Fリーグ2007・第15節レポート「名古屋」vs「浦安」

【第15節:12月23日(日)開催 (北九州市立総合体育館)】
<名古屋オーシャンズ vs バルドラール浦安>
 (文:菊地芳樹)

名古屋オーシャンズ 2-1 バルドラール浦安
2-0
4-1



 見ているみんなが思わず前のめりになる感じの、魅力的な攻防だった。このカードを3戦とも見たが、Fリーグを引っ張るこの2チームの対戦は、間違いなく日本フットサル新時代のナショナルダービーだ。何よりも各プレーのスピードが他の試合とは全然違う、さらにそんなスピーディーな展開なのに、各選手のミスが少ないのがゲームを引き締めているのだ。

 リーグはこの日から対戦3順目。勝点2差で迎えたこの首位攻防は、まさに天王山だった。11月17日に、名古屋ホームで行われた2回目の対戦では、浦安のシト リベラ監督が、実にさまざまな策を講じながら名古屋を揺さぶろうとする、積極的な姿が印象的だった。いつもはどっしり構えている感じのシト リベラが、名古屋相手には動く。その動き方が、この対戦の一つの見どころでもある。


 今日はいつもの前線からのプレスディフェンスから、自陣に引いて守るやり方に変えてきていた。しかもスターターはGK川原永光にFPは平塚雅史、清水誠、岩本昌樹、高橋健介という、普段はセカンドセットで出てくる選手たち。「相手にシュートを打たせず、カバーリングの多いディフェンスを心がける」(シト リベラ監督)狙いに加え、この後に出てきたファーストセットで(名古屋はセカンドセットになる)、ゴールを奪う狙いもあったのではないだろうか。

 そのとおり名古屋は何度かゴール前でのシーンを作るものの、浦安が守って決定機は作らせずに試合が進んだ。そして、浦安が7分に先制ゴールを決めたので感心させられた。稲葉洸太郎が右サイドで藤井健太とのワンツーで突破し、ゴール前へ速いクロスを送った。これをファーサイドで市原誉昭が突っ込んだものだ。勢いに乗る浦安は、その後稲葉のドリブル突破や、FKのシーンなどのチャンスがあり、リズムをつかんだ。

 しかし、名古屋のほうもGK定永久男が安定したプレーで追加点を許さず、自分たちのほうへリズムを取り戻す活躍。「立ち上がりに失点して苦しかったが、選手たちが落ち着いて対応してくれた」(館山マリオ監督)。15分、右サイドを突破したマルキーニョスが左へパス。これを受けたボラが右足でトーキックシュートを決めて同点とした。名古屋は前半終了間際の19分にも、左CKのチャンス。ここでマリオ監督はタイムアウトを取って入念な打ち合わせをしたが、再開後にこのCKから完山徹一が決めて逆転。マリオ監督もさすがの采配をみせて、ハーフタイムとなった。


 名古屋は昨日同様、後半の立ち上がりにゴールを決めて、主導権をぐっと引き寄せた。ピッチ左奥で縦パスを受けた森岡薫が、右上に豪快にシュートを突き刺した。「21までは予想したプラン内の展開」(シト リベラ監督)だったという浦安だが、この失点はかなり響いたのではないだろうか。

 浦安はその後名古屋ゴールを襲い続けた。22分に稲田が振り向きシュート。23分に市原のポストプレーから藤井のシュート、同じ23分にはゴール前至近距離のFKから稲田がシュートと畳み掛けたのだが、ゴールが決まらない。というのも、何か名古屋が堅い守備でリズムを作って、浦安が攻めさせられているような感じにもなってきていた。浦安が残り8分からは岩本昌樹をGKにしてのパワープレーに入ったのは、そうした状況を打開したいからでもあるのだろう。

 だが、そのパワープレーでもなかなか決定的なチャンスは作れなかった。パス回しは非常に正確で丁寧でうまさを感じる。が、手数を掛けて回している間に名古屋が追いつき、最後は体を張ったブロックに阻まれるパターンが繰り返された。「高い確率でシュートまで持っていけた」(シト リベラ監督)というのだが、もう少しダイレクトパスを入れるとか、ミドルシュートで敵を脅かす手段があってもいいのかなと思う。

 こうなってくると勝利を目の前にした名古屋の気持ちがより充実してくる感じになり、33分、自陣右サイドのリバウンドを拾った上澤貴憲が、超正確にロングシュートを無人のゴールへ送り込み、41として試合を終了した。名古屋はこれで浦安との勝点差を5に広げた。

 「まだ試合がある」と前置きしたうえで、北原は「優勝を向けて大きな前進をしたのは間違いない」とコメント。非常に大きな勝利を得て充実の様子だった。

 

 

Fリーグ2007・第15節レポート「湘南」vs「町田」

【第15節:12月23日(日)開催 (北九州市立総合体育館)】
<湘南ベルマーレ vs ASVペスカドーラ町田>
 (文:北健一郎)

