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Fリーグ2007・開幕節レポート「大分」vs「浦安」

【第1節:9月23日開催 (代々木第一体育館)】
<第4戦・バサジィ大分 vs バルドラール浦安>

 写真:M.Minagi

この試合の振り返り。
【第1節・第4試合:試合終了 大分2-4浦安】


バサジィ大分

バルドラール浦安
浦安は日本代表を控えに回すような陣容で挑むが、細かいプレーの精度を欠き、気持ちを前面に出してきた大分に押し込まれるシーンが目立つ。そしてマルシオがスライディングシュートで先制して1-0で前半を終了した。後半いきなり小宮山が同点にすると、その後中島がきめ、稲葉が2ゴールすると、大分はマルシオが1点返すも4-2で浦安が勝利した。



【第1節・第4試合の復習の反省】
この試合、個人的には千綿リカルドと、松田マルシオという大分の2人の日系ブラジル人の活躍が非常に印象に残りました。
かつて、日本フットサル界をリードしたのは、群馬や浜松の日系ブラジル人チームでした。そして、彼らのフットサルは、非常に激しく、日本の強豪チームはことごとく破壊的な敗戦を喫したものでした。

それはそんなに昔の話ではなく、2004年くらいまでそういう状況は存在していたのです。
関東リーグなどの地域リーグが活性化し、じょじょに日本チームが日系ブラジルチームに肩を並べだすと、日系ブラジル人選手は日本チームに助っ人として参加するようになります。

やはり日本チームにうまくフィットするのは、プレースタイルが日本人的で、いわゆるラフなプレーをする選手は合流しませんでした。もっと言うと、合流して全日本選手権などに参加しても、結果的に試合を壊してしまうようなケースも多く、最終的に日本チームに残ったのは、ラフプレーをうまく調節できるバランスのいい選手だけになっていきました。



しかし、この日の大分の特に千綿リカルドには、日系ブラジルチームの全盛期の「怖さ」を感じました。試合の流れをつかむためには、もしくは相手に得点させないためには、ある程度のラフプレーをいとわない。そういうぴりぴりしたものを感じました。危険な場面で彼らが見せるプレーは、我々に刹那的な印象を与えます。

この試合、「スター軍団」浦安に対抗するためのひとつの有効な手段として、彼らのプレーは非常に効果的でした。とにかくつぶすつぶす。前半5、後半6のファウルを積み重ねます。浦安ボールへのアプローチの早いこと!それがリカルドだったりすると、意味も無く「あっ!」と立ち上がってしまいそうになります。それくらい「つぶす」意志をびしびし感じるプレスでした。



そうした展開の中で、ペースを握れない浦安ですが、藤井や小宮山といった経験豊かな選手がじょじょに流れを引き寄せます。
マルシオに先制ゴールを決められるものの、前半の終盤から意識的にミドルを打ちまくっていた小宮山が、後半早々に同点弾を叩き込みます。GKに対する4秒ルールで、藤井が中央に出すようなそぶりから右サイドの小宮山に流して小宮山が決めるのです。「あ?」という感じでした。

シト監督が試合後に「疲れたところで、前半出場時間の短かった中島や岩本を使ってミスを誘った」と語っていましたが、これが的中し中島、小宮山、稲葉が連続ゴールします。座談会では、「日本代表選手を多く抱える浦安ですが、ここにシトというスペイン人監督が合流して、どんな化学反応が起こるのか」という話のポイントがまさにここに出たのではないかと思います。

代表級の選手というのは、個々の能力はもとより、監督の意図にどれだけ沿ったプレーができるか、という点において優れているのだと思います。シト監督のこうした意図通りに選手たちは動き、試合の中で実現したのです。




これは浦安強いなあ、と強く感じました。
そしてまたも個人的な意見を言わせてもらえば、岩本や平塚といったプレデタープロパー選手の頑張りは、見ていて非常にうれしいものです。平塚はバランサーとして非常に利いていましたし、岩本はサイドから中に切れ込むドリブルで大分をかく乱していました。
稲田も、サポート不足な中、典型的なピヴォスタイルで機能していました。

さあ、8チーム全てを全て見ました。
開幕時点では、チーム力の差はそれほどのないながらも、結果は順当なものになっています。
これから20試合を経て、どのチームが初代王者となるのか、そしてチームの力関係がどうなっているのか。楽しみです。

Fリーグ2007・開幕節レポート「花巻」vs「湘南」

【第1節:9月23日開催 (代々木第一体育館)】
<第3戦・湘南ベルマーレ vs ステラミーゴいわて花巻>

 写真:M.Minagi

この試合の振り返り。
【第1節・第3試合:試合終了 花巻2-4湘南】

ステミーゴいわて花巻

湘南ベルマーレ
前半は湘南がボールを終始制するも、引く花巻を崩すことができない。花巻もロングボールを使って裏をとりにくるが、決定機を作ることはできない。終盤はさらに激しく花巻ゴールを攻め立てたが、ゴール決まらず0-0のまま前半を終了した。
後半試合が激しく動く。花巻・水上が先制すると、湘南は野島、ジオゴが決めて逆転するが花巻も小原が決めて再び同点。湘南はジオゴが再び決めて3-2。このあと花巻・小原が退場するシーンもあったが、パワープレーする花巻から1点追加して勝利した。



【第1節・第3試合の復習の反省】
湘南と花巻の対戦では、花巻のブラジル人選手が出場しないことで、当初の戦力予想から随分状況が変わりました。

ただ、「「フットボーラーとしてのポテンシャルは高い」(菊地氏談)ということで、ここにフットサルを知り尽くしたマルコ監督の規律がうまくチームを統制すれば化けるかもしれない、というのが花巻に対する見方でした」という状況は変わらないので、非常にその辺に注目してみました。

湘南はロンドリーナ時代からの大地、伊久間らに加え、豊島、野島らの名古屋からの出戻り組と、関、シニーニャのSHARKSからの移籍組が中心で、それをジオゴが束ねるという形は、復習通りの展開でした。

そして、試合展開は座談会の話通り、花巻と湘南はほぼ互角の戦いを繰り広げた。ただ、湘南のジオゴのように常に試合の流れを引き戻すプレーヤーが花巻にはいませんでした。もし、マルコ監督がブラジルから連れてきた二人がこの試合に出ていたら、結果は全く違ったものになったかもしれません。

それほど、両チームに大きな実力の差はこの試合では見えませんでした。



ただ、ここまでの3試合すべて、選手たちは強い緊張感の中でプレーをしていました。
「力を出し切れない」というのがどのチームの選手が持つ共通の感想だと思います。

そんな中で、試合の流れを常に手繰り寄せる選手が重要な役割を果たします。湘南はジオゴがその役割を果たしました。花巻も水上や岩見といった経験のある選手が試みますが、チーム全体を落ち着かせるには至りませんでした。


ただ、この緊張感は開幕節ならでは、と捕らえた方がよいでしょう。そういう意味で、これからの長いシーズンを考えると、試合の結果はじょじょに真の実力通りに収斂していきます。そして、経験の無いチームは着実に実戦経験を踏みます。

