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トッププレーヤーシリーズ・第2回
木暮賢一郎選手(FIRE FOX)
        に聞く・第5回


・木暮賢一郎プロフィール
1979年11月11日生まれ
神奈川県出身。

【写真は2001年8月に開催された第3回アジアフットサル選手権時の日本代表集合写真。当時、監督に木村和司氏を招聘して話題を呼んだ。木暮選手は後列右端】

第7回全日本選手権の決勝。決勝ゴールを挙げたのは木暮だった。7月に行われた第18回選抜大会の決勝でVゴールを挙げたのも木暮だった。日本代表にも選ばれ、そろそろ国際舞台での活躍にも期待が高まる木暮賢一郎選手に、じっくりと聞いた。

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●木暮賢一郎インタビュー 第5回・「代表の試合では自分自身がダメージを受けた」

フットサルネット:1シーズン越えたら日本一になりました。どう思いました?

木暮選手:順調すぎるなと思いました。

フットサルネット:関東リーグもチャンピオンになって一生懸命やってるやつは全部取ったって感じだよね。

木暮選手:それは嬉しかったですけどね。

フットサルネット:ウイングドックの時は結局4位で終わったんだけど、ファイルでは優勝を知ってるメンバーがいっぱいいたというのもあると思うんだけど、何が一番違いました?選手権を戦っていく過程で4位で終わったウイニングドックとファイルフォックスではなにが一番違ったと思いますか?

木暮選手:やっぱり勝つための”うまさ”みたいなものがあったんでしょうね。オスカーにしても元々いたメンバーにしても、日系人にしても。どうやったら勝てるかとかというのは持ってたんじゃないでしょうかね。

あの時は全試合先制点取ったと思うんですよ。予選の時も全部とってたんで、1度もリードされる事が無かったんで、その時は点を先にとって逃げ切るみたいな部分での自信というか、そうなるんだろうな、という狙い通りになってたんで、そういう意味ではチームとしてはどうやって勝つかわかっていたと思います。

ウイニングドックの時はいきあたりばったりというか、その時はそれで楽しかったというのもあると思うんですけど。今回は勝つためのプランもチームとしてもあったと思うし、個人個人もあったと思うんで。だから良かったんじゃなかなと思いますね。それを表しているのが、やっぱり決勝の1−0。自分たちの狙い通りですね。

フットサルネット:最高なわけですね。1−0で勝つというのは。

木暮選手:そうですね、点を取られないということがチームとしてははっきりあったんで。点を取られなければ最低1点とれば。それが決勝でできたというのはチームの状態が良かった。

フットサルネット:では、話題を変えまして、代表の話。木暮君にとっては代表とはどういうものですか?
クラブチームとしての関東リーグとか選手権とか、年間を通しての戦いもあるんだけど、一方で代表もあって年に何回か召集されるわけだよね。あれっていうのは木暮君にとってはどういうものなのか、特別な思いはあるんですか?

木暮選手:常に代表ということは頭にはありますね。代表に入って国際試合をしたいと、自分が入るようになってから思いますね。そんな経験をしてから。最初は呼ばれてなかった頃は、「代表あるな」というくらいで。自分が実際に入ってからは目標のひとつですね。

フットサルネット:初めて行ったときは木村和司監督の時の?

木暮選手:そうです。その前に1回落ちてるんで。タイでやったやつ。

フットサルネット:2000年でタイでやったやつ?

木暮選手:はい。

フットサルネット:どうでした?国際試合って。国内とは別世界だと思うんだけど。違った?

木暮選手:違いましたね。

フットサルネット:何が違った?

木暮選手:代表選手として日本を代表して行ってる中で、自分の中で課題とかがボロボロ出てきてはいけない、と思うんですけど、自分自身がダメージをうけましたね。

フットサルネット:これもできない、これもできないとか?

木暮選手:はい。

フットサルネット:それはどのチームでやってもそうだったの?

木暮選手:やっぱり精神的な部分での弱さがあったと思うんですけど。

フットサルネット:それは例えば試合で相手とやりあう時に弱気になるとかそういうところ?

木暮選手:そういうことではなくて、合宿とかも長いし、その時は1日二試合やるんですけど、そういう中で自分の試合への持っていき方が、多分下手くそだったんですね。それでいいプレーできなかったら、切り替えが出来なかったりとか。それがあるから代表に対しては、一番イヤな思いがあってそれを取り返したい気持ちは強いですね。

フットサルネット:取り返してはない?

木暮選手:まだ取り返してはないと思います。

フットサルネット:タイガー5があって、レアルマドリーがあって、話に聞いたところでは、あんまり試合に出てないと聞くんだけど、それは実際にそうだったんですか?

木暮選手:そうですね。

フットサルネット:でも、スペインなんかとやってどうだった?

木暮選手:強いですね。結果も結果だと思うし。

フットサルネット:それはかつてブラジルで感じたよな強さとは同じ物だった?

木暮選手:どっちにも通じるというものはやっぱり基本技術。止めて蹴るとか、スピードにしてもフィジカルも含めて、基本的な部分をもっともっと上げていかないと、おいてついていかないな、と思いますね。

フットサルネット:基本っていうのはプレッシャーの中でボールを止められるとか、強くて速いボールを蹴れるということ?

木暮選手:そうですね。

フットサルネット:それは今まで何年かフットサルをやってきたけれど彼らには全然及ばないと、現時点では。

木暮選手:普段の練習の意識の問題もあると思うんですよ。逆に今は基本を大事にするチームも増えてると思うんですよ。戦術戦術みたいなことが多いじゃないですか。逆にそういうようなものが、先行しすぎちゃって。

でもその戦術をやるには技術の高さがないと、やっぱり成功しないと思うんですよ。それを忘れて自分自身もそういうのを持ってたときもあると思うし、戦術戦術といってた時期もあると思うし。自分が代表を経験して思ったことは、戦術うんぬんよりもそれをやるための技術の高さ。

フットサルネット:なるほど。もうひとつ、代表のなかでの自分の役割というか自分のアピールポイント、ここはやっぱり俺なんじゃないかと思うところはありますか?

木暮選手:この1年、代表で色んなところにいって、行く中で昔はチームが勝っても自分がいいプレーできなかったらなんとなくふに落ちなかったりだとかあったけど、今はファイルフォックスでもそうですけど、チームが勝つために自分の力が役立てばいいかなという感じになったんで。

出場時間が少なくても、チームが勝てば出れなくてもベンチから声を出すとか、そういうことだけでも違うと思うし、そうじゃなければいけないなと自分の中で感じ始めたので、自分の持ち味が出せるのは、2の次、3の次で選ばれた中でチームの中で、私生活の面から勝つために雰囲気を作っていかなければいけないと思うし、練習のなかでも。

試合には出れるほうがいいですけど、それはあとからついてくるものだと思うし、まずはチームがいい方向に進むだとか勝つために自分の力が役立てばいいとおもいます。

     (つづく)

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