湘南ベルマーレ 1-3 ASVペスカドーラ町田
0-3
1-6



町田にあって湘南になかったもの

2日目のオープニングカードとなったこの試合は、攻撃的なこの2チームらしい、オープンな攻め合いとなった。

競技レベルとしては、正直に言えば、3試合目に行われた名古屋と浦安のほうが一段上。ミスの少なさ、プレースピードの速さ、誰が出ても質が落ちない選手層、両監督による戦術的な駆け引き――。ちょっとのミスが失点に直結する、スキの突き合いというのは現代フットサルの潮流でもある。今シーズン戦った3試合全てがそんな試合になった、この両者の戦いは、日本フットサルのレベルアップを感じさせてくれるものだ。

ただ、名古屋と浦安ほど洗練されていなくとも、湘南と町田のゲームにはそれとはまた別の面白さがある。カスカヴェウ(町田)とロンドリーナ(湘南)というブラジルの都市名をチーム名として名乗っていた両者の攻撃では、緻密かつ鮮やかなサインプレーが度々飛び出す。この、サッカーにはない、4人全員が連動したパス回しからのゴールという魅力にハマって、フットサルを好きになった人も多いはず。もちろん、現在の順位はどちらにとっても不本意だろうが......。

さて、町田のほうは金山友紀が出場停止から明けて、前節を欠場したホンダ・マルコス(ジャッピーニャ)もメンバー入り。横江玲もスタメンに復帰し、これに狩野新が加わってファーストセットを形成。これは第11節の名古屋戦以来4試合ぶりのこと。役者が揃ったチームが、昨日の大敗からどう立ち直してくるか注目される。

湘南のスタメンは前日と同じ、野嶋倫、豊島明、大地悟、荻窪孝という面々。前日の名古屋戦の立ち上がりは良かっただけに、その流れを引き継ぎたいところだ。ただし、GKは3次登録で加入して名古屋戦でFリーグデビューを飾った21青木リカルドがベンチに回って、阿久津貴志が先発した。

名古屋戦と同様に湘南がいい雰囲気で試合に入っていく。「まずはディフェンスから」という感じだった名古屋戦に比べると、この試合では「絶対に先制点を取る」という意欲が前面に出ていた。

1分、豊島のキックインがゴール前の敵に当たって、ファーサイドの野嶋へ。野嶋のシュートは体勢が崩れてミートできず、バーに弾かれたが、こぼれ玉を後ろから大地が左足でボレー。だが、今度はポストに当たってゴールならず。

3分、湘南のチャンスはまたしてもキックインから。豊島がゴール前の大地に出して、大地がトラップして落としたところに豊島が走り込みシュート。しかし、これもまたバーに跳ね返される。

5分のシーンは本当に見事な形で、沖村リカルドが右前方に出したパスを、奥村敬人が触ると見せかけてスルー。後方から駆け上がった関新が中へ折り返し、伊久間洋輔がフィニッシュ......するものの今度はサイドネットと、とことん決まらない。

フットサルらしいパス回しから、積極的にゴールを狙っていった湘南の立ち上がりは、1日4試合の1試合目という側面からも「理想的」のものだった。だが、これだけ決定的なチャンスを外していると、イケイケだったチームの雰囲気はどうしても淀んでくるもの。

 

すると8分、連動したパス回しでチャンスを作り出していた湘南をあざ笑うかのように、町田が先制点を奪う。ピヴォの位置で2人に囲まれたジャッピーニャが、独特の吸いつくようなタッチで2人の間をすり抜け、森谷優太のゴールをお膳立て。

先制を許した湘南だったが、12分に同点ゴールをゲット。滝田学のミスパスを荻窪が拾ってシュート、一度は弾かれたものの、リバウンドを逆サイドから打った篠崎隆樹のシュート性のボールを、荻窪が押し込んだ。これで荻窪は2試合連続ゴール。

18分、勝ち越し点は町田に転がり込む。キックインからダイレクトで打った横江のシュートを、GKの手前でジャッピーニャが"カット"。ピタッとトラップで止めると、ちょこんと右アウトで浮かせる、技アリのシュートを決めた。

さらに町田はタイムアップ寸前の残り1秒で第2PKを獲得。これを横江が阿久津の肩口を狙ったシュートで決めて、得点ランキング単独トップに立つ14点目。町田が3-1でリードして前半を終えた。

後半1分の、CKから金山が挙げた4点目で、勝敗は決したといっていい。狩野がゴール前にいれた低く速いボールを、ニアに走り込んだジャッピーニャがスルー、ファーで金山が合わせるというシンプルな形だが、タッチライン沿いにミドルを狙おうとしていた横江を警戒心がいったことも、サインプレーに引っ掛かった要因だろう。

3点差となった湘南は奥村をGKにしてパワープレーを開始したが、逆に34分に金山にインターセプトから、37分に久光に自陣からのロングシュートを決められて、5点差と傷口を広げる結果に。

