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世界を覗いた少年たち4(2002/7/6)
リオの夜のビーチはほんとうににぎやかである。ライトアップされた砂浜の上ではそのゴールとゴールの間隔の広さに応じた人数で、いろいろな人々が、裸足でボールを蹴っている。2対2から11対11までさまざまである。
われわれもなんとか2つのゴールを確保し、昼間、スポーツ店で購入したサッカーボールで、2組にわかれ、裸足でゲームをはじめた。砂の上で、しかも裸足でボールを蹴る経験の無かった彼らは、むずかしい、と言いながらもとても楽しそうである。ドリブルしてもデコボコの砂のためボールがコントロールできず、キックは砂のくぼみにはまったボールを動かすことが出来ない。また、裸足のため、お互いボールを激しく奪い合うときの接触プレーも痛くないし、スライディングも楽しい。こんな砂の上でのプレーはずいぶんと体力を消耗してしまうものだが、この楽しさの中ではそんな疲れは感じないものだ。子供の頃からここでやっているブラジル人は足腰が強いわけだというのも頷けてしまう。
しばらく夢中になっていると、ふと、いくつかの視線が気になってきた。さっきまで、隣のコートでボールを蹴っていた現地の子供たちだった。こちらもプレーを止めると、すかさず、キャプテンらしき子がやってきた。
「日本人かい?」 「そうだよ。」 「今から試合をしないか?」
と唐突に聞いてきた。年齢を聞くと15歳だという。明日からの相手にピッタリじゃないか、ということで試合をすることにした。GKを含め、8対8で20分ハーフとのことである。ゴールにはネットも張ってあり、ラインもロープで描かれている本格的なビーチサッカーの試合になってきた。もちろん、周りの連中も集まりだし、ちょっとした観客付のゲームである。
結果は4対0でもちろん敗れたが、なにせわれわれはビーチ初体験、彼らは何年もここでプレーしている。また、彼らは揃いのビブスを着ている(ふつうブラジル人はビーチで裸でプレーしている)ので、どこかのチームなのか尋ねたところ、なんとあのジュニオール(ジーコとともに代表、フラメンゴの黄金期を築いた)のビーチサッカークラブのメンバーとのことであった。フットサルの試合のために来たわれわれが、まずはビーチでブラジルチームと対戦するとは・・・・
このゲームを見ていた人たちが、何人もわれわれの近くにやってきては、いいゲームだった、なかなか日本人もやるね、などなど声を掛けてくれた。ブラジル人はほんとにやさしいなぁ、とみんなで喜んだものである。
また、ここでお互いユニホームで対戦しようと、彼らと再会の約束をし、われわれのブラジル1日目はやっと終わった。明日の夜から3日間連続のフットサルの国際試合がいよいよやってくる。度肝を抜かれた衝撃の試合の模様は次回に・・・
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小野 直樹 Noki Ono
藤沢市在住。藤沢市サッカー協会フットサル委員会所属。CANABEE藤沢キロンボの代表も務める。
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