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■山川太郎のアジア選手権観戦記inマカオ(2004/6/7)

■マカオ記 第4幕 「香港の恋」


 
無事に中国戦を勝利し、ホッとしてスタンドで放心状態になっていると師、朝日男から「香港に遊び行くけど一緒に来るか?」とのお誘い。これはオモロイ事ありそうだと直感した僕は二つ返事。昨日来たばかりのマカオもまだ満喫していないが、「100万ドルの夜景」の国へ冒険です!
 
師と同行していたタイのプロサッカー選手ヒロアキ、一緒に応援の中心になってるGALOのわかん、「しやあくすぅぅ、おれっっ!!」でお馴染みの豊ちゃんも動向。

 
マカオと香港の距離は高速フェリーに乗って一時間。この間は師と豊ちゃんと、今日の応援の反省・日本フットサルの未来について熱いディスカッション。朝日男の先読みの深さに圧倒される。勉強勉強。

 
さあ到着した香港はテレビの通りの国。ネオンピッカピカ!熱気ムンムン!どこへ行くのか、やたらと人が多い!なんかもう、生命力むき出しで「It’s アジア!」って感じ。韓国もそうだったし、この旅では「もっとパワー振り絞って生きなきゃ。」って教えられましたわ。

 
師のナビゲートでまずは秋葉原のデパートみたいな場所へ。あるフロアにはDVDが「これでもか」ってくらいに並べてあって、いわゆる海賊版ってやつがすごい。「ジブリ大全集」と題されて宮崎アニメ映画が10作品ぐらい入って2000円くらいで売られてる。これ知ったら温厚な宮崎駿も怒るだろうなあ。その他サッカーグッズやスニーカーのショッピングに練り歩き、今度は香港でプレーするプロサッカー選手、ダン君(日本人)と合流。

 
なんか見ること聞くこと初めてで、グレートな人たちが次々と登場する。『現実版ワンピース』みたいな旅になってきた。


香港の街並み:この国で誕生日を迎えるとは。

 
その後もダン君ガイドで香港冒険。おすすめのウマーイ中華を食す。ここいらでさすがに3日間合計睡眠6時間のツケがまわってきた。睡魔の波状攻撃に襲われる。「そろそろ帰りたい。。。」と弱気になる僕。意識モーローで「船長、、、次はどこ行くんすか」と聞けば、「居酒屋で香港OL達と合流」との事!女と聞いて急に眠気が吹っ飛ぶ僕ちゃん。「は、早く行きましょうよ!!」。

 
ちょっと変わった合コン気分で行った僕達の前に待ち受けていたのは、なかなか奇妙な3人娘。小田和正ファンの娘、遠目にはかわいいが近寄ると身長180cmくらいある娘、見た目がロナウジーニョにそっくりの娘だった。まるでマンガな感じ。

 
混んでる店内の席が空いてやっと席につけば時刻は12時を回っている事に気付く。という事は今は4月24日、、、なんと僕の誕生日じゃないですかあ!!
乾杯では♪ハッピバースデーの大合唱をしてもらい、祝福のビールシャワーを頭から浴びて全身びしょぬれに。スペシャルでハッピーなパーティが始まりましたー。

 
さて娘達との会話は英語のみ。中学校以来開けてなかったような頭の中の引き出しを、フルオープンにして頑張らなくてはいけないのがまた面白い。隣りに座った和正ファンに香港で流行ってるらしいゲーム(日本で言うせんだみつおゲームみたいなの)を教えてもらう。罰ゲームは万国共通なのかイッキ。負けっぱなしの僕はだんだんといい気分になっていく。



 
そんな楽しい25歳の誕生日。神様はまだプレゼントを準備していた。。。
 
僕はビールを運んできた店員の女の子に一目惚れしてしまうのであった!
 
まさに「ラブストーリーは突然に」。今日はなにかと和正DAYである。


 
ちなみにこの店の店員はフランクで、話し掛けると隣りに座ったりしてくれる。(キャバクラじゃないよ!!)聞けば名をアンシャと言う。なんてキュートなNAME。もう頭の中の引き出しどころか、戸棚の上やポケットの中まで全部引っ張り出して無理やりな英語を喋る僕。
 
するとアンシャはもうすぐバイトが終わるらしい。ぬおぉー、大チャンス。僕たちも次の店に行くから一緒に行こうと誘ってみる。次の日も朝から仕事なの、と断られるが必死に食い下がる僕。

 
「ゴートゥーネクストショップ、トゥギャザー!プリーズ!アイラブユー!」
 
そして全身ずぶ濡れ日本人の熱意は、高い壁を崩すのであった。


 
「そこまで言ってくれるなら行くわ。楽しそうだし。」(想像翻訳95%)

 
次の店ではなぜかサッカーの香港代表選手も合流。後から聞けば店の経営者らしい。
 
もうこの頃には燃える愛情とハイネケンに酔ってすっかり出来上がってる僕。「海外での生水」という絶対的なタブーすら忘れ、瓶ビールを冷やしているバケツの氷水をイッキ飲みしたりしちゃう始末。

 
アンシャは仕事の関係で横浜に来た事もあるらしい。次来た時はナビするよと固い(?)約束。そして英語での説明が上手くできないので、僕たちは日本代表選手の一団という事にしておいた。(またしても選手の皆様ゴメンナサイ。)勢いってのは怖いものだ。そんなこんなでそれなりに会話は楽しめたと思うんだけど、、、記憶は半分すっ飛んでいる。

 
楽しい時間は早いもので、そろそろアンシャも帰ると言い、仲間にはさんざんあおられたがアドレスの交換にとどまりタクシーまで送る。海外風に熱烈なハグでグッバイする。小さくなっていくタクシーの背中に手を振り続けた後、香港の道のど真ん中一人で余韻に浸り、怪しくニヤついてるずぶ濡れ日本人。かなりアブナイ。ふと時間を見れば朝5時前。9時から仕事だと言うのによくぞこんな酔っ払いと付き合ってくれたもんだ。これもまた勢いの産物でありましょう。

 
気になるその後の恋の進展は次回以降にお楽しみで。


――――――――――――――――――――――――――――――
 
店も閉店になり、日本で行われる女子サッカー北朝鮮戦の為に帰国する朝日男とここでお別れ。素に戻ってこの地に来た目的、W杯出場獲得を誓う。ドンチャン騒ぎの夜だったが、最後はビシッと締まったようだ。(ホントか!?)


フェリー待ち:さすがにもうグッタリ。

 朝6時のフェリーを爆睡してマカオに戻る。ホテルに着いてもまだ軽くいい気分で、ベルをビービー鳴らして相部屋のフットサルネット管理人様に鍵を開けてもらう。怒りを押し殺したその顔を見てやっと我に返る。
 
このたびの二日目がやっと終わるのであった。

 
つづく

山川 太郎  Tarou Yamakawa

神奈川を代表するチーム「湘南蹴族(県1部所属)」の象徴(!?)。2002年度神奈川県選抜選手にも選ばれる。サッカー・フットサルを愛する気持ちは誰にも負けない!!神奈川のフットサルはこいつが変える!!
・原稿に関する質問、問い合わせ感想等はこちらまで
湘南蹴族 HP

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