 PKを蹴るジオゴ

花巻には伸びしろを感じました。ブラジル人の合流も待たれます。
次節の町田戦でも布陣次第では面白い結果が見られるかもしれません。


Fリーグ2007・開幕節レポート「大阪」vs「町田」

【第1節:9月23日開催 (代々木第一体育館)】
 (文:FUTSALNET Y)

<第2戦・シュライカー大阪 vs ASVペスカドーラ町田>


 写真:M.Minagi

この試合の振り返り。
【第1節・第2試合:試合終了 町田7-3大阪】


ASVペスカドーラ町田

シュライカー大阪
前半10分までに西村、安川が立て続けに決めて大阪が2点リードするも、マルコスが2得点して追いつき前半を2-2の同点で終了した。後半大阪が先取するが、13分あたりから金山らが立て続けにゴールを決め、7-3で町田が勝利した。


【第1節・第2試合の復習の反省】
座談会の復習で「カスカベウとマグの試合、言ってしまえば結構そう言ってしまえるような布陣だな、とまずは思いました」と書きました。そしてその通りの試合展開となりました。

そしてこの試合の復習で私が名前を挙げなかったのですが、「ここまでの選手か!」と驚いたのが、町田のキャプテン、狩野新でした。
私は狩野新のプレーは2001年ごろからたびたび見てきました。しかしここまで下半身の強さを兼ね備えたオールマイティーな選手に成長しているとは思っても見ませんでした。



それと、大阪の安川の健在ぶりにも目を見張るものがありました。
90年代から藤井健太とともにずっとフットサルのトップを走り続け、一旦はフットサルから離れた安川がFリーグの舞台に立っている。これはすごいことです。甲斐や相根らとともに、長きに渡ってこの世界を牽引してきたトップランナーの活躍にはすごくうれしい思いがしました。



町田に関して言えば、金山の球際の鋭さは健在だったし、久光もすごく成長していました。

そして、GALO時代から大きく成長した横江も、大きな舞台で活躍しました。大阪の西野とは、GALO第2世代の中心選手でした。GALOは、SHARKSに主力がどっと流れてしまうということがあり、セレクションなどで新しい選手を発掘しました。その中にいた選手がこうしてFリーグの舞台に立っているのも感慨深いものです。第2世代立ち上げ当時のオリンピック記念センターでのGALOの練習を見に行ったのがついこの前のことのようです。。



そんな中、バイアーノ監督の評価なのか、森谷の起用時間がすごく短かったのが気になりました。次代のエースとして期待されていただけに、次節以降期待しましょう。


大阪は、座談会では「岸本頼み」という印象が強かったのですが、実際には意外にも出場時間が限られていました。原田監督は「体調不良」と言っていましたが、点差を付けられて負けている状況でのパワープレー時に負傷してしまうなど、大事な開幕戦でいいところを見せられませんでした。SHARKSから移籍から西野は、「練習してなかった」(原田監督)という形ではありますが、急遽パワープレーキーパーになりましたが、そつなくこなしていました。



前半は2-2で引き分け、後半に5-1という大差がつきました。実力が拮抗していても、どこで何をするか、誰を投入するか、というベンチワークの内容によって、試合の流れが一方に傾くことがよくあります。タイムアウトの時間を見ると、前半も後半も町田が先にとっています。大阪は、前後半ともに18分の終了間際にとっています。前半は、リードした状態で引き締める意味も含めて18分でよかったかもしれませんが(19分に同点にされていますが)、後半は3点目、4点目をとられたあたりで、先にタイムアウトをとって、なんらかの対策が打てたら良かったかもしれません。(言うは易しですが・・)


復習で、「町田にはカスカベウスタイルを貫いて欲しい」と書きましたが、この日の町田はまさにカスカベウスタイルでした。早いボール回しでフリーを巧みに作り、そこのボールが回る。得点に結びついた攻撃もそうでないものもありましたが、大阪はかなり振り回されました。
それがファウルの数に表れています。大阪は前半6に後半5。一方の町田は前後半1つずつだけです。


復習でも、「実地でフットサルを教えるのも大阪や町田だと思う」と書きましたが、ピッチ上では大阪の選手にそうした気負いが見えました。「経験がない」と原田監督は言いましたが、外からみれば関西トップチームです。しかし、巧みな局所的な戦い方と、試合を通してじょじょにパフォーマンスを上げていく町田に大阪はピッチ上でもベンチでも手を打つことができないことへの焦りが悪循環を生んだように見えました。

町田は湘南に敗れた花巻とホームで、大阪は花巻に勝った湘南とアウェーで第2節で当たります。
町田は浦安や名古屋に一歩でも先んじるために、スタートダッシュで2連勝を狙いたいところですし、大阪は関東でのアウェー2連戦をタイの成績で帰りたいところでしょう。

Fリーグ2007・開幕節レポート「名古屋」vs「神戸」

【第1節:9月23日開催 (代々木第一体育館)】
 (文:FUTSALNET Y)

<第1戦・名古屋オーシャンズ vs デウソン神戸>



 写真:M.Minagi

この試合の振り返り。
【第1節・第1試合:試合終了 名古屋1?1神戸】


名古屋オーシャンズ

デウソン神戸

15時にキックオフしたこの試合は、上澤が先制弾を決めて前半を1?0で終了した。
後半も名古屋が優勢に試合を進めるも、この試合大活躍のブルノが得たFKを伊藤が決めて1?1の同点に。
名古屋は必死のパワープレーを仕掛けたが、届かず開幕戦は1?1の同点で終了した。

 

【第1節・第1試合の復習の反省】
座談会の復習でこの試合の神戸について「非常に懐疑的な見方をされてきたけど、やってみたら結構善戦しているから、面白いかもしれない、と見られ始めている」としていました。でも、私個人の主観的な感想としては、こういう展開にはならないだろうと思ってました。要するに名古屋は順当に神戸に勝つだろう、と。。



名古屋の選手がこんなに固くなるとは思ってませんでした。試合後に上澤選手が「いつもは動いてパスが回せるのに、今日はそれができなくてペ ースがつかめなかった」と言っていたように、日本最強と言われているチームであっても、この試合についてはかなり緊張していたということです。

一方、先制した神戸の伊藤選手は「開幕戦で実力通りの力を出すのは難しいもの」と試合直後ながらすごく冷静な分析をしてくれました。「そこがうちのねらい目だった」とも言っていたように、知らず知らずに「受けてたつ名古屋」に、「仕掛ける神戸」、という心理状態が形成されてしまったように感じました。

それでも前半17分に上澤が先制したとき、名古屋がペースを握っていくのではないか、と思いました。オスカー監督はこの試合を振り返って、自分たちの試合ができないながらも引き分けたということで、合格点とのことですが、苦しい展開の中、前半にタイムアウトをとっていないことが気になりました。本来、自分たちの試合ができないときは、監督が試合の流れに関与するためのタイムアウトというカードを使ってもよかったのではないかと思います。



しかし、神戸のスタミナには驚きました。あれだけ名古屋に攻め立てられたら、後半から足が止まるのでは?と思いましたが、最後までそういうことはありませんでした。そして、この日フランキは出場しませんでしたが、ブルノの足技には会場が沸きました。

