サポティスタ個サル記事に
執筆したのは、合同会社オラニエの中山氏。
中山氏は、(年間150回以上個人参加利用の)経験から、個人参加を利用することで、フットサル場の7つのサービスの質がわかるという。それは、料金設定・電話予約時の対応・窓口対応・仕切り・気の使いよう・客層/質・施設のアメニティ。
個人参加を利用した事のある方は、程度の差はあるだろうが、おおかたこの記事と同じような印象を持っているのではないか。ただ、実際には個人参加も施設を決めて参加している人が多いと思われ、いつも接客レベルの高い施設に行っている方にはピンとこないかもしれないし、低い施設だと逆にそんなもんか、と思っていることだろう。
「お遊び程度でしきるスタッフがいまだに存在する。」
と表現しているように、かつてのフットサル施設には、常連とスタッフの馴れ合い(というか同化)がよく見られた。フットサル愛好家が施設スタッフをしていて、利用者もほとんどがフットサル仲間だったりした。だから、特にスポンサー関係にあるわけでもないのに、開催大会でよい成績を残したチームに定期枠を設けて優遇貸しをする施設などもあったことはたしかだ。
この記事を見て感じたことは、この記事についているコメントとはちょっと違うところにある。
国内に人工芝を敷いたフットサル施設がぼちぼち出来始めた90年代半ば。世のサッカー青年、サッカー中年は基本的に土のグラウンドでプレーをしていた。また、空き地で走らない人同士でも声を掛け合って、一緒にボールを蹴っていた。(今でもそういう場所は結構あるが)
球蹴りが終われば体中土ぼこりだらけ。ひざをすりむいていてかなり汚れていたものだ。グラウンドの周辺にシャワー施設があるわけもなく、水道で洗える範囲だけ流してそのまま電車に乗ったり車に乗ってどこかに移動したものだ。
私も含めたそういう連中が、初めてフットサル施設に行ってどう思うか。「汚れないでプレーできるなんて・・・」「プレー後に暖かいシャワーを浴びれるなんて・・・」
テニス場併設のコートなどでは、「上半身裸で歩かないでください」という貼り紙がでていた。スポーツクラブ併設のコートでは、最初はクラブの風呂が使えたが、使い方がよくなかったらしく、急遽フロント横に設置されたコインシャワーしか使えないルールに変わった。別の施設では、シャワーがひとつしかなくて、いつもシャワー待ち30分だった。
フットサルネットはもともと、こうした施設のサービス面の改善や、こうしたらいいのに、といった意見や情報を集約して掲載するところから始まっている。当時は、いろいろな大会を比較してどの業者の大会はひどかった、とか、客はこんな旅館に泊めておいて自分たちはあんなところに泊まっているぞ!などといったことを書いていた。
この時期がフットサル施設はじまりの時代であり、施設側もかなり試行錯誤を繰り返していた。
2002年を境に、利用者も施設も爆発的に増えて、施設側の質も上がり、また施設間の横のつながりもできて、かなりフットサルプレー環境は改善された。フットサル施設ならではの顧客サービスとしてマッチメイクや助っ人募集、個人参加、女性サッカー教室、大人のサッカー教室などなどを展開した。施設数も伸び続け、数十施設を束ねる会社も現れた。
この時期がフットサル施設の第一隆盛期であり、土地活用の手段としても注目された。
しかしやはり節目はやってきた。今回の記事がサポティスタに掲載された。客はフットサル施設をかなりシビアな目で見はじめている。施設側が設定したサービスレベルのラインと違ったとこに基準を置き始めたのだ。
当然だと思っていることを施設はしてくれない。そう思う層が増えている。施設側が「これで十分だろう」と考えていることとギャップが生じている。
話がそれるが、先日久しぶりにガストというファミリーレストランに行った。そして驚いた。かつてのガストといえば、非常に安いメニューが人気で、中高生がたむろしている、という印象があった。
ところが、内装から店員さんのサービス態度までがらっと変わって、居心地のいいファミレスに変わっていたのだ。値段は少し上がったかな?という感じ。
当初のガストは、その劇的な安さで人気を集めたが、人件費を抑えたためかサービスレベルが著しく低下し、残ったのはあまりお金を落とさない中高生だけになってしまった(と想像する)。安ければ、お客さんも我慢してくれるだろう、というレストラン側の思惑が見えてくる。
ガストは変わったが、フットサル施設はどうか。新たなニーズにこたえるべく、提供サービスの内容をもう一度見直してみてもいいだろう。





フットサルネット事務局






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