてイランの3−0になる。相根の待望の登場も空しく、パルティアザールからのパスを日本のエリア内で受けたシャムサエが当てただけでイランの4点目をゲット。

写真:Allsport/Stanley Chou |
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(第13回以降につづく) |