湘南のパワープレーは奥村のパスを右サイド奥のレフティーの選手が流し込む、というのが一つの形だが、この日のメンバーで左利きは3次登録で加入した篠崎のみだったため、右利きの選手のみで行った。パワープレーになることを想定して、やり方を熟知しているレフティーの近藤純也を入れておくのも手だったのではないだろうか。

この試合、勝った町田にあって、負けた湘南になかったもの。それは「シュートへの積極性」だったと思う。後半は湘南がパワープレーに出てきたので対象外とすると、湘南のほうが押していたという印象のある前半でさえ、シュート数では湘南の18に対して、町田が27と大きく上回っている。

そのうちの11本を打っているのが横江だ。リーグ全体でも最もシュートを打っている(13試合で113本)横江は、ゴールが見えれば迷わず打ちに行く。なので、湘南の選手は最低でも1枚、ときには2枚でブロックに行かざるをえない。それによって他の選手のマークが空いたり、集中力が分散して、2点目、3点目のような形でのゴールが決まるという波及効果がある。

町田も湘南もポンポンとつなぐ「美しい」パス回しが、チームのカラーであり、ウリになっている。だが、そのリズムを崩してでも打ってくる横江の「シュート」が、町田の攻撃を「怖い」ものにしていた。

6-1という点差ほどの開きはないし、むしろ内容的には湘南のほうが上といっていいぐらいだった。では、どうして湘南は敗れたのか。

キャプテンの豊島は試合後の記者会見で「決めるべきところで外した」ことを敗因に挙げたが、湘南に必要なのは、パスで完全に崩しての「決めるべきところ」以外でもゴールをこじ開けようとする、強引さではないかと思う。対戦相手の横江のような、あるいは、ケガでコーチとして見守った、チームメートの岡田サントスジオゴのような。

 

Fリーグ2007・第14節レポート「湘南」vs「名古屋」

【第14節:12月22日(土)開催 (北九州市立総合体育館)】
<湘南ベルマーレ vs 名古屋オーシャンズ>
 (文:菊地芳樹)

湘南ベルマーレ 0-1 名古屋オーシャンズ
1-4
1-5



 2週間前の長野県ホワイトリングでのセントラル開催2節分では、上位対下位の対戦が多かった。これに対し、今回の福岡県北九州市立総合体育館でのセントラル開催2節分は、上位同士の対戦が多く、注目を集めた。ホワイトリングの2連戦で、遂に首位に立った名古屋と、追い抜かれた2位浦安の争いは、この2日間の大きなテーマだった。

 遠い北九州の地だったが、名古屋の応援団はそれでも50人くらい集まっていただろうか。全体では1254人。キャパが5000人の立派な体育館だけに、さびしい感じは如何ともしようがない。それでもピッチ上はホットな戦いになった。

 名古屋に対した3位の湘南は、エースの岡田サントス ジオゴがケガのため、ベンチでの采配に専念。対戦相手の現状分析に定評があるジオゴの採った作戦は、名古屋に対して自陣に引き、ハーフラインからの守りを徹底することだった。ここのところ、名古屋相手に各チームが採る対策でもある。立ち上がりからしばらくは、その湘南に勢いがあるように見受けられた。名古屋の攻撃をしっかりと受け止め、カウンターを中心にシュートまで持ち込むシーンが目立った。

 しかし、名古屋にとっても、これは想定内の展開だった。「焦らずに忍耐力が必要だった。前半はセーフティにやれという指示。カウンターに気をつけるようにした」(名古屋・館山マリオ監督)。そのとおり、ボールをテンポよく回しながら攻めて、湘南を揺さぶりにかかっていた名古屋だが、たとえボールを奪われて攻め込まれても、素早く切り替えてしっかり守り、ここでゴールを許さなかったのがポイントになった。

 展開が変わってきたのは、ボラがこの日初めて出てきた11分過ぎからだ。ここのところ、いわゆるボールを「いじる」個人技で会場を沸かせることの多いボラ。あまりやりすぎると、チームのテンポが乱れるのかベンチに下げられてしまうのだが、程よくワザを繰り出している間は、チームの確かなアクセントになっている。16分には、そのボラが左サイドでのボディーフェイクから、一瞬のスピードで敵を縦にかわし、左足シュート。これはGKが弾いたのだが、北原亘がファーサイドでしかりつめて先制点を挙げた。

 このシーンでボラに対峙していた湘南の選手は、この日初出場した飯田敏基。息が上がったのか、プレーがやや混乱にしているように見えていたところで、交代時期と思われるところだった。湘南はゲームの中でこうした不要に危なくなりそうなマッチアップを作ってしまい、もったいない失点を食らう場面が、シーズンを通して非常に多いと思う。

 前半はこの1点のみだったので、湘南は巻き返しのチャンスが十分にあったが、後半立ち上がり早々の失点で、展開を苦しくしてしまった。名古屋の右サイドからのキックインだったが、完山徹一が速いボールをファーサイドへ送り、マークを外した北原がピタリと合わせた。

 湘南にも、この後何度かのゴールチャンスが巡ってきた。大きかったのは24分のシーンで、左の大地悟から中央フリーで走りこんだ関新にボールが入ったのだが、シュートは右へ外れてしまった。