序盤は、状況を無視した(自陣深いところでの)足技に、どきどきさせられましたが、足裏で敵にボールをさらしながら前進する、相手を挑発するような独特のプレーは、神戸の選手に随分勇気を与えたのではないでしょうか。ストライカーDXの対談では、「ヘンテコワザ」として紹介されていますが、今後はやりそうな予感がします。



そして、後半2分に得た神戸のFKが同点ゴールになるわけですが、このゴールに対する両者のコメントも興味深いものでした。
名古屋の上澤は、「相手が壁の間を狙ってくるのはわかっていた」と言えば、神戸の伊藤は「やろうとしてたことができた」と言っていたのです。後半開始直後、わかってたのにやられた名古屋と、やろうとしてたことができた神戸の選手たちの心理状態を推し量ると、このメンタル的なものが後半の神戸のスタミナ源のひとつになったことが想像できます。

名古屋は、同点で迎えた後半の終盤に、マルコスをGKに変えてパワープレーを仕掛けます。ノックダウン方式ではないリーグ戦で、パワープレーを仕掛けるリスクをかけるところに、この日の名古屋の「気負い」が見えたような気がしました。ご存知のとおり、パワープレーは非常にリスキーな戦い方です。この開幕節でも何試合かパワープレー後に無人のゴールにロングシュートが入りました。



慎重なオスカーがここでパワープレーを仕掛けたわけですから、開幕節に単なる1試合以上の価値を見ていたのだと思います。結果的にスコアは動かなかったのですが、そういう姿勢は、見る者にとっては非常に面白いものでしたし、「印象深い」開幕戦になったと思います。


神戸は、累積ファウル数を数えても、名古屋を下回っています(名古屋:7、神戸:4)。
復習時に「神戸にはタフなファイトを見せて欲しい」と書きましたが、そういうバチバチ感を出さないでも、神戸の選手たちのモチベーションの高さが、最後まで集中力を切らさずに、同点で試合を終了させることができたのだと思います。



安易に実力の積み重ね分析だけで、試合前の予想をえらそうに書くとこういうことなってしまいます。

神戸はいい意味で裏切ってくれましたし、名古屋はいい経験をしたと思います。

ということで、この引き分け試合は、フットサルネットの完敗ということでした。



試合とは関係ないところの話なのですが、Fリーグが開幕した翌日の読売新聞をご覧になったでしょうか。
Fリーグの模様を伝える記事には、写真が一枚ついています。カードは町田対大阪。そして、写っているのは町田の甲斐と、大阪の安川が競り合う写真です。

読売新聞の記者の方がどういう経緯でこの一枚を選んだのかは定かではないのですが、一時はフットサルから離れたものの、藤井とともに関西で一時代を築いた安川と、現在のフットサルシーンを常に引っ張ってきた甲斐の2人の写真です。昨年の三冠・名古屋と神戸の写真ではなく、こちらの写真を使っているのにはちょっと驚きました。


Fリーグ・オープニングセレモニー





 写真:M.Minagi


フットサル界待望の全国リーグ「Fリーグ」が9月23日に東京・代々木体育館でいよいよ開幕しました。今回は、速報レポートとオープニングセレモニーの模様を紹介します。

次回以降の詳細なマッチ報告は、「座談会復習の反省」という形で1試合ごとに振り返ってみたいと思います。


*******

オープニングセレモニーは、直径5mの球体が代々木体育館中央の空間に浮かぶという演出を中心にして行われました。



この球体には、様々な映像が写しこまれるような仕掛けになっており、

 とか、 とか、

のような感じで使われたり、



のようにセレモニーでのパフォーマンスの中でも演出道具として活躍していました。

代々木競技場のすぐそばで公演しているマッスルシアターの出演者によるパフォーマンスなども行われました。

 

 

そして、各チームキャプテンを従えたリーグCOOの大仁氏による開幕宣言が行われました。



とにかくこれまでのフットサルイベントとは桁違いのスケール感のあるセレモニーでした。


1年間のシーズンを通して各チームが争う、初代リーグチャンピオントロフィもこの日お披露目されました。

このトロフィーは、上部のボールを、5つの「F字」の支柱でもって掲げるようなデザインになっています。

5つのFとは、Fリーグが目標とする5つのキーワード
「Fair Play」、「Fight」、「Fun」、「Friend」、「Future」
をモチーフにしているとのことでした。



Fリーグ2007開幕記念座談会企画の復習の巻 4時間目・バルドラール浦安とバサジィ大分の復習



【Fリーグ2007開幕記念座談会企画の復習の巻】

Fリーグ開幕前からフットサルを見、プレマッチも精力的に観戦してきたお三方に「Fリーグの各チームは今ズバリどうなのか?」について具体的にディープに聞いた
「開幕記念座談会」だが、この座談会で聞いたことの復習を含めた、開幕戦への期待や想いについてまとめてみました!


【4時間目・バルドラール浦安とバサジィ大分の復習】

>>バルドラール浦安の回
>>バサジィ大分の回

3時間目の花巻のところで、フットボーラーとしてのポテンシャルで見劣りしない(逆により高い)花巻の選手たちにマルコイズムが浸透すれば化けるかもしれな
い、ということが言われていましたが、浦安に関しては、ちょっと違う効果が見えてきそうです。

日本代表選手を多く抱える浦安ですが、ここにシトというスペイン人監督が合流して、どんな化学反応が起こるのか。

藤井健太、高橋健介、小宮山友祐、稲葉洸太郎、川原永光といった現代表に、市原、岩本、稲田、山田、安藤と代表クラスの顔がならびます。
座談会の中で「このチームはそれぞれの選手に、それぞれの意見があって、妥協点というか、落としどころを探してこれまでやってきているように見えた。」と菊
地氏が言うように、フットサルにかけてはそれぞれのスタイルや思いがありました。出身チームも多彩で、そういうものをブレンドしてよいフットサルが完成でき
ていたか、というとそうでもなかったのです。

しかし彼らの代表チームでの戦い方を見るとサッポ監督の要求を良く理解して試合に臨めています。恐らくシト監督のスタイルにうまくなじんでいくのではないで
しょうか。そんな気がします。

一方の大分は、「平均年齢約21歳」というように、サッカーでいえばオリンピック代表年代よりも下です。
ここでも「フットボーラーとしてのポテンシャル」という言葉が出てきます。この年代で集中的にフットサルを叩き込んだらこれまでとは次元の違う選手・チーム
が生まれるのか。そういう成長を見る対象として、バサジィは面白いのかもしれません。

代表クラスずらりの浦安や名古屋のような層の厚さはまだ望めないわけですが、逆にやることが絞れているので、チームとしての戦術だとかはしっかりと徹底され
ることでしょう。その時に、軸になるのがマルシオやリカルド、それから濱あたりがシーズンを通してどこまで踏ん張って、若手の台頭を待てるかが今シーズンの
大きな課題となるでしょう。

座談会でも語られているように、大分はベタ引き、マンツーマン、カウンター狙い、という形にならざるを得ないかもしれませんが、大分のスタートライン時の実
力と、浦安の現時点でのチーム状態を知る上では、是非注意してみておきたい試合となるでしょう。

さあ、あとは代々木の試合を待つだけです。

Fリーグ2007開幕記念座談会企画の復習の巻 3時間目・ステラミーゴいわて花巻と湘南ベルマーレの復習



【Fリーグ2007開幕記念座談会企画の復習の巻】

Fリーグ開幕前からフットサルを見、プレマッチも精力的に観戦してきたお三方に「Fリーグの各チームは今ズバリどうなのか?」について具体的にディープに聞いた
「開幕記念座談会」だが、この座談会で聞いたことの復習を含めた、開幕戦への期待や想いについてまとめてみました!


