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【フットボール・サラ体感旅行記】
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トレドの街にて |
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第2回 <前へ 次へ>
1−3.停電とのたたかい
このホテルはス−ぺリアなので、泊まる部屋はすこぶる広く、かつ上品なムード。
洗面所とシャワールームを隔てる壁がすりガラスだったりする。
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ホテルの自室からの朝の風景。
マドリードは緑の多い街だった。 |
「いやあ、20数時間かけてやってきたのだから、もうこれくらいじゃないとね」などとぐったりしながら今日のレポートを書いていました。スペイン語わからないのにサッカーやってたのでテレビをつけていた。
すると突然「バチン」と鈍い音がして部屋が真っ暗になった。
のんきにも「いけね、電気使いすぎたかな?」と、携帯電話を明りにして部屋の入り口付近をごそごそと探索。するとドア右側上部に電気のブレーカー盤を見つけた。しかし、何度見ても部屋のブレーカーはどれひとつ落ちていない。
おかしいな?と思い廊下に出て見ると非常灯以外全て消えていたのだった。
私のPCは、ノートだが電池寿命が異様に短い。下手をすると10分くらいで切れてしまう。慌ててホテルのフロントに問い合わせた。「今全館停電中です。10分程度で復旧します」という主旨のことを言われた。
スペインの10分はこんなに長いのか!と思う程度に待つと、電気が戻った。既に電池切れしたPCの電源を入れ、その日のレポートを書き終えた。既に夜中の3時を過ぎていた。
2.マドリード〜トレド
2−1.トレドでのひととき
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| トレドの静かな街並み |
21日の朝起きると、外は非常に良い天気。
この日は盛りだくさんのスケジュールの中で、比較的ゆっくりと観光(?)できる唯一の日。
マドリードからバスで1時間ほど揺られると、古都トレドに行くことができる。
私が出発前にチェックしたところによると、このトレドという街は、16世紀までスペインの首都として栄えたところで、街全体が「世界遺産」に指定されているらしい。日本人観光客にも非常に人気のある街である。
当時のヨーロッパの都市は、防衛に重点を置いたために、川で囲まれた山の上に築かれたらしく、このトレドもタホ川に囲まれた山の上にある。中世の面影がそのまま残る美しい街だ。
さらにものの本によれば、紀元前から存在する街であり、いつ頃から発展したのかは不明らしい。西暦711年にスペイン南部から侵入したイスラム教徒によって占拠され(日本では奈良に平城京が建設されたころ)、1085年の「レコンキスタ」(スペイン国土回復戦争)によって、キリスト教徒が盛り返し、以降イスラム、ユダヤ、キリスト教徒が共存したとのこと。(その後、西暦1400年代に時の国王がユダヤ教徒とイスラム教徒を追放したらしい。)
そういう異文化の交流が様々な様式美の建造物をつくり出し、現在の美しい街となったのだそうだ。
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昼食を摂ったレストラン。
ここの中庭に入っていくのだ。 |
観光の街だけに、おみやげ屋さんが通りに並んでいる。
レコンキスタの名残りなのか、「刀剣」のおみやげが圧倒的に多い。よおく見てみると日本の刀なんかが置いてあったりしてこのへんはご愛嬌という感じ。
またこの刀剣がレプリカにしては本当によくできていて、このご時世にとても税関をとおれそうにもないシロモノだった。
この日の昼食にシャングリラというフルーツリキュールを飲んだ。口当たりはいいのだが、物凄く甘くてそれでいて結構酔う。
昼間からそんな状態で街を散策して過ごした。そんな風にのんびりと心地よく過ごすのはこれで最後になることをその時の私は知る由もなかった。。
2−2.地平線に向かってひたすら走る恐怖
昼食後、JOMAというスポーツメーカーの見学に連れていってもらった。「車で15分」とJOMA社のジェマさんは言ったが、150km/hオーバーで飛ばして小一時間はかかっただろうか。。。。
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恐らく後にも先にも日本人でここを
訪れるのは我々だけであろう・・・ |
ひたすら続くワイン用ぶどう畑の向こうに地平線を見ながら、いくつもの集落を超えて我々は目的地に着いた。集落を超えるたびに、「まだなの?」という感じだった。
JOMAは今日本に入ってきているサッカーやサラ用のシューズなどを中心に製造販売しているスポーツ用品メーカーだ。
社屋はまだ建築中らしく至るところがコンクリート剥き出し。トレドからこれだけ離れているのだから、相当土地の値段も安いだろうが、何もこんな遠いところに社屋建てなくても・・・工場もあるからなのかもしれないが、日本で言えば、東京から古都・鎌倉に連れてきてもらって、「車で15分」と言われ南足柄あたりに連れてこられたような気分だった。
用事が済んだらまたジェマさんの車で小一時間ぶっ飛ばしてトレドへ戻った。トレドのJOMAショップでいろいろと買い物をしてジェマさんと別れた。(その一部はプレゼントしました!)
この日の夜マドリードでリーガナショナルのプレーオフ、準々決勝が行われるので、慌ててバスに乗り一路マドリードへ急いだ。まだまだ1日は終わらないのだ。。。
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