2012シーズン振り返り座談会 その4

日本代表編 -4-

 ミゲルは○か、×か
   コマ数を計算してチームを作れる次の4年間も楽しみ

(構成/高田宗太郎) 

 代表編の最後に、
僕がみなさんに聞きたいのは、
ミゲルは○だったのか、×だったのか? 

英雄っぽくなっていますが、
どう映っています?

 

高田 ○ですね。

理由は結果。
W杯が綱渡りのギャンブルだろうと、
結果を残しましたし、
そのギャンブルに勝つ確率を上げるための、
準備や手法、創意工夫は素晴らしかった。

ただ1つ、注文があるんです。
もっとベテラン選手を招集してほしかったなと。

 

【参加メンバー】 ご存知3人組

 

 菊地芳樹(サッカー足ワザ雑誌「ストライカーDX」 編集長)

北健一郎(フリーライター)

高田宗太郎(フリーライター)

+++[スポンサー]+++

++++++++++++++++

 

フットサルネット そうれはどういうことですか?

 

高田 僕は、今の日本フットサル界の財産は、
選手だと思っているんです。

お金がもらえるわけでもないし、
名声を得られるわけでもない、生活は苦しい。

それでも、フットサルという競技に、
大げさに言えば人生を捧げた、選手だと。

名古屋が突出している現状で、
その選手達が何に対してモチベーションを持ち、
情熱を燃やすのか。

大多数が「代表選手になること」だと思うんです。

 

フットサルネット たしかにそうですね。

 

高田 そういうFリーガーの現状がある中で、
選手選考に年齢制限があるのは、ちょっと。

ミゲルは、そうは言っていないですけど、
そう見えちゃう。

代表合宿に呼ばれたことで、
劇的に変わった選手を今まで何度も見てきましたし、
それがFリーグの活性化にもつながるわけじゃないですか。

 

フットサルネット 代表への可能性を費やさないでほしいと。

 

高田 そうです。

合宿だけでもいいので、
ベテランや中堅を代表に呼んでほしい。

というのが、唯一の注文ですね。

 

フットサルネット ミゲルが若い選手を集めるのは、
4年後を見据えてチームを作っているからなんですかね。

ベテランや中堅は、今はよくても4年後はわからないと。

 

  そうでしょうね。

年齢制限は、改革のための免罪符だったのかな
と思うんです。

それを設けることで、
外部からの

「なんであの選手を呼ばないんだ」

という意見をシャットアウトして、
自分のチーム作りに集中したかった。

というのは、あるのかなと。

実際のところ、
年齢はあまり関係ないと思うんです。

その証拠に、森岡は呼ぶわけじゃないですか。

 

フットサルネット ああ、たしかに。

 

  Fリーグで活躍していても、
自分が世界と戦えると思った選手以外は呼ばない。

ミゲルは、コミュニケーションもとれるし、
人間的にも素晴らしい人物ですが、
そういう部分ではドライですよね。

 

高田 代表活動には時間的な制限がありますから、
ドライな決断をしないと計画的なチーム作りができない。

というのはわかるんです。

ただ、Fリーグの現状を考えるとね。

代表監督がそこまで気を使う必要は
ないのかもしれないですが、

「もうちょっとFリーガーに夢をみさせてくれませんか?」

という気持ちがあるんです。

だって、「カズは4年後も呼ぶ」とか、
そういうリップサービスができる人なんですから。

 

菊地 たしかにね(笑)。

 

フットサルネット 菊地さんはミゲルに対しては、どうですか?

 

菊地 よかったと思います。

世界のモードの中にいる人なので事情通だし、
この3年間は実り大きいものだったと思います。

 

フットサルネット さて、ミゲルは
次のW杯まで契約を更新して
長期政権が続く訳ですが、そのあたりは?

 

  ミゲルが「4年」を勝ち取った形ですよね。

2年だと、次のアジア選手権までで
一度チームを完成させないといけないですから。

 

菊地 4年にこだわったのは、
やっぱり、緻密だからなんでしょうね。

代表チームは、活動機会が限られていますから、
そのなかで

「これを構築するには、どのくらいのセッションが必要か」

ということが計算されているんだと思います。

 

高田 授業のコマ数みたいな感じですよね。

 

菊地 そうそう。

例えば「森岡がフィットするには5コマ必要」とか、
そういう計算が頭の中で弾かれている。

 

  4年契約になったことで、
2年後のアジア選手権は良くも悪くも、
経験の場にすることができますよね。

タイW杯までの流れは、
就任して1年強の前々回のアジア選手権までに
中途半端にチームを作らなきゃいけなくて、
タイW杯まで契約更新してまたチームを作っていった。

次の4年間は、本当にミゲルのプランどおりに、
コマ数を計算してチームを作って行けると思うんです。

そのなかで、どこまで行けるのか、
どんなフットサルを見せてくれるのか、
楽しみですよね。

(つづく)

 

【本エントリの著者】
高田宗太郎
URL:
1982年1月6日生まれ、神奈川県出身。 2004年春、東海大学工学部を卒業。在学中にフットサルの魅力に取り憑かれ、卒業と同時に当時唯一のフットサル専門誌だったフットサルマガジンピヴォ!の編集者になる。2006年春からは編集チーフを任され、2008年3月に4年務めたピヴォ!を退社。以降、フットサルライターとして活動中。フットサルの本 質と向き合うことを目標とし、モットーは「フットサル対して謙虚であれ」。
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