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【HYOGO OPEN 2005/阪神・淡路大震災10周年記念事業結果!】 2005.4.30.
〇平成17年3月19日(土)〜20日(日)/神戸ワールドホール〇

>レポート:いちごおさん

3/19(土)〜20(日)、神戸市・ワールド記念ホールにて、HYOGO OPEN 2005/阪神・淡路大震災10周年記念事業が行われた。

今回の大会は阪神・淡路大震災から10年を迎える神戸市の復興をアピールするとともに、さらに昨年10月、新潟県中越地震で被災した、新潟県選抜を招待し激励する、という意味が込められている。

今回は、関西からは大阪府、和歌山県、2月の六府県選抜で勝利し出場権を獲得した滋賀県、もはや常連となった東京都選抜に加え、満を持してやってきた埼玉県選抜、北信越地域からは石川県、四国地域からは今回は愛媛県、中国地域からは広島県、九州からは鹿児島県と、顔をそろえた。

3月19日(土) 予選リーグ
Aグループ
和歌山 広島 東京 勝点 得点 失点 順位
和歌山県選抜 2-7 3-13 0 5 20 -15 3
広島県選抜 7-2 1-9 3 8 11 -3 2
東京都選抜 3-1 9-1 6 22 4 18 1

和歌山県選抜

広島県選抜

東京都選抜

Bグループ
大阪 石川 埼玉 勝点 得点 失点 順位
大阪府選抜 4-0 1-4 3 5 4 1 2
石川県選抜 4-1 1-8 0 1 12 -11 3
埼玉県選抜 4-1 8-1 6 12 2 10 1

大阪府選抜

石川県選抜

埼玉県選抜

Cグループ
兵庫 鹿児島 新潟 勝点 得点 失点 順位
兵庫県選抜 3-0 5-0 6 8 0 8 1
鹿児島県選抜 0-3 1-4 0 1 7 -6 3
新潟県選抜 0-5 4-1 3 4 6 -2 2

兵庫県選抜

鹿児島県選抜

新潟県選抜

Dグループ
滋賀 静岡 愛媛 勝点 得点 失点 順位
滋賀県選抜 5-3 12-2 6 17 5 12 1
静岡県選抜 3-5 9-1 3 12 6 6 2
愛媛県選抜 2-12 1-9 0 3 21 -18 3

滋賀県選抜

静岡県選抜

愛媛県選抜


3月20日(日) 順位決定戦
T ピ ッ チ (手前側)
時間 符号 チーム名 結果 チーム名
09:30 順位決定1 和歌山県 3-1 愛媛県
11:00 順位決定3 広島県 1-5 大阪府
12:30 順位決定5 東京都 7-5 兵庫県
14:00 9位決定  和歌山県 5-0 石川県
15:30 5位決定  静岡県 5-7 大阪府
17:00 優勝決定  東京都 5-4 埼玉県

U ピ ッ チ (奥側)
時間 符号 チーム名 結果 チーム名
09:30 順位決定2 石川県 5-2 鹿児島県
11:00 順位決定4 新潟県 3-5 静岡県
12:30 順位決定6 埼玉県 2-0 滋賀県
14:00 11位決定 愛媛県 3-7 鹿児島県
15:30 7位決定 広島県 9-5 新潟県
17:00 3位決定 兵庫県 4-3 滋賀県


【試合レポート 準決勝 東京都 対 兵庫県】
〜20分ハーフ(プレイング)〜
東京都選抜 兵庫県選抜

 HYOGO OPENや全国選抜の準決勝などで、何度となくこの2チームの戦いを見てきたが、いずれも東京都が勝利してきた。HYOGO OPEN(2003:2-0,2004:4-2)、全国選抜(2003:4-1,2004:3-2)
このような選抜大会で、こんなにも対戦している組み合わせも、そうはないだろう。

