フットサルカフェ、意外に広がらないのは
TweetサラリーマンやOL(この表現も随分古いな・・)が、仕事帰りにフットサルをやった後考えるのは、「じゃあ、どっかで何か食べようか?」ということ。しかし、フットサル施設は繁華街から離れていることも多く、「30分後に○○に集合ね」という話になったりする。
「え?じゃあ帰るわ」というメンバーが出始め、みんなで食事するという話は泡と消える。もともとそのために集まったわけじゃないし。しかし、本来フットサル後のコミュニケーションは、フットサルの楽しみの大きな一部分なはず。
そこで、施設に併設された飲食店があれば、即食事に突入できる!という発想につながり、フットサルカフェが誕生することになるわけだが、そうしたニーズに満ち満ちていたはずにもかかわらず、私が知る限り、「カフェ」を併設する施設は限りなく少ない。(ご存知の方お知らせください。取材いきますので・・)
KELは、フットサルカフェの代名詞的なところだが、特徴は「カフェとしてのクオリティの高さ」だろう。カフェみたいなもの、ではなく、紛れも無いカフェであることが、KELの強みだ。
カフェKEL東陽町のブログ:http://cafekel.jugem.jp/
なので、新潟のBSNラジオのばななサンデーという番組でも「東京のカフェ」のひとつとして紹介されている。
その番組の内容が、KELの社長の桑原さんのブログで聞くことができる。
「引きこもり社長BLOG」:http://eco.weblogs.jp/kuwabara/2009/03/post-b422.html
KELは、様々なイベントを積極開催して、ファンをひきつけることに成功している。
一方、このタイプのお店をどこの施設でも実現可能かと言えばそれは非常に難しいのでは?と思わざるをえない。
そうしたスペースを備えない施設が多いのも事実だが、本格カフェであるが故の困難さもある。例えばメニューの値段。コストパフォーマンスは悪くないだが、「食べればいい」という人たちにはやや敷居が高い。
そうすると、施設で食べるものを出すとなると、簡便なファストフード的なものや、自動販売機によるフード販売をするに留まるケースが多く、プレー後にみんなで食事をするには物足りない。
だから、グループ利用したお客さんが、みんなで食事というケースが多い場合には、KEL並みの本格カフェはアリだろう。みんなで食事というケースが少ない場合には、もうそれは本格カフェは難しい。自動販売機でハンバーガーやたこ焼きを販売するほうがニーズに合う。
もし本格カフェをやるなら、その施設にそういう習慣を持ち込むくらいの意気込みが必要だ。そうした障壁の高さがフットサルカフェ増加を抑える要因となっているのだろう。
私自身は、フットサル施設の併設娯楽施設は多いに利用するタイプなので、個性的なフットサルカフェが増えて欲しいと思っている。某県の温泉隣接フットサル場が大のお気に入りだ。
フットサルして温泉で汗を流して、ぐびぐびっといく。これは待ち合わせやお店選びといった煩わしい作業一切無しの施設隣接タイプが断然好ましい。
これは利用してみればわかる。お店を選んで食事を楽しむのはいい。だが、フットサルで汗を流した後は、あらかじめ施設隣接の飲食店に限定してしまって楽しめるのが一番いい。そこが心地よければなおよい。愛用温泉施設には足湯があり、冬でも楽しめる。
でもその某施設もそんなに混んでいないので、あまりそうしたイッキ利用のお客は少ないのかもしれない。
日本で独自に発達したフットサルコート。スポーツカフェにいってスポーツ観戦で楽しむのもいいけど、やっぱりフットサルをプレーした直後にみんなで食べたり、飲んだりするのは、想像以上に楽しいものだ。
是非そういう楽しみ方をもっとどんどんして、フットサルカフェがどんどん増えて、フットサル後にいろんな施設でその場所ごとのアフターフットサルが味わえたらいいのにな、と思う。
追伸:そんな施設の情報をお待ちしております。コメントでどうぞ!




