第7回全日本選手権大会関東予選情報

予選リーグ
※先日ご紹介した組み合わせから一部修正が入りました。

12月8日(土)・予選リーグ終了!!
予選リーグ全結果掲載 決勝トーナメント準々決勝まではこちら
準決勝決勝の結果

◆関東大会まとめレポその2◆
◆関東大会まとめレポその1◆
P.S.T.C.LONDRINAが全国へ!!

12月8日、9日の2日間に渡って山梨県甲府市で開催された全日本選手権関東大会。決勝に残るチームは2日間で15分プレイイングタイムを5試合戦うという過酷なサバイバルレースとなった。
「決勝の舞台に立っている時、どれだけ負傷者、退場者がいないかが勝敗のカギ」だった。

LONDRINA - GALO 戦「利かなくなったプレス」
彼ら自身も言っていることだが、関東大会のヤマ場はなんといっても準決勝の GALO FC TOKYO 戦だっただろう。関東リーグ、SuperLeague でしのぎを削りあう両チームは、当然互いのことを知り尽くしている。

この大会4試合目を戦う両チームにとって、体力的な負担が試合の行方の大きなカギを握り始める。もう一方のコートで行われていた PREDATOR とコウノトリFCの試合も同様だった。(そして決勝も・・)

前半、プレスの利いた守りを展開していた GALO FC TOKYO は2対0のリードで前半を終える。しかし後半に入ると、これまで獅子奮迅の活躍を見せてきた村松ら GALO FC TOKYO の中心メンバーの動きがやや重くなっていく。

「後半はプレスが利かなくなって振り回されるようになってしまいました。」村松本人が振り返るように、プレスが利かなくなったことで、 LONDRINA 選手にトップスピードに乗る余裕を与えてしまった。村松と交代できるフィクソの存在が GALO FC TOKYO の課題かもしれない。

そうなるともう捕まえられない。加速前につぶせた前半とは打って代わって、トップスピードの LONDRINA は止まらない。

GALO 関の投入も
GALO FC TOKYO は、怪我で戦列から離れていたアジア選手権日本代表の関を投入する。太もものサポーターも痛々しい彼は、状況を打破しようと試みるが、100%には程遠かった。

今回、関の役割を代わって果たしたのが高砂かもしれない。荒削りながらも、ボールをもらってから相手ゴールまでの最短距離を強引に突破しようとするスタイルは見ている者をどきどきさせる。彼は前半の2点目を叩き込んでいる。


試合後に愛娘を抱く横澤選手。左は豊島選手。

ターゲット試合の絞込みに成功した LONDRINA
LONDRINA は GALO FC TOKYO との準決勝に全力を傾けた。とにかく GALO FC TOKYO を超える。その1点にチームがひとつになった。通常優勝を狙うチームがペース配分を考えた場合、どうしても5試合目に照準を合わせてしまいがちだが、 LONDRINA は違った。

GALO FC TOKYO を倒した LONDRINA が決勝で相対したコウノトリは、 LONDRINA 以上に消耗していた。そして、次の無い決勝では「気持ちでやるだけでした。」と横澤が振り返った通りの試合をした。

「もう次はない、という試合とそうでない試合とでは知らないうちに選手の動きに影響する」と PREDATOR 塩谷監督が準決勝後にコメントした通り、 LONDRINA は最後に力を振り絞った。

コウノトリとの差は、極限で力を出し切れるかどうかの違いだったかもしれない。コウノトリに余力が無かったとは思えない。しかし、それを振り絞って戦えなかった。


今年の関東大会を振り返って
全体的にレベルが上がったことを感じる大会だった。山梨の VERELO や pokkuri といったこれまで関東ではあまり知られていなかったチームが台頭してきているのを実感した。

特に VERELO は、準々決勝で LONDRINA を2対3と苦しめている。流れ次第では勝敗は分からなかった試合だ。


LONDRINA - VERELO

そして、集中開催なので、チームとしての層の厚さが問われる大会であることを改めて感じた。同レベルのセットを2つ用意できないと厳しい。 LONDRINA は若手の成長と、年間リーグでの強化活動を通じてレベルの底上げに成功した。

彼らが常に謙虚さと危機感を持ち合わせた結果だろう。


そして全国へ・・・
LONDRINA は全国へ初の出場を果たす。監督兼選手の関野は Azul 時代に一度全国で準優勝しているが、その他の選手は全くの未経験。
一昨年、同じ神奈川から全国へ進んだ WinningDog は、4位という結果に終わっている。審判ともめ、退場者を多く出すという苦い終わり方をしている。

全国大会には関東とは全く違った雰囲気がある。そして、FIRE FOX や BORDON といった百戦錬磨の常勝チームが待っている。日本で最もフットサルが盛んな地域関東の代表として、持っている全てを全国で披露して欲しい。

(終わり)


◆関東大会まとめレポその1◆
どん底から這い上がった!


