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【フットボール・サラ体感旅行記】

トレドの街角
第3回 <前へ 次へ>

2−3.マドリードまでの帰りの道のりも遠かった・・
これもトレドの街並み
今朝、マドリードからトレドまで来た時はノンストップで1時間くらいで着いた。我々はバスに乗ればまた同じように「帰れるだろう」と考えてしまった。

バスは高速道路(?)をすっ飛ばした。車内は混んで無いのでうとうとしながら結構快適。
はっと目覚めると、出発してからそろそろ1時間経とうとしている。「うーん、マドリードまであとどれくらいかな?」と思うと、なんかバス停に止まっている。見たこともない街だった。バスはそれからまた高速に戻った。しばらくするとまた降りてバス停に止まるのだ。

そう、このバス各駅停車していたのだ。

行きの倍くらいの時間を費やしてバスは首都マドリードにやっとこ戻った。


2−4.プレーオフの会場にて
プレーオフの会場は、先日、レアルマドリードの100周年記念試合で、日本代表がスペイン代表と対戦したトレホン市のパルケ・コレドール。会場に到着した時、既に試合は始まっていたが、その会場の熱気に息を呑んだ。



【上】応援の垂れ幕が所狭しと
【下】「HOME」「AWAY」と書かれたスコア板
ゴール裏には熱狂的なサポーターが太鼓や鳴り物でビンビン応援。また、でっかいそろばんのような不思議なじゃらじゃら鳴り物まで登場し、ホームのアンテナトレスの応援はかなり熱かった。

前半をアウェイのMRAがリードするという意外な展開で折り返し、会場はやや異様なムード。

しかし後半これをあっさりひっくり返す。

2−4−1.「フットボール・サラ」の世界
試合は思っていたよりも、個人技で仕掛けるシーンも多く、「スペイン代表の戦い方=リーグでの戦い方」というわけではないんだな、という印象を受けた。一番の驚きは、やはり「スローイン」だった。頭ではわかってはいたが、その様を実際に見るのは生まれて初めてだったので、強烈な違和感を覚えた。

特にコーナー付近からのスローインは、即得点・失点へと繋がるシーンなので、ポジション争いがすさまじい。
実際この試合でも相手の動きにつられて少しGKが前に出過ぎたところを走り込んできたアンテナトレスの選手がスローインからヘディングで決めるというシーンがあった。まさに一瞬の出来事。サッカーともフットサルとも違う「フットボール・サラの世界」がそこにはあった。

2−4−2.パルケ・コレドール
パルケ・コレドールの入り口。
この位置はスタンド最上部と同じ高さ。
会場となったこのスタジアムは、「パルケ・コレドール」というショッピングモールのような人々が集う場所にあった。会場は一般の市民が利用する体育館というよりも、スポーツイベント用の会場といった感じ。

3000人は入りそうな大きさだ。
この日は、アウェイ側のゴール裏までは一杯になっていなかったが、それ以外は客で埋まっている。

この日は、年間を通して行われる Liga National Futbol Sala (LNFS) の上位8チームによるプレーオフ準々決勝の一試合が行われていた。

プレーオフは、リーグ戦の1位と8位、2位と7位といった具合でホームアンドアウェーで競われる。


得点が入るとこの人たちが一斉に
立ち上がる!
世界的には、LNFS のトップチームと言えば、Caja Segovia(カハ・セゴビア)、ElPozo Murcia(エルポゾ・ムルシア)、Playas Castellon(プラヤス・カステジョン)がよく挙げられる。

LNFS にはプロリーグとしては、1部の Honor というカテゴリと、2部の Plata というカテゴリに分かれる。

2001年、2002年シリーズの Honor のリーグ戦結果は以下の通りだった。(9位以下は省略)
  1. ElPozo Murcia
  2. Playas Castellon
  3. Mir Martorell
  4. Antena3 Boomerang
  5. MRA Ingetam Xota
  6. Valencia Vijusa
  7. Caja Segovia
  8. Atco.Boadilla FS

【Antena3 Boomerang】
【MRA Ingetam Xota】
今回、パルケ・コレドールで観戦したのは、4位の Antena3 Boomerang(アンテナトレス)と5位の MRAのプレーオフの試合だった。

前半のホームのアンテナトレスがリードされたが、後半逆転するという、ホームのサポーターには溜まらない展開となった。結果的に9対4でアンテナトレスが勝利した。

アンテナトレスはホームにもかかわらず完全に引いて守って速攻を仕掛けていた。

元来の技術の高さから、試合の精度とスピードは桁はずれだが、それにスローインやスライディングのルールが入るので、試合の展開はフットサルのそれとはやや違う印象を受けた。確かにこのルールは見ている者には面白いかもしれない。

入場は有料だが、試合始まって時間が経つと、タダで見れるようだった。値段はいろいろあるようだが、300円から600円程度らしい。

会場には女性が非常に多いのに驚いた。私は三脚を据えて試合の模様をビデオ撮影していたのだが、ホームのアンテナトレスの得点が入るたび(というか、入りそうになると)に、みんな一斉に立ち上がるので、後でビデオを見ると、得点シーンがほぼ全く撮れていなかった。。ショック・・・

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