ゼルビアが町田にフットサル場をオープンさせた意味(2)
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FC町田ゼルビアは、二つの法人で成り立っている。
ひとつは、先日Jリーグ準加盟をはたしたトップチームの運営をする株式会社ゼルビア。そしてもうひとつは、スポーツスクールや育成関連の運営をするNPO法人アスレチッククラブ町田である。
つまり、一口にゼルビアといっても、その実体は競技力の軸を担うぜルビアと、普及の軸をNPO法人で、というように2つの軸で町田という街にサッカーを深く根付かせる活動をしてきたわけだ。もっと言えば、前回も述べたように、FC町田としての歴史は長く、もともとゼルビアはトップチームよりもむしろ育成に強い。
またゼルビアはNPO法人として、町田市の市立公園のほとんどの「指定管理者」となっており、そこで雇用を創出し、地元の公園を管理しているという存在感を市民に示してもいる。
町田市は、中期経営計画の中で、総合型地域スポーツクラブ支援を重点政策プランの中に盛り込んでいる。このプランでは具体的な目標値が定められており、支援するクラブの数は「1」。
総合型地域スポーツクラブを標榜するゼルビアがあり、さらにペスカドーラがある。
では、サッカー協会が管掌するサッカーとフットサルという2つの異なる種目のクラブを地元に迎え入れ、いったい町田市は、どのように経営計画と整合をとっていくのだろうか。
町田市市議会の議事録をチェックしてみた。
JFLに昇格し、Jリーグ準加盟するにあたり、ホームスタジアムの改修などが必要だが、既に改修費数億円が予算として計上されているようだ。
町田市はゼルビアに対してこうした予算建てをして支援している。
では、ペスカドーラに対してはどうか。
「何もない」というのが現実だ。もちろん人的なものやその他の無形なものでのサポートは多種あるだろう。
しかし、市議会での議事録を見ると、カスカヴェウをホームタウンとして受け入れたのは、「市民にハイレベルな競技を見る機会を与えるため」としており、活動そのものを支援するものではないとしている。え?そういうことなの?という感想を抱かざるを得ない。
(つづく)




伊集院透



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