プラヤスが緒戦で実力を発揮し、続く二試合でバレンシアをホームで迎える
カップ戦の準決勝でバレンシアを沈めて、レギュラー・シーズンでもバレンシアを二度も破ることによって2位に留めたのは、ほかならぬプラヤスだったので、このニチームが決勝シリーズで対戦することは宿命の対決というべきだろう。とはいえ、バレンシアのホームの緒戦でプラヤスが選手層の厚さと実力の差でものを言い、6−2と快勝し、次の二戦目と三戦目をホームのカステヨンで戦うことになった。プラヤスにとっては、あわよくばシリーズを三連勝でスピード優勝できそうだというお膳立てであった。
2試合目が行われる当日の6月15日に、私と家内は友人のペドロ(バルセロナ在住)と車でバルセロナから約2時間半のドライブでカステヨンの町に乗り込んできた。何せ時速150キロでぶっ飛ばしても追い越されてしまうスペインの高速道路なので列車に負けないタイムで動ける。
カステヨンという都市は静かだった。高層ビルも派手な歓楽街もないが、小奇麗で上品な個人商店が建ち並ぶ佇まいは地方都市らしいし、夕方になると多くの人々がパセオという散歩をする。そういう古い伝統も守られているところも都会と感じが違う。決して目立つ町ではないのに、カステヨンの人々が抱くローカル・プライドがプラヤス・デ・カステヨンの強さに直結し、ひいてはスペイン代表を世界一の座に上げさせたことを考えると、一フットサル人としては感慨深いものがある。
僕らはホテルから試合会場の Ciutat de Castello にほんの数分で着いたが、周りにはバーや道端で気勢を上げるサポーターがさすがに大勢おり、スペインらしい熱さがひしひしと伝わる。寂しいことに、会場の中に入っても、皆が身に付けているプラヤスのユニフォームを置く売店がない。ピン類やトレーナー数着が置いてある程度だが、店員の話ではプラヤスが今年も好調なので関連グッズは既に売り切れ状態だったという。ただ、この手のものは町のスポーツ用品店で手に入らず、試合会場でしか買えないらしい。
我々が関係者と会い、VIPの特等席に案内された。Ciutat de Castello の室内は大型の電光掲示板が天井中央からぶら下がり、観客席も急斜面にあり、4500名キャパの割にはかなり迫力がある。それに負けず、サポーターのドンちゃん騒ぎも絶好の雰囲気作りに成功し、決勝シリーズにぴったりのムードの中で両チームの選手と審判団が登場した。
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申し分のない素晴らしい雰囲気の中で両チームの登場である。プラヤス・カラーである白と青が基調となっている。 |
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Ciutat de Castelloはほぼ満杯状態で、バレンシアが60キロ位しか離れていないのに、観客の95%がホームのプラヤスのサポーター。 |
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