【3時間目・ステラミーゴいわて花巻と湘南ベルマーレの復習】

>>ステラミーゴいわて花巻の回
>>湘南ベルマーレの回

「やっぱり僕らが勘違いしがちなのは、フットサル界でネームバリューがある選手は素晴らしくて、そんな選手たちが集まっているチームが強い、となるところ。でも、花巻の選手たちは、サッカーの経歴からいえば、下手したら上という選手も結構いるわけですよね。」という北氏の一言が耳に残ります。

花巻は、AMVという全国的にもあまり知名度の高くないチームが母体になることで、ずっと低い評価を受けてきました。しかし、彼らの「フットボーラーとしてのポテンシャルは高い」(菊地氏談)ということで、ここにフットサルを知り尽くしたマルコ監督の規律がうまくチームを統制すれば化けるかもしれない、というのが花巻に対する見方でした。

一方の湘南は、面白いフットサルを見せたらナンバーワン、だけど、最近カウンター狙いに戦術変更している、という見方でした。顔ぶれはロンドリーナそのままという感じで、チームワークもいいでしょう。岡田ジオゴが実質的な兼任監督のようなことになっていて、彼のフットサルの戦い方がどれくらいうまく浸透するかがキーになっていることでした。


花巻に対するこの見方は新鮮でした。これまでにもAMVのように、選手たちのポテンシャルは高いけど、フットサルという競技性の理解の浅さから、結果を出せなかったチームは全国にもたくさんありました。今や強豪の関東リーグ所属のFUGA MEGUROなども、素晴らしいポテンシャルがありながら、フットサルチームの強豪になかなか勝てませんでした。

しかし、今ではフットサルのやり方を学び、取り入れるところは取り入れて関東のトップチームの仲間入りを果たしています。
それと比較しても花巻は、ブラジル人監督を迎えて強化をしていくわけですから、効果が出るのも早いでしょうし、効果も絶大になるでしょう。
ただ、監督が合流してから開幕までの時間が短かったのが残念でした。大会が始まってからの修正は非常に難しいことは、他の競技を見ても明らかです。

もとから捨てるものがない花巻なので、こうしたスクランブル発進的なシーズン突入の仕方はアリといえばアリですが、マルコ監督がどこまでこうしたチームを管理できるかがキーになりそうです。

座談会でも「気心が知れているのはアドバンテージ」と言われているとおり、湘南はほぼロンドリーナメンバーなわけですが、ここへきて戦術変更(追加)しているというところに少し「?」を感じます。まずはこれまでのやり方でやってみたほうがいいんじゃないのか?そう思うわけです。ふたを開けてみればもしかしたら従来のロンドリーナと同じで、仕掛けていく戦い方になるのかもしれません。私はこちらを希望します。


マルコ監督イズムが浸透するにはまだ時間がかかるので、開幕戦では、湘南の仕掛けるフットサルが爆発する可能性があります。
花巻の実力を開幕戦で判断してはいけません。あくまでの「開幕戦ではああだったのに」というスタートライン状態として見ておき、じょじょに変貌する様を見るのも楽しみのひとつにできるかもしれません。

もちろん湘南には、大地、豊島、野島、それから移籍組の関、シニーニャといったフットサル界の実力者も揃っているので、彼らのプレーも楽しみにしてください。そして、もしかしたらフットサルの醍醐味のひとつ「パワープレー」を見せてくれるかもしれません。一部の人の間では「いつもパワープレーしてたらいいのに!」というくらい、湘南は強烈なパワープレーを持っているのです。

花巻と湘南はこんなところで。

Fリーグ2007開幕記念座談会企画の復習の巻 2時間目・シュライカー大阪とASVペスカドーラ町田の復習



【Fリーグ2007開幕記念座談会企画の復習の巻】

Fリーグ開幕前からフットサルを見、プレマッチも精力的に観戦してきたお三方に「Fリーグの各チームは今ズバリどうなのか?」について具体的にディープに聞いた
「開幕記念座談会」だが、この座談会で聞いたことの復習を含めた、開幕戦への期待や想いについてまとめてみました!


【2時間目・シュライカー大阪とASVペスカドーラ町田の復習】

>>シュライカー大阪の回
>>ASVペスカドーラ町田の回

次に初日の第2戦目になる、町田と大阪の対戦に移りましょう。

カスカベウとマグの試合、言ってしまえば結構そう言ってしまえるような布陣だな、とまずは思いました。
両チームともに大きく選手が流出・流入していません。そして、町田はプレマッチで4戦中3敗しているような状況で、新監督バイアーノを迎えました。一方の大阪は、昨シーズンまでプレーイングマネージャーだった原田が監督になっています。

ですから、両チームともにある程度役割が明確になっていて、それがよく機能する面と、人任せになるような悪い面があるなと感じました。そんな話では、町田は、得点力のある稲田が浦安に移籍したことで、勝負どころで得点する選手がいなくて、これから新しい軸が育つことに期待するような状況である、ということでした。

もちろん、甲斐や金山、横山や本田マルコス、そして相根といった現有の実力プレーヤーもいるわけですが、層の厚さは感じられないのは確かです。座談会での話しにもありましたが、「バイアーノ監督が第3者的な目でチームを見て、対策を施せるのはポジティブな面だ」と杉浦氏が話したポイントは、まさにそういうことを言っているのかと思います。

大阪は、昨シーズンの良い流れにうまく乗れなくて、プレマッチでつまづいているという印象があるということでした。たしかに岸本にかかる負担は、他のチームのどの選手よりも大きいというのはわかるような気がします。

そういう意味でも、マグからシュライカーになるためのもうひとつ何かがシーズン前に欲しかったような気がします。座談会の中でも補強が必要だったのでは?という話もありました。もちろん補強ゼロではないですが、単に戦力補強するだけではなくて、チーム内に刺激を与えるようなものがあってもよかったかなと思います。


シュライカーは関西で、ペスカドーラは関東で、常に先頭に立ってフットサルシーンを引っ張ってきたチームです。
そして、Fリーグになっても、その大きな枠組みは変えないでシーズンを迎えようとしています。これは非常に興味深いことです。なぜならば、他のチームには、サッカーの経歴はかなりのレベルだけど、フットサルの経験は浅いような選手も多くいます。

彼らとの勝負も見ものですが、彼らに実地でフットサルを教えるのも大阪や町田だと思うんです。もちろん、他のチームは、そんなつもりはないと思いますが、必ずそうなると思いますし、そうなってもらいたいと願っています。


そしてもうひとつ。町田にはカスカベウスタイルを貫いて欲しい。
座談会の時点でも、バイアーノ監督がどういう方向性を示しているかはわかりませんでしたが、私にとってカスカベウスタイル=遅攻でも崩せる魅力的なフットサルなわけで、もしかしたらオールドスタイルと思う方も多いかもしれませんが、そういうスタイルを貫く中で、どうやって強化していくか、という順番で考えて欲しいわけです。

フットサルの競技レベルのステージはもしかしたら、そういう戦術が通用するところにないのかもしれませんが、でも町田にはそういうスタイルでさらに上のレベルを目指して欲しいなあと思います。

町田と大阪はこんなところで。

Fリーグ2007開幕記念座談会企画の復習の巻 1時間目・デウソン神戸と名古屋オーシャンズの復習



【Fリーグ2007開幕記念座談会企画の復習の巻】

Fリーグ開幕前からフットサルを見、プレマッチも精力的に観戦してきたお三方に「Fリーグの各チームは今ズバリどうなのか?」について具体的にディープに聞いた
「開幕記念座談会」だが、この座談会で聞いたことの復習を含めた、開幕戦への期待や想いについてまとめてみました!


