
サッカーを題材にした小説と言えば・・・今は亡き野沢尚氏の「龍時」の3部作が印象に強い。世に出る前の世代でヨーロッパに渡り、本場で頭角を現すというサクセスストーリーだ。その試合描写のライブ感は、テレビで試合を見る以上に選手の息遣いを感じられるようだ。
「ソウルオブフット」はフットサルを題材にした小説だ。話の中に試合を描写するシーンはあり、ファルカンフェイントやパラレラ、クアトロゼロといったフットサルらしい技術や戦術が飛び出す。しかし、話の見せ所はこうしたシーンではない。
主人公の甲子仁志男は、JFL/J2で活躍した元プロサッカー選手。オーナーに請われてフットサル静岡県2部リーグに所属するガンバルスの選手権監督に就任する。使命はFリーグへの最短昇格。崩壊寸前のガンバルスを、Fリーグを目指せるチームに建て直す過程を、丁寧に描いた作品だ。


11月27日(土)、28日(日)に全国各地で開催されるFリーグ2010 第17節の5試合のプレビューをお送りします。