東京都スタート:C岩田、N関、I横山、D完山、@角田
兵庫県スタート:A安田、G久保河内、D能村、J水口、K上村

 開始1分に先制したのは東京。D完山が右サイドでの1対1でのフェイクで簡単にDFを外して、ちょっとドリブルしてのシュートは、完山のちょっとしたフェイクで、ファーのコースを切りに行ってしまったGK上村の逆をついて、ニアをついたシュート。

 その後、兵庫は、監督が指示をしたあとすぐに交代を行い、(G久保河内→F政次、J水口→L今川)前からプレスをかける。

 これが利いたか、4分に兵庫の左サイドが空いて、底のD能村からたてに長くて速いパスがL今川に通り、フリーでシュートを打つも、これは東京GK@角田がきっちりと防ぐ。

 その後も兵庫県が前からプレスをかけながら、PIVOのF政次へのパスを狙っていた7分、東京都C岩田がそのF政次を倒し、PA近くでの直接FKが兵庫県に与えられ、これをF政次が蹴る。政次は、GKが右に陣取り、逆の左の壁とゴールとの間にできたほんの少しの隙間に決め、兵庫県が同点、8分には兵庫県E宮田が前にいたA安田に縦パスをいれ、それをドリブってファーにシュートするもこれは枠外。9分、東京都H三井が兵庫の守備を突破し、ゴール前に来たところで、兵庫県GK上村が飛び出してクリアしようとするも、長い足がH三井にからめてしまい、イエロー。

 その直後、またもや突破をはかった東京都A西野が、良い感じでゴール左へ、GKとの1対1をよく見て、GKの左脇を狙って決まる。2−1。

 兵庫県は、12分に5ファウルを達成し、15分には、東京都が2ndPKを取得。これをD完山がGKの上を狙う強くて速いシュートで、GK上村の手を弾き、ゴール。3−1。

 兵庫県は、18分にF政次がいい場面で飛び出してカウンター、3−1の場面でF政次は自分でシュートをするも、これは、GK角田のナイスセーブでピッチ外へ。

 さらに、19分にも東京都は2ndPKを取得、これまた完山がグラウンダーでゴール右に決め、4−1と兵庫県を突き放す。

後半:
東京都スタート:C岩田、N関、D完山、I横山、K渡辺
兵庫県スタート:A安田、L今川、J水口、D能村、K上村

 後半、膠着状態が続く。ともにGKがよいため、なかなか点が入らない。
 試合が動いたのはようやく7分。左サイドからの突破を受け、センターで東京都N関がダイレクトでシュートし、さらに追加点。5−1

 9分にはなかなか突破できない事にいらだったのか、兵庫県G久保河内が、異議と反スポで一気に2枚イエローをもらい、レッドで退場。

 その3人の時間中、11分にL今川が一人でカウンターをかけ、GK渡辺と1対1のところで、L今川のシュートをGK渡辺が足でクリアしようとするも、そのボールがL今川にあたり、そのあたったボールがゴールに行ってしまい、兵庫県がようやく追加点。5−2。

 3人DFが終了した12分、兵庫県がタイムアウト。

 話は飛ぶが、2005年のルール改正で、タイムアウト時の交代はできない、ということになったことはご存じの方も多いと思う。

 なので、たとえば、セットを変更するときには、タイムアウトを使用できず、やはり1〜2人ずつ変えていって、次のタイミングで残りを変える、ということしかできなくなった。(2004世界選手権のアメリカみたいに、タイムアウトをとらなくても一瞬で全員を変えるという荒技をこなすことができれば別だが(笑))
しかし、この兵庫県は、パワープレイの為にセットを変える必要があったらしい。

 で、この兵庫県がとった作戦が。

 1.リスタートの地点が、エンドラインに近い自陣であったので、そこにFP1人がボールをセット。
 2.GKを含めた他の4人の選手は、ピッチ内の交代ゾーン近くに全員待機。
 3.1の選手が、長い浮き球のボールを蹴った瞬間に交代ゾーンの近くにいた選手が交代した