【1時間目・デウソン神戸と名古屋オーシャンズの復習】

>>デウソン神戸の回
>>名古屋オーシャンズの回

まず、開幕戦の名古屋と神戸については、隙の無い王者・名古屋と、セオリー無しの超攻撃フットサルを標榜しながら、実は普通のバランスのいいフットサルをしてくるかもしれない神戸、ということになるのでしょうか。

神戸は、地域リーグ時代にも大きな戦績を残していませんが、監督にフットサルの経験が豊かな外国人を据えていません。だから、非常に懐疑的な見方をされてきたけど、やってみたら結構善戦しているから、面白いかもしれない、と見られ始めているということですね。

プロのサッカー選手でもあった、元府中AFCの伊藤や、フランキ、ブルノのブラジル人といった能力の高い選手も備えています。

名古屋は2セットまでの選手がほとんど日本代表もしくはそれ以上のクラスで揃えていて、それを名将オスカーががっちりと束ねているという、思ったとおりの布陣だということがよくわかりました。

昨シーズンと違うのは、日本代表の比嘉リカルドと前田喜史が加入していることでしょうか。もちろん、関西トリオらも注目ですが、常勝チームの条件である層の厚さを備えているなーと感じました。


昔からフットサルのトップチームが、サッカーの強豪にやられるような光景は何度も見てきました。だから、そういう見方をして、神戸が名古屋に一泡吹かせるか?とも考えましたが、ことはそう簡単ではなさそうです。

神戸の試合は、アルゼンチン対日本戦のエキシビジョンで見ましたが、あの試合からは何も感じることができませんでした。対戦相手の大阪もばらばらでしたが、それ以上に神戸の行き当たりばったりな感じには、他の皆さんが感じていたような不安感を持ちました。

しかし、開幕を前にして、ある程度の待遇で選手を補強してきていることと、セオリー無しの良い面が出始めている、ということを聞いて、そして何よりフットサルナビの上永吉GMの「21試合全部を見ているのはうちだけ」というコメントを見て、「面白いチームになるかも!」と思いました。

神戸には、この姿勢を継続して標榜し続けて欲しいと思います。最初は勝てないかもしれません。
特に開幕戦などは、奇襲攻撃を一度決めても懐の深い攻撃で三度、四度と点を取ってくる名古屋です。

21試合を見渡す前に、40分間のリアルタイムを見渡した時に、どれだけ高い質のフットサルをし続けられるのか?と言えば名古屋に完全に軍配が上がってしまうわけですから。


だから神戸には「驚かせて欲しい」、「タフなファイトを見せて欲しい」と強く思います。
国内フットサルのひとつの最強スタイルを確立したオスカー・名古屋に食らい突くには、非常に強いスピリッツが求められます。後半の途中から神戸の守備が崩壊したり、精神的に折れてしまうような試合は絶対に見たくありません。

別に神戸がそうなってしまう、と決め付けているわけでありませんが、現有の戦力を分析すればそうならざるを得ない。でも、スポーツにはそれだけではないファクターも存在することがよく知られています。

神戸は、そういうファクターを煽るのが非常にうまいと感じています。
神戸が観客を見方につける可能性は十二分にあります。

そのためには、(ファウルをして欲しいということでありませんが)、前後半でファウルカウントをたくさん残すようなことでは、だめじゃないかと思うのです。タフでもしかしたらややラフなファイトに持ち込むくらいの気概を見せて欲しい。

その結果敗れたとしても、神戸に未来を感じることができると思いますし、もちろん勝つことになれば、神戸のファイトスタイルは一気に全国中に知れ渡ることになるでしょう。

一方で、名古屋にはそうしたスピリッツを前面に出して襲い掛かる神戸を、横綱相撲でねじ伏せて欲しいとも思います。

そうした攻防がみられれば、見た人は勝敗結果だけではなく、試合の印象を周りに語り、それがまたフットサルファンを増やすことになるでしょう。


神戸と名古屋についてはこんなところでしょうか。

F.LEAGUE開幕記念座談企画 第8回



【Fリーグ2007開幕直前座談企画】


【第8回】

●座談会参加メンバー:
菊地芳樹氏(ストライカーDX)、杉浦文哉氏(フリー)、北健一郎氏(ストライカーDX)


バサジィ大分
 ●ホームタウン:大分県大分市
 ●ホームアリーナ:大分県立総合体育館
 ●オフィシャルサイト:http://www.vasagey.com/
 ●登録メンバー:http://www.fleague.jp/teams/oita.html
 ●プレマッチ結果
  8/26 2-3 シュライカー大阪 (Fリーグオフィシャル)

極端に若い注目チーム
リアクションスタイルで
どこまでいけるか



  いわゆるフットサル界の有名人は、ほとんどいないチームですが。代表の森秀春氏は、大分県のサッカー協会の仕事をしていた方らしくて......。

菊地 少年のほうのサッカーの面倒をみていたらしいね。

  選手たちの経歴を見ると、大分トリニータとか、アビスパ福岡のユースにいた選手なんかもいるんですよね。そういう有望な選手を引っ張ってきている。ただ、年齢を見るとみんな若い! 86?88年生まれの選手がかなり多い。

杉浦 平均年齢が21歳くらいとか。

  ベテラン選手を抜くと、19歳くらいになっちゃうんですよ。

フットサルネット だから育成型のチームと言っているわけですね。

  ただ、今後のリーグの展開のとして、一つの実験的なケースになるというか。20歳前後の選手たちを集中的に鍛えたらどうなるのか。他のチームがこれまでやりたくてもできなかったことを、割り切ってやるわけですから。

杉浦 今はマルバやセレゾン浜松でプレーしていた千綿リカルドが、選手兼コーチとして実質チームを見ているんですけど、フットサルのフの字も知らない選手がいるから、取り敢えず守備からしっかりやろうと。

それでこの間の試合(8月26日、大分2?3大阪)もマンツーマンディフェンスをやっていました。松田マルシオという優秀なピボがいるから、彼まで守備で下がってきてしまうのは、もったいない感じもしますけど(笑)。