 一方で名古屋は25分に、マルキーニョスがゴールを決めて3点目。後方からのボールを右サイドで受けながら敵と入れ替わり、GKのポジションがズレてニアが空いていたのを見逃さず、正確にシュートを決めた。30分には比嘉リカルドが自陣で奪ったボールから速攻を試み、右のマルキーニョス、左の上澤貴憲とつないでゴール。31分にも右奥でボールを受けた小山剛史が、中央へマイナスに折り返し、完山が流し込んで5-0とし、点差を広げた。

 このあたりの、湘南を有無をいわさずに引き離していく名古屋の姿は、昨年の憎たらしいくらいに強かったときの姿とダブる気がする。コンディションのよさがうかがえ、今季の充実期に入っているのではないだろうか。

 湘南は34分に、1点を返した。篠崎隆樹の左からのシュートを、ゴール前で大地がコースを変えたものだ。残り4分からは奥村敬人をGKにしてパワープレーをスタート。しかし、名古屋の堅い守備が勝り、可能性のあるシュートは少なかった。

 湘南があれだけの勢いで名古屋に対したのだが、名古屋はそれをしっかりと受けながらもやり返す横綱相撲を取った。名古屋の強さを際立たせるような一戦だった。

Fリーグ2007・第14節レポート「町田」vs「浦安」

【第14節:12月22日(土)開催 (北九州市立総合体育館)】
<ASVペスカドーラ町田 vs バルドラール浦安>
 (文:北健一郎)

ASVペスカドーラ町田 0-3 バルドラール浦安
1-5
1-8



「町田×浦安=名勝負」の法則、崩れる

この試合は絶対に名勝負になる――。そう信じて疑わなかった僕の目の前で、「町田×浦安=名勝負」という法則は裏切られた。北九州市立総合体育館で行われる8試合の1試合目で待っていたのは、浦安の圧勝劇だった。

試合前から町田にはいくつかの不安材料があった。メンバーリストには金山友紀、ホンダ・マルコスの名前がない。金山は累積警告で出場停止、ジャッピーニャは体調不良がその理由だった。トップスコアラーの横江玲も11節の名古屋戦で負ったケガから明けて初めてのベンチ入り。そんな中で名前の横にスタメンを意味する「○」印がついていたのは、石渡良太(GK)、滝田学、甲斐修侍、狩野新、相根澄という、狩野を除けばセカンドセットのメンバーだった。

長野開催の2連戦で首位から陥落したものの、翌日の名古屋戦の"頂上決戦"で勝てば地力優勝の可能性が復活する2位・浦安にとってはここでつまづくわけにはいかない。町田戦のスタメンとしてシト・リベラ監督が選んだのは、川原永光(GK)、小宮山友祐、藤井健太、稲葉洸太郎、稲田祐介と、こちらもスタメンの次に出てくることが多いセットだった。

開始2分だった。昨シーズンまで町田の前身・カスカヴェウに所属していた稲田が口火を切る。右サイドのタッチライン際の小宮山との"パラレラ"と呼ばれる、中からサイドに出して走り込んでリターンを受ける形からのシュートが決まった。

追加点は10分。右サイドで高橋健介がドリブルで2人を引きつけて折り返した先には、完全にフリーになっていた稲田。稲田はワントラップからゴール左スミにシュートを突き刺し、2点差とする。

13分には3点目が決まる。藤井が左サイドで前方の中島孝にパスをすると、中島はすぐにリターンすると見せかけて縦に切り返す。敵の逆を取ったところで、ゴール前に走りこんだ藤井にピタリとパスを合わせた。

浦安が3点を先取する――。ここまでは第5節で戦ったときと同じ展開である。前回はここから町田が猛反撃を見せて、甲斐の2ゴールを含む4得点で一度は逆転したものの、最後は浦安がパワープレーなどから2点をもぎ取り5-4で勝利している。

だが今回はそんなドラマチックな展開にはならなかった。その要因として最も大きいものが、バイアーノ監督が「敵のディフェンスをかいくぐることが今日は全くできなかった」と試合後の記者会見の冒頭で語ったように、相手の第一ラインを突破できなかったことにあった。

 

自陣でボールを持った町田の選手に対して、浦安の選手がワッと取り囲み、そこでボールを奪うか、町田の選手が苦し紛れに出したパスを拾ってカウンター。そんなシーンがこの日は何度も繰り返された。パスで組み立てようとする町田のプレースタイルは、浦安のディフェンス戦術であるハイプレスの格好の餌食となった。

ハイプレスを回避する方法は大きく分けて2つある。一つは町田が試みたように、自陣で細かくパスをつないで敵をかわすやり方で、もう一つがゴレイロからのスローや、ロングボールを前線の選手に蹴り込むというシンプルなものだ。

浦安の場合は敵が前からプレスをかけてきたときには、ピヴォの稲田や中島が敵陣深くにポジションを取って、そこへGKの川原がロングボールを入れて敵のプレスラインを押し下げるといことをやっている。

