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世界を覗いた少年たち3(2002/6/28)
約25時間かけて到着したブラジルは、予想に反して少し肌寒かった。
リオデジャネイロのガレオン国際空港から専用バスにてホテルのあるコパカバーナ地区へ向かった、その途中の景色に彼らは目を奪われていたようだ。
レンガ造りの壊れかけた家々がひしめき合うスラム地区、無数にあるようにみえるサッカーコート、古い教会、巨大なスタジアムそしてにぎやかなビーチ。これがあのブラジルか!と誰もが静かにバスの窓の外に釘付けである。
バスは30分程で、ホテルへ到着した。随分とロビーの狭い、暗いホテルだなぁというのが第1印象。しかし、低予算の中、コパカバーナビーチへ徒歩0分という好立地のため、ガマンガマン。チェックイン後、さっそく、体ならしにビーチへ。そう、我々は観光ではなく、フットサルのゲームをするために来たのだ。時差と長時間、飛行機の中に閉じ込められていたため、顔色の優れない者も何人かいたが、裸足で砂浜を歩くことにした。3月のブラジルは真夏とあって、ビーチには多くの人で賑っていた。ビーチにはそれ以外に無数に存在するものがあった。サッカーゴールである。何キロにもおよぶビーチにいろんな間隔でゴールがたっているのだ。夜になれば、ビーチがライトアップされ、すべてサッカー場と化してしまうのが、リオのビーチである。今日の夜は、ここでビーチサッカーをしてトレーニングしよう、という私の言葉に、彼らはもちろん、大賛成であったことは言うまでもない。
昼食はさっそく、ブラジル名物シュラスコをいただき、その後、近場にあるポン・ジ・アスーカルを観光した。これは巨大な砂糖パンの形をした岩山にロープウェイ2基を乗り継いで、その頂上へ行き、リオ市内を一望するといった場所である。ロープウェイの車中や頂上には世界各国の観光客であふれていたが、我々の一行は、とにかく、目立っていた。揃いのポロシャツに短パン、胸にはチーム名とスポンサー「VARIG」
のロゴがあり、東洋人である。やたらに外人から質問責めされていたものである。しかし、これも滅多に出来ない経験かな、と彼らの対応ぶりを楽しく眺めていた。ほとんどの子がとまどっている中、英語でコミュニケーションをとっているつわものもいて、感心させられた。
頂上からはリオ市内を一望し、記念写真を撮ったりしたあと、バスでリオの市外中心部を巡り、ブラジル1日目も夕闇が近づいてきた。さあ、夕食後にビーチでさっそく練習しよう、ホテルへ向かった。明日の晩からいよいよフットサルの試合がはじまるんだ、と全員で気を引き締めたのだが、その夜のビーチで、練習のつもりがさっそく日本対ブラジル?!いきなり、実戦モードへ・・・・・
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小野 直樹 Noki Ono
藤沢市在住。藤沢市サッカー協会フットサル委員会所属。CANABEE藤沢キロンボの代表も務める。
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