ただ、大阪はそこで苦戦しましたよね。大分に対して、逆サイドにロングボールを振るとか、成功率の低いような攻めでしか、チャンスを作れなかったですから。

  若いから体力もあるし、よく走れますよね。

杉浦 1対1でもあまり抜かれなかったですよ。結局フットサルって、今までサッカーでポテンシャルの高かった選手って、そんなに大勢いたわけではない。Jの下部組織でやっていたレベルの子をしっかり教えたら、すぐ伸びちゃうのではないかと。もちろん今後壁に当たる可能性はありますけど、今季に関していえば、リアクションフットサルである程度の結果は残せるかもしれない。

  ハッキリ言って、成績は考えなくてもという気はしますけどね。2、3年後というのはきれいごとではなくて、本当にその段階で強くなれたらいい。降格がないわけですからね。そこを生かしたほうがいいですよ。強くなっていくプロセスを、お客さんも楽しんだらいいんじゃないかと。

杉浦 花巻にしても大分にしても、プレシーズンマッチでもっと派手にやられるのではと思った人が多かったですよね。でも、実際はそうではなかった。だから、お客さんとしては、次は何かやってくれるのではと期待ができるわけですよね。ある程度戦えるチームにはなっている。

菊地 実際何とか形になるまでに、リカルドとマルシオで踏ん張って、どこまでチームを持っていけるかというところらしいね。


(座談会終了)

座談会参加メンバー
左から杉浦文哉氏(フリー)、菊地芳樹氏(ストライカーDX)、北健一郎氏(ストライカーDX)
  

F.LEAGUE開幕記念座談企画 第7回



【Fリーグ2007開幕直前座談企画】


【第7回】

●座談会参加メンバー:
菊地芳樹氏(ストライカーDX)、杉浦文哉氏(フリー)、北健一郎氏(ストライカーDX)


デウソン神戸
 ●ホームタウン:兵庫県神戸市
 ●ホームアリーナ:ワールド記念ホール
 ●オフィシャルサイト:http://www.deucao.com/
 ●登録メンバー:http://www.fleague.jp/teams/kobe.html
 ●プレマッチ結果
  5/20 2-2 静岡県選抜 (Fリーグオフィシャル)
  7/20 1-2 シュライカー大阪 (Fリーグオフィシャル)
  8/5 6-1 兵庫県選抜 (Fリーグオフィシャル)

超攻撃的はどこまでホント?
新しいスタイルで
リーグをかき回せるか



  ここは何といっても、上永吉英文GMのキャラが濃いですね(笑)。それで、僕らも今ひとつチームの実情がつかめていない感じですけど。

メンバーは少しづつ補強をしましたよね。伊藤雅範とか、FC琉球にいたハタケヤマ・ブルノ・タカシ、府中でプレーしていた畠山フランキ・タダシとか。

杉浦 実際問題、FIREFOXでプレーしていた脇真太郎なども、ベンチ入りできるかどうからしいので、選手1人1人のレベルは高いんですよね。個々のボールを扱うテクニックは高いと思います。あとはいかにうまく戦うか。

フットサルネット すると花巻のパターンと同じと考えていいんですかね。

  いや、花巻の場合は、監督がセオリーを叩き込んで強くしようという形ですよね。こちらは言ってみれば、セオリー無視なわけです。すべての試合が奇襲ですよ。その点で相手にとっては何をしてくるのかわからない怖さがあるのだろうけど。

フットサルネット それは花巻に照らすと、AMVがそのまま出てきちゃうって感じですか?

菊地 いや、仮にもFリーグという晴れ舞台で戦うわけで、戦術以外の面ではしっかりと調整できる状況にあるでしょう。言ってみれば、1巡目が勝負でしょうね。

  相手が神戸のことをわからないうちに、どれだけ勝点を稼げるか。

菊地 まあ、超攻撃的と言いつつも、実際には伊藤やレフティの泰澤秀幸が後ろでバランスを取って、普通にフットサルをやってくるとの話も聞きましたよ(笑)。だから、他チーム相手にどれだけ守れるかがポイントで、攻撃は面白い選手が何人かいるので、そういう人が軌道に乗れるかというところですね。

  後ろで支える選手が、どれだけ前の選手を暴れさせることができるか。

菊地 こちらとしては、「超攻撃的」という言葉に選手たちも思い切り乗っかって、プレーしたらどうなるかというのを見てみたい気がするけど。

  メディアの人たちには、当初このチームに関して悲観的な感想が多かったんですけど、実際ゲームでは思い切って突破に行く姿勢に、お客さんはすごく沸くんですよね。

菊地 だから、新しいスタイルを提示できるかもしれない。

  カラーが出るのは全然悪いことではないですよ。


座談会参加メンバー
左から杉浦文哉氏(フリー)、菊地芳樹氏(ストライカーDX)、北健一郎氏(ストライカーDX)
  

F.LEAGUE開幕記念座談企画 第6回



【Fリーグ2007開幕直前座談企画】


【第6回】


●座談会参加メンバー:
菊地芳樹氏(ストライカーDX)、杉浦文哉氏(フリー)、北健一郎氏(ストライカーDX)


シュライカー大阪
 ●ホームタウン:大阪府大阪市
 ●ホームアリーナ:大阪市中央体育館
 ●オフィシャルサイト:http://www.shriker.jp/
 ●登録メンバー:http://www.fleague.jp/teams/osaka.html
 ●プレマッチ結果
  7/14 2-7 名古屋オーシャンズ (Fリーグオフィシャル)
  7/20 2-1 デウソン神戸 (Fリーグオフィシャル)
  8/5 3-7 名古屋オーシャンズ (Fリーグオフィシャル)
  8/26 3-2 バサジィ大分 (Fリーグオフィシャル)

岸本1人ではキツイ
昨季の戦いを思い出し
チーム一体で臨めるか



  当初の高評価を崩している感があるのが、大阪ですね。

フットサルネット どういうチームなんですかね。いまひとつ特徴がつかめないというか。

杉浦 ゲームを見ていると、何か縦に急ぎすぎていて、それがうまくいかなくてみんながあたふたしている感じがあるんですよね。

選手の話を聞いても、「もう少し回したほうがいい」とか、「サポートを早くしないと」とか出ている。どうしたいのかが選手間でバラバラなのと、実際にやろうとしていることが出ていないので、マイナス面が多いですね。

フットサルネット 原田健司監督が、そのあたりをまとめたりしないんですか。

杉浦 もちろん、やってはいるんですけど、練習ではできても試合ではできないという状態で。選手たちに焦りが出て、町田に近いところがあるのかな。

  このチームは、それこそ始動という意味では断トツに早かったわけですよね。そういう状況から見ると、予定通りではないですね。昨季は全日本選手権や地域チャンピオンズリーグなどのカップ戦で成績を出したけど、リーグ戦という面ではベースがまだできていないのかもしれないですね。

杉浦 でも、その好成績だった昨季の戦いを思い出して、本番になったら毎試合粘り強く戦えるかもしれない。

  その期待はありますよね。

菊地 ここまでの流れからいえば、毎試合全力投球して、シーズンをどこまで引っ張れるかというところ。成績が出ちゃったものだから、今はいろいろなものに受身になっているのではないかな。

