[日本代表] フットサル日本代表候補トレーニングキャンプレポート (1/2)
(文・写真/橋爪充)
ミゲル・ロドリゴ監督率いるフットサル日本代表候補が静岡でキャンプを張るのは、6月の初合宿から数えて6回目となる。以前、監督にその理由を聞いたところ「(練習会場)エコパの設備、地元のホスピタリティ」という答えが返ってきた。小森隆弘コーチによれば「練習に集中できる環境」であることも重要だという。Fリーグが発足して有力選手が全国に散らばった現在、東西南北どこからも集まりやすいという地理的要因もあるのだろう。
フットサル日本代表の前線基地。そんなイメージすら定着しつつある静岡・エコパアリーナに、今月もロドリゴ・ジャパンがやってきた。
メンバーリストを見ると、1月18日?20日に行われた千葉での合宿と選手の顔触れは全く同じだ。「選考」には一区切りつけ、3月の海外遠征へ向け、チームとしての完成度を高めるフェーズに突入したようだ。
2月2日、合宿2日目の午前練習。前日は16時からの軽めのセッションだったそうだ。アリーナに入ると、正規サイズのコートに置かれた4つのゴールに目が奪われる。
【2対のゴールが置かれたコートでアップする選手たち】
入念なアップ後、さっそくその4つのゴールを使ったゲームが行われる。この時間はいつも「遊び」の要素を取り入れたメニューなのだが、ルールは複雑なことが多い。選手たちは否が応でも、プレーしながらチームメイトとルールや戦術の確認をすることになる。「コミュニケーション」を重視するロドリゴ監督の意図は、こんなところにもうかがえる。
この日の主なルールは以下のとおり。
・ゴール上のネットに乗せたら「得点」
・4つのゴールで先に「得点」したチームが勝ち
・2タッチ以内でパス
見ている側にとっては、FP、ゴレイロが入り交じってゲームに参加するのもこの時間の楽しさ。冨金原徹や藤原潤が、足元の上手さを披露する。終始笑顔がこぼれる中、畠山ブルノ タカシが華麗なバックヘッドを決めるなどしてゲームは終了した。
【1つのゴールに選手が殺到。「裏」からでも得点できる】
続くシュート練習でも「飽きさせない」工夫をするのがロドリゴ流。ワンツーからセグンドに詰める、浮き球パスで裏へ一発で抜け出すなど、ハーフラインを挟んで4カ所に置かれたポイントごとに、まったく違ったシチュエーションをイメージさせる。何度も代表候補合宿に呼ばれている選手が多いだけに、こうしたメニューも整然と消化されていく。村上哲哉がゴレイロとの1対1で、公式戦では見せないような足技を見せ、沸かせる。
【入念にシュート練習を繰り返す滝田学】
続いて3対3のミニゲーム。監督は、3対3で局面ごとの動きを細かくチェックし4対4のゲームで肉付けをする、というやり方を好むようだ。
チーム分けは以下のとおり。各ポジションにバランスよく選手が散った。
(ブルー)星、小宮山、北原、仁部屋
(オレンジ)吉田、原田、松宮、滝田
(グレー)菅原、小曽戸、渡邉、村上
(イエロー)木暮、ブルノ、上澤、横江
シュートが足りない選手たち。「強くフィニッシュを意識しろ」という声が飛ぶ。「台湾ではなくイタリア、スペインをイメージするように」という指示も。遠征試合、アジア選手権が間近に迫っていることを感じさせる。
【3対3ゲームで競り合う菅原和紀(右)と松宮充義(左)】
>>[日本代表] フットサル日本代表候補トレーニングキャンプレポート (2/2)
>>フットサル日本代表 小森隆弘コーチ兼通訳インタビュー (1/2)
(つづく)





橋爪充






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