だが、町田はそれをしなかった。確かに町田のGKの石渡のスローイング技術は川原より劣るし、ピヴォの相根には稲田ほどのキープ力はない。それでも、プレスを常にかけられて息が上がっている中で、一呼吸入れるためにも、ロングボールを使っても良かったのではないだろうか。

町田には、自分たちのウリである素早いパス回しがジャッピーニャ、金山、横江、狩野が揃ったときしかできていない、という現実がある。この日のように4人のうち2人がかけてしまうと、ワンタッチ、ツータッチでのパス回しではなく、一人ひとりがボールを持ってからパスコースを探すようになり、途端に連動性を失ってしまうのだ。主力選手が欠けた状態でも「いつもの自分たちのやり方」を貫こうとしたこと、それがこの日の大敗の要因だろう。

19分、GKの石渡がペナルティーエリアの外で手を使って止めたとして退場してしまう。その後のFP3人での2分間は耐え抜いたものの、29分、パワープレーに出たところの突かれて稲葉に4点目を決められる。その40秒後には、清水誠が自陣からのロングシュートで5点目。ちなみに、この清水のゴールが記念すべきFリーグ300点目となった。

最も意識するライバルに5失点したことで「切れた」状態になってしまった町田に対して、浦安は32分に岩本昌樹、38分に小宮山、39分に中島と着々と加点。町田は37分に狩野のシュートが敵に当たってコースが変わって1点を返して、何とか「無得点」は免れた。

浦安は8ゴールで勢いをつけて名古屋戦に挑むことができる。早い段階で点差がついたことことで、選手たちの消耗も抑えることができたのも良かった。ただ唯一、守備の要の小宮山が警告を受けて出場停止になったことは悔やまれる。しかも警告は後半に出ている。審判の判定基準というある種不可抗力の面があったとはいえ、余裕のあるゲーム展開だっただけに防げたのではないかという思いは残る。

町田にとって、この結果は現時点での2位のチームと5位のチームという現実が反映されたものともいえる。ショッキングなこの敗戦を受け止め、しかし、気持ちは切り替えて、翌日の湘南戦に臨まなければいけない。浦安とは3巡目でもう1回対戦がある。そのときは、この2チームの戦いにふさわしい「名勝負」を見たいところだ。

 

Fリーグ2007・第13節レポート「大阪」vs「浦安」

【第13節:12月9日(日)開催 (長野ホワイトリング)】
<シュライカー大阪 vs バルドラール浦安>
 (文:北健一郎)

 
シュライカー大阪 1-2 バルドラール浦安
3-2
4-4



ジェットコースターゲーム

2日間で行われた8試合の中でベストゲームともいえるのが、この試合だった。大阪が先手を取り、浦安が逆転し、それを大阪がひっくり返し、最後に浦安が追いつくという劇的な展開は見ごたえ十分だった。フットサルをあまり見たことない人でも、素直に楽しめるゲームだったと思う。

この試合、浦安としては勝点3が絶対にほしかった。前日の神戸戦で引き分け、勝点では並んでいるものの、得失点差で下回り、名古屋に首位を明け渡したばかり。前の試合で名古屋は花巻に快勝して、勝点3を上積みして、浦安にプレッシャーをかけている。

浦安にとってディスアドバンテージとなっていたのが1日目の神戸戦(△0-0)が、「40分間、最後まで戦わなくてはいけないゲーム」(シト監督)になったことだった。また、浦安の主力選手は30才前後が大半を占めている。大阪戦、シト監督はスタメンに清水誠を、ベンチに江藤正博とフレッシュなメンバーを抜擢した。

大阪は湘南戦で岸本武志が退場、奥田亘が累積警告でこの試合は出場停止。湘南戦のスタメン2人を欠いたことによって、アドリアーノ監督は「シンプルな戦い方」をするようにチームに伝えた。

原田健司前監督、アドリアーノ監督と大阪が今シーズンの基本的な戦術として取り組んできたのが、「ヘドンド」と呼ばれるパス回しだ。FP4人がピッチを"旋回"するように動きながらパスを回して、敵のマークをズラすのがこの戦術の目的だ。

だが、敵のマークがズレた瞬間に的確にパスを出せる選手がいなければ、これは成り立たない。大阪におけるその役割は岸本であり、彼の不在となれば効果は著しく落ちる。それがアドリアーノ監督が「シンプルな戦い方」に切り替えた理由だろう。

大阪の「シンプルな戦い方」とは、ピヴォの原田に当てる「ピヴォ当て」を攻撃のメインにすることだ。現役復帰したばかりの原田にとって、常に動き回るヘドンドの中でのプレーは負担が大きい。だが、周りが自分にボールを集めてくれるピヴォ当てであれば、運動量は軽減されるうえに、自分の持ち味であるキープ力を最大限に発揮できる。