というアメリカ顔負けの選手交代を行ったことも、珍しい事ではある。

 このとき、2の時点で、不審に思った主審が「始まりますよ、ちゃんとポジションついたら?」みたいに促したのだが、その時、交代ゾーン近くにいたピッチ内の選手が「いやいや、ここ、ピッチ内ですから。僕たちここでいいんで」と言ったような感じだったのが、ちょっとおもしろかったポイントである。

 ちなみにこのパワープレイのGKはF政次。
 所属するチーム(神戸ハーバーランドクラブ)でも、全日予選などでパワープレイをしているだけあって、そつがない。(ちなみにこのF政次は、昨年の全日兵庫県予選の三位決定戦で、引き分けの際のPK戦でもGKをやったという、かなりの強者)パワープレイの方法はオーソドックスで、センターにいるGKが右や左サイドに振り分けたり、PIVOが見えたらPIVOにあてたり、といったようなもの。

 これが功を奏したか、やはり兵庫県がちょっと優勢になってくる。9分には左からのシュートをN奥隅が狙うなど、兵庫県の攻撃も増えてきた。

 14分には、A安田が、カウンターから得意の角度で、右からのシュートが決まる。5−3。

 しかしその1分後には、キックインの浮き球をM小山がトラップした瞬間横にずらしてシュート。これが決まって6−3.さらにつきはなす。

 さらに兵庫県が疲れた、と思えたところで、18分東京A西野が、右からのパスをうまく守備を外してシュートが決まる。

 残り2分を切って兵庫県の猛攻。左サイドからの突破からファーに蹴るも、これは、東京GK/渡辺がナイスセーブで外に。さらに右ペナルティまでもってあがったD能村が左にペナルティラインにいたN奥隅にパスするも、これはゴール枠右に外れる。いよいよ時間がなくなった兵庫県は、残り46秒にA安田が、残り15秒で、L今川がシュートを決めるも、さすがにこれまで。

 結局7−5で東京都が勝利した。


【試合レポート 決勝 東京都 対 埼玉県】
〜20分ハーフ(プレイング)〜
東京都選抜 埼玉県選抜

 戦術の多さで圧倒する東京都と、派手な戦術こそないものの、個人技術の高さでは参加チーム中群を抜く埼玉県。

スタート:
東京・B広瀬、C岩田、D完山、I横山、@角田
埼玉・I中村、L烏丸、F庄司、A青山、@鷲足

 序盤から東京が果敢に攻め上がる。

 2分、東京I横山が左サイドをドリブルでもちあがってそのままシュート。これが先制点。

 が、その1分後、今度は埼玉県L烏丸が、GK@鷲足の長いクリアランスボールを投げると、前を向きながら綺麗にボレーであわせて、ゴール。1対1。

 東京は、非常に攻撃の時には非常にワイドに攻めるのだが、守る埼玉県も、東京の戦術にきっちりあわせられていると言うところもすばらしい。

 東京都は、I横山・M小山のPIVOを軸に、機動力のあるE久光・G吉成が、ドリブルしてかき回す。。これにC岩田・N関のプレスが加わり、あつい攻撃。

 埼玉県は、トラップの正確さを武器に、スペースにボールもらって、かき回すと言うよりも、パスを正確につなげて、シンプルにゴールまで持っていくような攻撃。

 8分。埼玉県の選手が突破し、最後のDFを抜いた瞬間、東京都GK@角田がタイミングよく飛び出してそれをクリア・・しようとしたボールが、相手選手にあたり、またもや、ルーズボールが東京ゴールの中に。1−2。

 しかしその直後、キックオフから、東京都H三井が突破し、同点ゴール!

 ここから若干膠着状態。それというのは、非常に両チームの守備がいいことと攻守の切り替えが抜群に速いこと、そしてGKのセーブのすばらしさ、特に埼玉県GK@鷲足のナイスセーブが光る。元々サッカーGKで、大学リーグなども経験しているようなので、ハイボールは言うに及ばず、ゴール前の混乱した状況や、ミドルへの対応にもすばらしいセンスを見せる。芝生でない、体育館の床であるというのに、キャッチしたまま、横の体勢でそのまま落ちて、痛くないのか?