決勝戦。コウノトリFCは、準々決勝で BlackShorts に延長戦の末Vゴール勝ち。準決勝 PREDATOR では前半2点リードされながらも後半ひっくり返した。
試合の合間には、前の試合で相手チームが使った戦術を反復練習をしながら、試合ごとに強くなる。筑波大サッカー部のトップサッカー選手たちの体力・吸収力には驚愕するばかりだった。しかし、そんな若いパワーも既に底をついていたのか。
前半の序盤から、 LONDRINA 横澤、長谷川らの動きにコウノトリは全くついていけない。ビュンビュン走り回る LONDRINA は前半だけで6得点。
後半に入っても3得点を重ね、DFではコウノトリを零封し、完全優勝を飾った。


歓喜の LONDRINA

「うちのチームは家族なんです。」
決勝戦後に監督も努める関野選手が語った。「去年、県予選1回戦で敗退してから1年間。選手達はよくついてきてくれました。チーム内もいろいろあって本当にきつい1年だったけど、うちはチームが家族のように仲がいいんです。」
当時はまだ無名だった BlackShorts にまさかの県予選トーナメント1回戦で敗退した。関東大会、全国大会といつも友人のチームを応援していた。その舞台に自分達が上がれない悔しさをどれほどのものだったか。

チーム結成当初、とにかく点を取りまくるチームだった。守りはまあまあ、という程度だった。しかし選手権予選敗戦を機にチームは本当の強化に入っていった。


チームを引っ張ってきた関野選手と奥村選手

SuperLeague、関東リーグ
彼らのチーム強化にリーグ戦の参戦の効果は大きかっただろう。そこには日に日に守りを強化し、より確実に試合を運ぶ LONDRINA がいた。どんどんチームとしての形が出来上がっていった。
「あの敗戦は逆によかったんです。」奥村選手も振り返る。今回の関東大会前に足を負傷。初日のリーグには出場せず、2日目に備えた。チームを信じていたからこその決断だ。

若手の成長
今大会、最も驚いたのが長谷川選手の成長ぶりだ。まだ20歳の長谷川は、大事な試合で中心的な役割を担い、それを見事に果たした。今大会、足の骨折で出場できなかった主力の大地に代わり、ゲームを組み立てた。
その堂々としたプレーぶりにはただ驚くばかりだった。。

さらなる LONDRINA レポートと、大会の全体に関するまとめはまた明日。。

表彰を受ける奥村と関野

表彰を受けるコウノトリ 決勝を戦った両チーム

<準決勝>
PREDATOR 3-5 コウノトリFC
先制はコーナーから帖佐!ゾーンで守ったはずのコウノトリは巧みな動きで翻弄しネットに突き刺した。
コウノトリは猛攻。これを岡山、岩本、嶋根が抑えにかかる。コウノトリはキープ力が高い。序盤支配したのはコウノトリだった。ボールを奪うのもうまい。
しかしフットサルの試合巧者は明らかに PREDATOR だった。速攻時に得たFKを嶋根が叩き込み2対0とした。
流れでは PREDATOR はなかなかマイボールをキープしきれない。囲い込むのがうまいのだ。うまくゾーンを消される。
しかしダイレクトで PREDATOR が組み立てる時は PREDATOR のいい形ができる。非常にいい試合だ。
前半はこのまま2対0の PREDATOR リードで終了する。

後半岩本がバクハツするか?!
ここへきてコウノトリの強引さが目立つようになってくる。
しかし、 PREDATOR は実は非常に得意なカウンターを仕掛けまくる。
PREDATOR 久しぶりに攻め込まれてのカウンターという試合展開。真骨頂が発揮できるというものだ。しかし、コウノトリ石川の体の使い方激しさは素晴らしい。
そして後半5分、コウノトリが1点を返す。淡々とゴールを攻略してくる。。
さらに6分、右からのフリーキックが PREDATOR DFに当たり2点目。同点とした。ここにきて試合は振り出しに・・
PREDATOR は速攻を狙うが、攻めがやや淡白か。キープ率が低い。コウノトリはベンチの人数が少ないのだが、よく走る。底なしだ。そして、コウノトリ石川が左から逆転弾を叩き込んだのだ!さらにさらに前がかりの PREDATOR に対して速攻をしかけるコウノトリは11番が追加点となる4点目を挙げた。4対2。
さらに5番石川が追加点を挙げ5対2。 PREDATOR は岩本が1点を返すも5対3でコウノトリが勝利し、決勝へコマを進めた。

<準決勝>
P.S.T.C.LONDRINA 4-3 GALO FC TOKYO uhlsport
先制は GALO FC TOKYO 草木。横田から供給された絶妙なパスを受けて決めた!
その後試合は膠着状態が続く。そして13分、これまで怪我で出場していなかった GALO FC TOKYO 関がピッチにたった。かなりひどい怪我だと聞いているが彼はそれを感じさせない気迫こもったプレーを連続している。比較的ラフなプレーが目立つこの試合だったが、残り2分で LONDRINA のファイブファウル。1本目は河上外す。2本目も河上ガ外してしまう。都予選、昨日と GALO FC TOKYO は第2PKを決められない。。。
しかし、 GALO FC TOKYO の高砂がここで大きな仕事をする。ひとりで強引に持ち込んでゴールする。沸く GALO FC TOKYO 応援団。
こうして2対0で前半を終了した。

後半に入ると試合は積極的に前に出てきた LONDRINA ペースに。そして前半3分奥村が左サイドがネットを揺らす。1対2。
さらに8分、今度横澤が同点を決める。2対2。そしてその直後 LONDRINA 豊島が逆転弾を打ち込んだ。3対2の LONDRINA リード!
しかしこの日もスーパープレーヤー村松が試合を引き戻す。後半11分、コーナーから村松が放ったシュートはネットに付きささり3対3の同点となった。
その後凄まじい(ややラフ)な攻防の末、 LONDRINA が4点目を挙げこれが決勝点となって LONDRINA が決勝にコマを進めた。