フットサルネット 何がよくて勝ったのか。自己分析が難しい。結局そこでどこをつまんで伸ばすかで、意見が分かれてしまうとね。

菊地 昨季まで選手だった原田監督自体が、ピッチに出られないのは痛いと思いますよ。

  だからもし岸本武志がケガなどで欠けたら、チームは厳しいですよね。他の選手が1人前になっている感じがまだしない。

杉浦 岸本は1人4役くらいやっていますよね、実質。

フットサルネット 何かもっとオール関西くらいの陣容にできなかったのかなと思いますけど。

菊地 補強を考えたほうがいいのかね。外国人選手とか。ただ、逆にプレシーズンで悪いところが出た分、精神的には本番では、また昨季のように相手に向かっていけるはず。ギリギリの戦いのところでまた感覚を思い出して、ミラクルが出せればね。


座談会参加メンバー
左から杉浦文哉氏(フリー)、菊地芳樹氏(ストライカーDX)、北健一郎氏(ストライカーDX)
  

F.LEAGUE開幕記念座談企画 第5回



【Fリーグ2007開幕直前座談企画】


【第5回】

●座談会参加メンバー:
菊地芳樹氏(ストライカーDX)、杉浦文哉氏(フリー)、北健一郎氏(ストライカーDX)


名古屋オーシャンズ
 ●ホームタウン:愛知県名古屋市
 ●ホームアリーナ:パークアリーナ小牧
 ●オフィシャルサイト:http://www.nagoyaoceans.com/
 ●登録メンバー:http://www.fleague.jp/teams/nagoya.html
 ●プレマッチ結果
  6/30 9-1 愛知県選抜 (Fリーグオフィシャル)
  7/14 7-2 シュライカー大阪 (Fリーグオフィシャル)
  8/5 7-3 シュライカー大阪 (Fリーグオフィシャル)


優勝は鉄板
リスクをかけるのか、
かけないのか



  名古屋は実際どうなんですか? 杉浦さん。

杉浦 やはり、穴がないですよね。もうしっかり2セットできている。

フットサルネット ファーストセットって誰なんですか。

杉浦 森岡薫、山田ラファエル・ユウゴ、北原亘、上澤貴憲。セカンドはボラ、マルキーニョス、比嘉リカルド、もう一つは流動的かもしれないですが、前田喜史ですね。ここに加わっていくのが......

  関西トリオ!

杉浦 完山徹一や小山剛史もいる。

フットサルネット 関西トリオというのは?

  沼田慎也、山蔦一弘、丸山哲平。

杉浦 そこが下手したらベンチ入りできないんですね。

フットサルネット ただ、そう聞くとやや小粒な感じもしますが。

  そう思われるんでしょうけど、これが化けるんですよ! トレーニングすることによって。だからリーグ全体って、その程度の個人能力の差なのかもしれませんよ。2部練習して、プロの精神を叩き込まれたら、名古屋の選手になるんです。環境ってとてつもなく大きいですよ。

杉浦 だって、丸山はチームにはいってからの3ケ月で、体重が4?が増えたらしいですよ。ぜい肉を落として筋肉が増えたって。

菊地 逆にみんな今まで何だったんだ? って感じだね。

杉浦 決定的に他チームと違うのは、レベルの高い選手が集まっているので、おのずとライバル意識が高くなって、競争が激しくなる。それによってチームのレベルが上がっていく効果もあるんですね。

  森岡を前田がマークするというのが普段からあるわけですね。

杉浦 定永久男も、昨季のレベルアップってすごかったですよね。ラファエルや森岡のシュートを毎日受けているわけですからね。そのくらいのシュートを打てる選手が、日本に他に何人いるのかっていったら、そういないですよ。

菊地 あのう、多くの人がFリーグが始まるっていうときに、各チームが名古屋みたいな状況になるというのを期待したと思うんですよ。でもそれが叶わなかった。まあ、でも僕としては伸び悩んでいる感のあった小山が、このチームでどのくらい変わるのかを見てみたいですね。

  逆に頑張って弱点を探すとしたら(笑)、昨季より選手たちに余裕が出てきているというのが、プラスでもある分、足元をすくわれる可能性も出てきているのかなと。選手たちも1年目を経て、王者の意識もあるし、その点でかなり人数をかけて攻めているのは、昨季と違うところですよね。

リスクをかけない昨季の戦いから、色気が出てきて、面白さは出る一方で相手にとって付け入るスキが出てくるかもしれない。

菊地 まず勝ちいったというところで、昨季の眞境名オスカー監督のやり方はチームに非常によくフィットしていたよね。でも、オスカー監督で他のやり方って、実はあまり見たことがないんだ。今季はどうするのか。その点でオスカー監督に焦点が当たる出番だね。

フットサルネット オスカー監督は、違う戦いをやってくる感じなんですか?

杉浦 まあ、オスカー監督は「ローテーションによるスタイルは取り入れたい」とは言っていますよね。そのために前線で動ける小山や丸山を取ったんですから。

  オスカーの強みは自分の信念がブレないところですよね。とにかく勝つこと、結果を求めるという姿勢がブレないから、昨季はあれだけのことになった。不満分子もいたと思うけど、結果をだすことで抑えた。

菊地 それがきちんとした専任監督がいる、チームの強みだよね。

  だから、スペクタクルな方向を目指しているチームは他にいるのだから、もう憎たらしくらい強いという、ヒールじゃないけど、ひとつの抜けた存在になってもいいんじゃないかなと思います。

杉浦 他のチームは、いかに名古屋を倒すのかを考えるべき。


座談会参加メンバー
左から杉浦文哉氏(フリー)、菊地芳樹氏(ストライカーDX)、北健一郎氏(ストライカーDX)
  

F.LEAGUE開幕記念座談企画 第4回



【Fリーグ2007開幕直前座談企画】


【第4回】


●座談会参加メンバー:
菊地芳樹氏(ストライカーDX)、杉浦文哉氏(フリー)、北健一郎氏(ストライカーDX)


湘南ベルマーレ
 ●ホームタウン:神奈川県湘南地区
 ●ホームアリーナ:小田原アリーナ
 ●オフィシャルサイト:http://www.bellmare-futsal.com/
 ●登録メンバー:http://www.fleague.jp/teams/shonan.html
 ●プレマッチ結果
  5/27 6-0 高槻松原FC (J's GOAL)
  7/30 2-2 ペスカドーラ町田 (スポーツ報知)
  8/15 7-2 府中アスレティックFC (フットサルナビ)
  8/26 2-2 神奈川県ドリームチーム (湘南ベルマーレオフィシャル)


面白さを感じられるチーム
戦術変更が
どう転がるか


  このチームも、町田に似ている形というか。ただ、選手兼監督のような立場の岡田サントス・ジオゴが仕切っているところに、サッカー畑から朴海剛監督が来た形。

これまでのチームには、どこか大人になり切れていない部分があっただけに、湘南のサッカーに携わってきた朴監督が、いわゆるプロの精神みたいなのをどうやって植えつけるのか。いい影響があるかもしれないですね。逆に戦術的な面は、ジオゴがやるんでしょうけど。

フットサルネット 湘南は名古屋帰りの選手たちもいますけど。どうですか?