4分、"原点回帰"した大阪が、幸先良く先制する。瀬戸彬仁のFKをGKの正面で原田が合わせる。川原永光が弾いたボールを後方にいた鈴木磨人が押し込んだ。

その後も大阪は5分、原田が左サイドで市原誉昭を背負った状態から反転して、左足シュート。6分には、右サイドでボールを持った林浩平が、藤井健太を強引なドリブルでかわしてシュート。大阪は1対1の場面での積極性が目立つ。

チームが攻め込まれているこの間、浦安のシト監督は最初の2セットから外れていた稲葉洸太郎に入念な指示を与えていた。その稲葉が13分、浦安に同点弾をもたらす。右サイドでボールを持つと、足裏を使ったフェイントで2人をかわし、左足シュートを決める。

39分には、大阪の横パスを自陣でパスカットした藤井健太がそのまま持ち上がり、左サイドの稲田祐介へラストパス。稲田はファーを狙うようなモーションから、逆を取ってニアに蹴り込み、2-1。浦安が逆転に成功して、前半を折り返した。

 

後半、2点差、3点差と突き放したい浦安は積極的にシュートを打っていく。1分、CKから中島孝が左足を振り抜く(ファーに外れる)。10分、高橋健介がキックインに走り込んでミドルシュート(GK正面)。11分、左サイドで岩本昌樹が敵をかわしてシュート(ファーに外れる)。と、どのシュートもゴールに結びつかない。

この3つのシュートに共通しているのが、「単発」で終わっていたということである。中島と岩本のシュートはセカンドポストに誰かが走り込んでいれば1点モノだったし、高橋のシュートも誰かが詰めていれば、GKはこぼしていたかもしれない。

ゴールが小さいフットサルの場合、1発目のシュートではなかなか決まらない。そこで"こぼれ球"や、"流れ球"などをどれだけ狙っているかが、ゴールになるかならないかの大きな鍵となる。もちろん浦安の選手は、そんなこと百も承知だっただろうが、前日の疲れからか「セカンドチャンス」を狙う意識に欠けていたように思う。

浦安の詰めの甘さに助けられ、大阪が徐々に息を吹き返していく。31分だった、左サイドから21岩岡慶宜が中へ切れ込み、右足を振り抜く。前日の湘南戦ではベンチ入りもしていなかった「伏兵」のシュートは、川原の手を弾いてゴールネットを揺らした。ゴールを決めた21岩岡が大阪ベンチでもみくちゃにされる。それから1分後、大阪は21岩岡のゴールと似たような形から、今度は神戸がスピードドリブルで突っかけて3点目をゲット。瞬く間に大阪が2点を加点して3-2とする。

そこから大阪は残り7分以上を残して、FP4人全員が自陣に引いて守備を固める。そんな大阪にさらなる追い風が吹いたのが37分のこと。敵陣の右サイドでキックインを得た大阪だったが、キッカーの瀬戸以外の選手は上がらず、自陣に残ったまま。キックインから直接ゴールに入っても得点にはならない。それでも、自陣に返すよりはマシだと判断した瀬戸はゴールマウスに目掛けて蹴る。これをとっさにキャッチしようとした川原がファンブル。「私の監督経験の中でも見たことがないゴール」(シト監督)で、大阪に4点目が転がり込む。

大阪にとっては幸運すぎる追加点。残り時間は2分。これに勝てば10月7日の第3節・花巻戦戦以来の2勝目となる大阪のムードは、最高潮に達する。敵のシュートをブロックする、ドリブルを止めてクリアするなどワンプレーごとに、「ウェーェェイ!」という叫び声がピッチ、ベンチの両方向から飛び出す。

しかし、浦安も食い下がる。38分、中央から藤井健太が出した縦パスを稲田がシュート。これがゴール前の混戦で大阪選手に当たってオウンゴール。浦安が4-3と1点差に詰め寄る。

大阪の1点リードで迎えたタイムアップ7秒前。左サイドで藤井が縦突破から左足シュート。これはブロックされたものの、その跳ね返りを今度は右足で打つ――。浦安の希望をつなぐ、大阪の願いを打ち砕くゴールを決めたのは、やはりこの男だった。第5節でも名古屋を相手に残り27秒で同点弾を決めた藤井が、またも大仕事をやってのけた。

試合後の記者会見に臨んだ浦安のシト監督は、「セントラルの2日間に我々の悪いときが重なってしまったということ」とこの2日間を締めくくった。名古屋とは勝点2差がついてしまったが、12月22・23日に北九州で行われるセントラル開催の第15節では、名古屋との直接対決がある。次に向けて気持ちを切り替えなければならない。

大阪のアドリアーノ監督は戦術家として名を馳せるが、この日ばかりは「一人ひとりの気持ちのおかげでいい試合ができた」と選手のファイティングスピリットを称えた。これまでの大阪にいちばん足りなかった、チームとして一つにまとまると経験ができたことは、彼らにとって大きな財産になるだろう。

 

Fリーグ2007・第12節レポート「神戸」vs「浦安」

【第12節:12月8日(土)開催 (長野ホワイトリング)】
<デウソン神戸 vs バルドラール浦安>
 (文:北健一郎)

