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サッカーとフットサル(その2)
「組織的な動き」

 「フットサルは組織的なスポーツである。」フットサルは個人の技術がはっきりと浮き彫りになるがそれ以上に個人戦術、グループ戦術の理解度が如実に現れる。

 残念ながら僕はブラジルに行ったことはないが日系のブラジル人たちの試合を見ていると組織的な動きが出来ていない場面でお互いの主張をし合う場面を多く見かける。ブラジル人達は、僕らが思っている以上にお互いのポジショニングやボールのないところでの動きをかなり重要視していると感じた。最近「BFC KOWA」の試合を見る機会が多いが個々の技術もさることながら、彼らの戦術的な動きには感心させられる。彼らは本当にお互いをよく見ている。そして味方の為に、チームのためにボールがないところでも献身的な動きを怠らない。

 フットサルのトレーニングの中にはサッカーでの基本戦術に当たる部分が多く取り上げられている。「3人目の動き」や「オフ・ザ・ボールでの動き」、「スペースを作る動きやそのスペースを使うプレー」など。

 僕の高校時代の恩師はアメリカでのコーチングライセンスを取得しているのだが、高校時代の練習方法や卒業後に読んだ指導教本の中のトレーニング方法はブラジルやスペインのフットサルのトレーニングに通じるものがあると感じた。アメリカのサッカーはかなり組織的である。なかなかヨーロッパや南米の国に比べて注目されないが、スポーツ大国だけあってトレーニング方法やコーチングシステムなどはかなり先進的なものを取り上げている。先日のワールドカップでBEST8に躍進したのも決して偶然ではないのだ。

 フットサルを見るとどんな環境でサッカーのしてきたのか如実に現れる。日本人でよく感じるのは、個人の技術レベルは高いのだが、個人戦術やグループ戦術に対する理解度が低いプレイヤーが多い。

 フットサルを知らないでサッカーをするのとフットサルを知っていてサッカーをするのでは幅が違う。現在のサッカーは高度に組織化されてきている。サッカーのトレーニングとして他に取り上げてもよいがフットサルは自然とサッカーに通じる技術・判断力を身につけることが出来る。小さいころからフットサルに慣れ親しむ環境が大切なのである。

TETSUTETSU  Tetsuya Kobayashi

1976年生まれ。平塚江南高校卒業。大磯町在住。元中郡サッカー協会技術委員長。元エスポルチ藤沢スクールコーチ。サッカー地域C級ライセンス保持。現神奈川選抜選手。2002年4月よりジュニアスクールを開校。
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