 前半残り3分で、埼玉県が相手陣内の右サイドのキックインからちょっと出してもらってI中村が左サイドネットに突き刺さる、非常にコントロールのいいシュートを決め、埼玉県が一歩リード。

 19分、小津にイエロー。

 前半は2−3で埼玉県リード。
 後半、スタート、埼玉県は前半のファーストセット。東京都は前半のファーストセットのFPにK渡辺を起用。渡辺の”レーザービーム”と称される、速いクリアランスからの攻撃を行うか。

 開始直後、埼玉県が右サイド奥から、たてのI中村にパスをだし、中村がすぐにセンターのL烏丸にパスをだしてそれをダイレクトで決め、さらに埼玉県が追加点。

 しかし、2分、東京都の反撃。FIXOの岩田から長いパスがPIVOのI横山に入り、それを振り向いてシュートを放ち、東京都が追い上げる。

 さらに4分には、今度はA西野が右サイドを突破し、軽く外側にボールを動かしすかさずシュート。これが綺麗に入り、東京都、同点に持ち込む。

 この後は、東京都はM小山をトップの高い位置に置いて、K渡辺のクリアランスを受けて展開しようとするが、小山に通った後がつながらない。この辺はきっちり東京都の戦術を読んでいる埼玉県の守備が光るところ。

 8分にもM小山がボールを受けて、E久光がDFの裏に入って、パスにあわせようと滑り込むも、惜しくもあわず。点がようやく動いたのは後半14分。東京都のシュートを埼玉GK@鷲足がナイスで弾いたところに詰めた東京G吉成が、GKを避けて、ちょっとターンしてシュートしたのが決まり、東京都が逆転!

 その後、後がなくなった埼玉県は果敢にも攻めるも、C岩田、N関の守備に追加点を決められず、結局5−4で東京都が昨年に引き続いて優勝した。


 今回の、この決勝はスピードの速さと、個人技術レベルの高さから非常に見応えのある好ゲームとなった。代表合宿と重なったおかげで、東京都は選抜チームのほとんどの選手を変更せざるを得なかったようだが、ビッグネームはいなかったものの、それでもこれだけのレベルを集められる東京都の層の厚さを見せつけられたし、関東リーグ所属の選手がほとんどいない埼玉県でも、L烏丸や@鷲足のような優れた選手がいることを今回我々は知ることが出来、非常に有意義な時間を過ごすことができた。

 さらに、この好ゲームを作り出したのは、両チームのレベルの高さもさることながら、試合の流れを決める審判の好ジャッジに寄るところも大きいかと思う。

 今回の審判は、大阪・兵庫を代表するJ審判の平野氏(主審)、柳沢氏(副審)によるもので、割と主要な大会(全日本選手権府県予選等)で吹いたことも多い2人なので、非常にジャッジにも安定感を感じ、まったく試合の流れを壊さずに、スムーズな運びを感じ、観客はまったく審判を意識することなく試合に集中できたと思う。

 昨今、Jリーグでもそうだが、フットサル界でも選手のレベル向上に、審判が追いついていない、という事を非常に言われているが、このような試合をみれば、審判をしている人や選手にとっても、非常に勉強になったのではないかと思う。

 やはり今回も会場がいっぱいになることは残念ながらなかったのだが、このような試合を見逃す、というのは、非常にもったいない、と言わざるを得ないのである。

 このような大会を毎年行っている兵庫県フットサル連盟にはこれからも頑張って頂きたいし、これからも、関西にレベルの高いフットサルを見せてくれるチャンスを作って欲しいと願う。

そのためにも、もうちょっと観客が増えたならなあ・・・と、関西担当としては苦笑するのであった。


優勝した東京都選抜

準優勝した埼玉県選抜

3位の兵庫県選抜


関西フットサル通信 政(つかさ)
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