デウソン神戸 0-0 バルドラール浦安
0-0
0-0



大興奮のスコアレスドロー

4試合の中で試合後のスタンドからの拍手が最も大きかったのが、このゲームだった。スコアは0-0。一度もゴールネットが揺れることはなかったにもかかわらず、だ。

フットサルは基本的にゴールが生まれやすいスポーツだと言われているし、それがサッカーと比較するときのこのスポーツのウリにもなっている。実際にその言葉は間違いではなく、この試合までFリーグが46試合行われた中でも、両チーム共に得点がなかったのは1試合しかない(第11節の花巻-大阪戦)。この日のホワイトリングに足を運んだお客さんの中にも、ゴールシーンをたくさん見たいという人が多かったはず。どうして1点も入らなかったこの試合の拍手が一番大きかったのだろうか。

端的にいえば「接戦」だったからだろう。第1試合の名古屋と大分は3-0、第2試合の町田-花巻は8-0、この後の第4試合の湘南-大阪も6-3と、ゴールは入ったものの一方的なゲームだった中で、この試合だけが「どっちが勝つかわからない」というスリリング感に溢れていた。そこにお客さんは面白さを感じたのだと思う。

神戸はスタメンを開始1、2プレーで入れ替えてきた。だから、事実上のスタメン(何か変な言葉だな)はゴレイロ村山竜三、山元優典、須藤慎一、田中智基、岸田健太郎ということになる。浦安のほうはここ最近スターターとして定着化してきた、ゴレイロ川原永光、平塚雅史、岩本昌樹、中島孝、高橋健介。

浦安のスタメンに関しては、ゴール率については次のセットの小宮山友祐、藤井健太、稲葉洸太郎、稲田祐介のほうが高い。だから、言い方は悪いがスタメンで様子を見て、次のセットで勝負をかける(点を取る)。そういう狙いがあるのだろう。また、バリバリのピヴォの稲田のいるセットではピヴォをたくさん使うが、1stセットの高橋は流動的なパス回しの中で仕事をするタイプで、戦い方も異なる。神戸としては浦安のパス回し中心の1stセットに対して、運動量で勝負する2ndセットをぶつけたのかもしれない。

だが、試合開始からわずか5分、神戸に"アクシデント"が起こる。ゴール前で決定的なチャンスを迎えようとしていた稲葉を、ブルノが手を使って止めたプレーに対して、1発レッドが出される。

ブルノといえば、負傷欠場中の原田浩平と共に神戸の攻撃の「2本柱」ともいえる存在。なおかつ、奇想天外な足ワザで魅せてくれるる人気者でもある。出場停止から明けたばっかりだったのに5分で見納め、しかも次の日も出られない。僕は記者席から審判に向かって思わず叫んでしまった「空気、読めよ!」と......。とにもかくにも神戸はFP3人での2分間を過ごさなければならなくなった。

浦安はフィクソの小宮山に代えて高橋を投入。藤井、稲葉、稲田と共に超攻撃的メンバーで点を取りに行ったが、浦安のゴールをこじ開けることができない。試合後の記者会見に出席したシト・リベラ監督、市原誉昭が「あの時間帯で点を取れなかったことが悔やまれる」と口を揃えたように、この時間帯で決められなかったことが、引き分けという結果を呼び込むことになる。

10分15分辺りからゲームはこう着状態に突入。浦安はパスを回して神戸のプレスをいなそうとするのだが、球際でバチンと当たってくるので、プレーの一つひとつの精度がちょっとずつ落ちる。それが積み重なり微妙にリズムを狂わされている感じだった。最後のほうに浦安が立て続けにチャンスを迎えるも、ゴールはならず、前半終了。

 

後半、先に仕掛けたのは神戸のほうだった。通称「前プレ」と呼ばれる、前線からの追い込みで浦安を慌てさせた。ベンチの様子を見る限り、この辺の指示は選手の伊藤正範がしている様子。このチームでは唯一、フットサル日本代表にも選ばれたことのある彼が、「フットサルは知らないが能力はある」神戸の選手をうまく使いこなしているのも、神戸躍進の要因の一つだろう。

神戸がプレスに出てきたことで、浦安との主戦場はピッチの真ん中辺りになった。浦安としてはそこを掻い潜れば大チャンスになるわけだが、神戸の球際の強さ、気持ちの強さは相当なもの。また、ピヴォの稲田に大しては山元がしっかりと見張っている。

逆に26分にはクイックリスタートから田中がドリブルで抜け出し、川原を右にかわしてシュートを打つもサイドネット。28分には脇がリフティングコントロールで前を向いてボレーシュート。これは決まったかと思われたが、「川原にしかできない」スーパーセーブで弾き出す。33分には泰澤秀幸が左に展開したパスを、須藤がダイレクトで中に入れて、田中がファーサイドで合わせたが、シュートは枠を外れる。単純な「決定機」という意味では神戸のほうが多かった。

