スペシャル座談 ピッチの「外」から見たFリーグ&日本フットサル 第2回
TweetFリーグは3年目になってリーグ戦は例年以上に白熱している。だが、ピッチの「外」の状況はどうにも芳しくないようだ。
今回はフットサルナビ編集長の大久保氏、ライターのキタケン、フットサルネット管理人・山戸の3人でフットサル界のリアルな「今」を切り取ってみた。
第2回「サッカーとフットサルは運命共同体」をお送りしよう!
(構成:北健一郎)
第2回「サッカーとフットサルは運命共同体」
北 フットサルが
いちばん盛り上がっていたのって、
フットサルナビが創刊されたタイミング
ぐらいだと思うんですよ。
2003年。
つまり、2002年の
日韓ワールドカップの1年後ぐらいですよね。
フットサルネット そうそうそう、
2002年からフットサルを始めた人は
すごい多いんですよね。
大久保 だって、僕たち編集部が
違う本を作りながら
朝7時に集まってフットサルを
やってましたからね。
普通はお昼ぐらいにならないと
出社してこない奴らが
ボールを蹴りたくてしょうがないと。
フットサルネット それは
フットサルナビを作るという話があったからですか?
大久保 いやいやいや、
企画も何にもないときですよ。
完全に日韓ワールドカップの影響です。
そうしたら、
「あれ、フットサルって面白いな」と
なってフットサルナビの立ち上げにつながっていったんです。
フットサルネット フットサルはビジネスになる
というのではなくて、
フットサルが面白いというところから
スタートしたと。
ボトムアップだったわけですね。
大久保 そうです。
フットサルナビができるまでは、
ウチの編集部で全日本選手権を
見たことがある人は「0」だったんですよ(苦笑)。
だけどフットサルをするのはみんな大好きだったんですよね。
北 大久保さんたちのように、
2002年ワールドカップで
サッカー熱に火がついた人たちが
大量に生まれて、
その人たちの
「ボールを蹴りたい」という欲求の受け皿に
フットサルがなったんですよね。
サッカーファンがコートにお金を落とし、
アスレタでウェアを揃える。
そういう人たちが
「フットサル人気」のベースに
あったわけですよね。
フットサルネット その通りですよ。
サッカーを見て、
やるところがフットサルだったんですよね。
フットサル人気はサッカー人気との関係は
非常に深いんですよね。
北 だから、今の時期は
フットサルだけがダメだ
ということではないと思うんです。
実際にサッカーだって
人気は下降気味じゃないですか。
日本代表人気も一時期のような
盛り上がりはない。
サッカー人気が落ちると
ボールを蹴りたいという人も
当然減ってくるので、
同じようにフットサル人気も落ちる。
大久保 サッカー人気は落ちている?
北 ジーコジャパンが惨敗した
2006年ワールドカップを境に
落ちているのは間違いないでしょうね。
サッカー雑誌もたくさんありましたけど、
半分ぐらいになっている。
サッカーのマーケット全体が
しぼんでいると思います。
Fリーグがスタートしたのは2007年。
ちょうどサッカーバブルが
弾けたときだったのは運が悪かった
と言えるかもしれない。
大久保 コート関係者からも聞きましたよ。
2006年ワールドカップ後から
明らかに減ったって。
フットサルネット 2002年でブレイクして、
2006年で弾けたと。
大久保 一気に"面借り"する人が減ったらしいんです。
昔は面借りが当たり前で、
予約が取れないぐらいだった。
フットサルやろうぜといえば、
平気で10人、15人ぐらい集まってた。
それが個サルがメインになったり、
大会に出るだけになったりするように
シフトしていった。
北 個人でハマった人は
個人単位でやっているんですけど、
みんなでワーッとやろうというような
スポーツではなくなってきている。
サッカーが盛り上がってくれば、
フットサルが盛り上がってくると思うので、
来年の南アフリカまでは
とにかく頑張るしかない(笑)。
大久保 それは本当にあると思います。
僕らのように2002年で
フットサルを好きになった人で、
本当に好きになった人は
残ってるんですよ。
2010年のワールドカップで
同じような人が出てくると思うので、
本当に日本代表には頑張ってもらわないと
いけないんですよ(笑)。
北 サッカーとフットサルは運命共同体なんですよね。
大久保 サッカーブームによって
フットサルに興味を持った人たちを、
どれだけコアなファンにできるかだと
思うんですよ。
どんなことがあっても
フットサルやFリーグを見捨てない人。
そういう人を増やすことによって
フットサルが文化になっていくと思うので。
(つづく)




北健一郎



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