伊集院透



コメント[4]
エントリーありがとうございます。
>例えばメニューの値段。コストパフォーマンスは悪くない
>だが、「食べればいい」という人たちにはやや敷居が高い。
その通りですね。やはりプレイヤーさんに一番マッチするのは、
居酒屋やファミレス、焼肉といった業態ですね。
その辺、うちのカフェっていうのはちょっと敷居高いですね。
まぁ、それでもカフェが作りたかったんですよねぇ、、、(笑)
>その施設にそういう習慣を持ち込むくらいの意気込みが必要だ。
さすがのご指摘ですね。これを浸透させるのに2年くらいかかりました。
実際、あればいいのにと思って作りましたが、
作ってから経営するのは全く別問題でしたよ。
フットサルビジネスは、遊休地の有効利用、人件費や原価もかからない
という効率重視のビジネスなのに対し、
飲食は、内装、原価、人件費どれもかかる、フットサルとは
対極の位置にあり、オペレーションも全く異なりますので
経営的な観点からも、運営的な観点からも双方を同時に経営するには
相当の気概が必要かと思われます。
また、フットサルビジネスが賃料として成り立つ立地は
飲食の集客には不向きだったり(KELがいい例ですね(笑))
飲食が単独で集客できる立地はフットサルがビジネスとして
成り立たない賃料であること等諸々もあるかと思います。
フットサルビジネス自体も作れば儲かるという構造でなくなって来ていますしね。
ということで、フットサルカフェが増えるには
フットサルを通じてスポーツ文化や、ライフスタイルの
向上を願う施設やオーナーが増加することと
その経営が成り立つスキームが一般化すること
この二つが必要だと思います。
Posted by KEL桑原慶 at 2009年7月 3日 15:03 | 返信
コメント[4]
KEL桑原さんじきじきのコメントありがとうございます!
>ということで、フットサルカフェが増えるには
>フットサルを通じてスポーツ文化や、ライフスタイルの
>向上を願う施設やオーナーが増加することと
>その経営が成り立つスキームが一般化すること
>この二つが必要だと思います。
そうですね。
フットサル施設の運営の理念も変化していく転換期なのですね。
最近よくいわれる「新しい付加価値」ということなんでしょうか。
Posted by 伊集院透
at 2009年7月 4日 01:50 | 返信
コメント[4]
こんにちは。KEL東陽町をよく利用させて頂いています。
桑原さんには、元カフリンガ東久留米の角田さんの
ゴレイロクリニックでお世話になりました。
(私がハンドボールのシューズを履いていたら、
見事に言い当てて頂き、驚きました。)
今回の提案は、日本中のフットサル施設のオーナーの方に
読んで頂きたい記事だと思いました。
KELに関しては、既にフットサルの付帯施設というよりは、
フットサルカフェとして単独で見ても、十分機能しています。
東陽町でフットサルをした後に、KELに寄らなかったことは
ほとんどないです。
また、サッカー・フットサル関連の、「スポーツバー」としても
お客が集まっています。駅からあれだけ遠いのに(15分位)、
人が集まるのは、そういう施設が他にないからです。
記事で指摘されているように、確かに値段は安くないですが、
ちょっと軽くでも食事やカフェタイムができる、という点でも
その存在感は抜群です。
フットサルした後に、毎回「飲み会」は大変ですが、
練習や試合の後に、その反省会的な目的を少しだけ持って、
みんなでワイワイガヤガヤするのは、本当に楽しい空間です。
東陽町の場合は、駅まで歩いて帰る間に、カフェや飲み屋、
ファミリーレストランがあるので、かなりの人はそちらに行っている
可能性もありますが、KELがなくなったら、利用者は困るでしょう。
※それが理由で、ホームコートを他の施設にするチームも
あるかもしれません。
今後もこういった記事を期待しています。
今回のは、フットサル専門誌に寄港して頂きたい位です。
ありがとうございます。
Posted by こさか at 2009年7月 4日 02:33 | 返信
コメント[4]
こうした利用者の皆さんの声は、結構拾いにくいんでしょうね。
桑原さんのコメントにもありますように、いわゆる「ビジネス性」という観点で分析してしまうと簡単にはじかれてしまうんですね。
是非、フットサル施設に併設されているとうれしい施設や機能があったらこちらにお寄せください。
Posted by 伊集院透
at 2009年7月 6日 07:29 | 返信
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