残り4分25秒で浦安のタイムアウト。そこから浦安は、ここまで数々の苦境を打開してきたパワープレーに出る。名古屋がすでに勝ったため、引き分けでは首位を明け渡すことになることもあっただろう。浦安の個々の技術の高さはさすがで、数的有利の状態では敵にボールを全くといっていいほど触らせない。だが、神戸も最後のシュートのところではしっかりと体を張ってゴールを防いでいた。

逆に神戸は、残り2分37秒でタイムアウトをとってからは、伊藤の指示で後半の最初同様に「前プレ」で1点を取りに行く。結果的にどちらにもゴールは生まれなかったものの、最後まで攻撃的な姿勢を打ち出した両チームに対して、スタンドのファンは温かい拍手を送った。

神戸はどことやっても接戦になることで有名だ。過去のゲームでも2点差以上ついたことはなく、大半が1点差ゲーム。名古屋とも浦安ともいい試合をする反面、大分にコロッと負けたりもする。実力的にはまだ不安定だといえるだろう。今日もブルノが退場、岸田、フランキが負傷退場しながらも引き分けたことは称賛に値するが、「勝てた試合」(鈴木将方監督)であったのは確か。こういう試合をモノにしなければ、真の意味で強いとはいえない。

「こういった日もある」と語ったのは浦安の"プロフェッサー"シト監督だ。引き分けという結果に満足はもちろんしていないだろうが、大きな不満を抱いている感じにも見えなかった。神戸にもチャンスはあっただけに、内心は勝点1を取れたことにホッとしているのかもしれない。これで勝点で名古屋に並ばれて、得失点差の関係で浦安は2位に後退した。それだけに次の日の最下位・大阪戦では確実に勝点3を取りたかったのだが......。

Fリーグ2007・第11節レポート「湘南」vs「浦安」

【第11節:12月2日(日)開催 (小田原アリーナ)】
<湘南ベルマーレ vs バルドラール浦安>
 (取材・M.Minagi)

湘南ベルマーレ 0-3 バルドラール浦安
1-3
1-6


勝って優勝戦線上へ!湘南


首位を守り続けるか浦安

チームの成熟度で湘南を凌駕した浦安の強さ

首位・浦安をホームに迎え、優勝戦線に揺さぶりをかけたい湘南の応援に、小田原アリーナには1606人の大観衆が集まり、湘南、浦安ともに応援団の大声援の中でのプレーとなった。しかも湘南はホームで負け無し。いやがおうにも期待は高まるが、結果は意外なほどの大差で終わった。

浦安は、前半の序盤はパスの流れが悪く、なかなかゲームを支配できずにいたが、小宮山、藤井、稲田がピッチに揃った3分あたりから流れをつかみゲームを支配していく。浦安は、前線からの積極的な守備と、自陣ゴール前での固い守りに安定感を見せ、首位らしい戦いぶりを見せた。

そんな中、攻め手のない湘南が、外からのシュートやドリブル突破を試みるも浦安にカットされて受けた速攻をファウルで止める。浦安はそのファウルで得たセットプレーからきっちりゴールに結び付けるという湘南にとっては最悪の流れで試合が進む。

前半の7分ファウルで得た左45度付近からのフリーキックを、逆サイドに詰めた稲田が決めて先制。さらに11分にもファウルで得たフリーキックを逆サイドから中島が押し込んで2-0とする。両方とも湘南のミスからの失点。

湘南ゴールに押し込んで喜ぶ中島

小宮山が3-0と突き放す

浦安はさらに、ゴール右際エンドライン付近の稲田にパスが入ると、稲田はこれをゴール前に軽く返す。そこに走り込んだ小宮山が決めて3-0と突き放す。終盤には湘南も豊嶋を中心に浦安ゴールに迫るがゴールに至らないまま前半を終了した。


後半巻き返しを図るも自らのミスで失点することになる大地

湘南は後半開始直後もミスから失点をしてしまう。湘南ゴール前でボールを持った大地へ、浦安・高橋が素早くチェック。ボールを奪ってそのままシュートして4-0とする。

しかしその直後、湘南は中央でボールを持った沖村が篠崎とのワンツーで抜け出てゴールを決めて1点を返す。
湘南はこのゴールがこの試合の最初で最後だった。

後半10分には、湘南ゴール左サイドでジオゴからボールを奪った藤井がフリーの中島へ。中島がこれを決めて5-1とする。


湘南は残り10分からパワープレーに出る。対する浦安はその直後にタイムアウトを取り体制を整える。湘南はパワープレーでゲームを支配するも、浦安の堅い守りの前に、守備ブロックの外からのショートが多くなり、逆サイドへのシュートパスも上ずり、ゴールが遠い。逆に浦安は、ゴレイロの交代時にできた隙を突き、川原のゴールスローから稲田がヘディングの競り合いに勝ち、6点目を決めてダメ押し。


湘南はほぼ全失点をミスから奪われるなど、試合全般でリズムに乗れなかった。
逆に、相手チームのミスを誘い込む浦安は、チーム戦術とその完成度、監督采配と全ての面で湘南より1枚上手だった。

 

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