菊地 面白いですよ。

  まあ、プレシーズンマッチは、格下の相手とやっている感は否めないですね。高槻松原に6-0で勝ったのもそうですし(5月27日)、府中にも7-2という結果でした(8月15日)。でも、町田とは引き分けだった(2-2、7月30日)。だから3試合で15点も取っているとか、そういうのは鵜呑みにできない。

杉浦 神奈川県選抜とは引き分けでしたね(2-2、8月26日)。

  ただ、僕は単なる勝ち負けだけではない、エンターテイメントとしてこのチームは単純に面白いですよ。仕掛ける選手がたくさんいるし。

杉浦 Fリーグの中で見ていて一番面白いチームはどこですかってアンケートを取ったら、多分湘南になると思いますよ。

菊地 仕掛けるっていっても、玉砕ではないですからね。ある程度のレベルがあって、勝負にいくわけで。

フットサルネット ここのメンバーは、もうほとんどロンドリーナじゃないですか。

菊地 そうなんですよ。だから気心は知れている。その点でアドバンテージはありますよ。

  ただ、優勝を狙えるかという点では、どうかなという部分はありますよね。

菊地 そうなんだよな。何かが足りない感じがある。

杉浦 やはりそこは、このチームにも点取り屋がいないという問題がある。だからどこかもろい。誰か支柱になる選手が出てこないといけませんね。豊島明にはその可能性があるけれど。

菊地 豊島や大地悟がその役割を担うんだろうけど、まだ彼らにしても絶対的な存在ではないんですよね。むしろ絶対的な存在の横で光る選手というか。

フットサルネット 曲者というか......。

  「よろずや」ですから。

杉浦 もう1つ、このチームはやり方が変わった部分があるわけです。これまではパスワーク中心だったのが、ジオゴの下、堅い守備からのカウンターを中心としたものになっている。それに順応できていない従来の選手が出てきているのは事実ですね。


座談会参加メンバー
左から杉浦文哉氏(フリー)、菊地芳樹氏(ストライカーDX)、北健一郎氏(ストライカーDX)
  

F.LEAGUE開幕記念座談企画 第3回

【Fリーグ2007開幕直前座談企画】

【第3回】

●座談会参加メンバー:
菊地芳樹氏(ストライカーDX)、杉浦文哉氏(フリー)、北健一郎氏(ストライカーDX)


ASVペスカドーラ町田
 ●ホームタウン:東京都町田市
 ●ホームアリーナ:町田市立総合体育館
 ●オフィシャルサイト:http://www.pescadola-machida.com/
 ●登録メンバー:http://www.fleague.jp/teams/machida.html
 ●プレマッチ結果
  7/20 2-6 パルドラール浦安(スポーツ報知)
  7/30 2-2 湘南ベルマーレ (スポーツ報知)
  8/13 2-3 東京都選抜 (フットサルナビ)
  8/18 2-3 ステラミーゴいわて花巻(フットサルナビ)


プレシーズンは不調
誰が点を取れるのかで
今後の展開が決まりそう



  町田はプレシーズンマッチでは苦しんでますね。

菊地 結果も、内容もよくはないよね。

杉浦 未勝利ですからね。1分3敗。

フットサルネット それは全力で勝ちにいってるんですか?

  チームとしてはピークを開幕に持っていくというのは常に言っていますよね。

フットサルネット メンバーを落としているわけではない?

菊地 ケガ人が多く出ていて、ベストは組めていないのは確かですね。ただ、実際リーグが始まったら、そういう状況になることはあるわけで。

  地力が試されるところではあったわけですよね。

杉浦 試合を見ていると、甲斐修侍や金山友紀が40分フルに出ているわけではない。何だかんだで、多くの選手が均等に出場して経験を積んできているのは確かです。ただ、やろうとしていることはうまくいっていない。それが開幕までに修正されるのかどうか。そこが1つポイントなのかな。

フットサルネット バイアーノ監督はもう来ているんですか?

  ポルトガル遠征(8月下旬)に行っているのですが、そこから合流したようです。

杉浦 9月3日に日本に来るらしいですよ。

菊地 いやもう、綱渡りだったね! 開幕20日前か。

  一つ懸念されるのは、浦安の場合、チームの色をつけない状態で監督を迎えたんですね。一方で町田の場合は甲斐修侍のフットサル理論を元に、土台は出来上がっているチームなんですよ。そこに監督が来て、単純にプラスになるのかどうかは、読めないですよね。

フットサルネット なるほど。チームがどう進化するのかは、未知数なわけですね。逆にどうなるのか、楽しみではありますが。

菊地 町田のプレシーズンマッチを見て話していたのは、このチームはシーズン前にこういう状況というのは、過去何度もあった現象で、いずれもシーズンが始まるとしっかりしていたんだよね。

だけども、1つ心配なのは、今までは勝負どころでたくさん点を取ってきた選手がいたんですよね。昔は相根澄だったり、安藤信仁だったり。金山がその役回りのときもあった。その点でいうと、稲田祐介が抜けたのは痛いのかな。今は無理をして頑張れる選手がいない気がするんです。

  ゴールゲッターがいないことが、勝負弱さにつながってしまう可能性もありますよね。プレシーズンマッチを見ていると、横山哲久がその点でエース格になるのかなという思いもあるんですけど、他のチームがピボに強力な選手たちをそろえているのを見ると、心配ですね。

杉浦 確かに点が取れないというのが、一番の問題だと思うんですね。浦安とのゲーム(7月20日、浦安6-2町田)では、途中まではジャッピーニャ(本田マルコス)がすごくよくて、同点にまで追いついたんですね。

点が取れる人がいれば、問題はない。「たら・れば」の話ですけど、この試合も、ジャッピーニャが3点目を取って勝っていたら、プレシーズンの流れも変わって、評価も上がったかもしれない。でも、実際にはそうではなかった。誰かが「絶対に取ってやる!」という、根性がないとちょっと難しいのかなと。

  日替わりヒーローが出てくればという期待や見方もありますけど......。

杉浦 だからこの点で、バイアーノ監督が第3者的な目でチームを見て、対策を施せるのはポジティブな面ですよね。


座談会参加メンバー
左から杉浦文哉氏(フリー)、菊地芳樹氏(ストライカーDX)、北健一郎氏(ストライカーDX)
  


F.LEAGUE開幕記念座談企画 第2回



【Fリーグ2007開幕直前座談企画】


【第2回】


●座談会参加メンバー:
菊地芳樹氏(ストライカーDX)、杉浦文哉氏(フリー)、北健一郎氏(ストライカーDX)


バルドラール浦安
 ●ホームタウン:千葉県浦安市
 ●ホームアリーナ:浦安市総合体育館
 ●オフィシャルサイト:http://www.bardral-urayasu.com/
 ●登録メンバー:http://www.fleague.jp/teams/urayasu.html
 ●プレマッチ結果
  7/5 19:00 3-1 FUGA MEGURO(スポーツ報知)
  7/20 19:00 6-2 ペスカドーラ町田(スポーツ報知)

タレント軍団の
本当の可能性が試される
スペイン人監督の着任



菊地 だからそう考えていくと、逆に他チームでは、今まで有名だった選手が、監督がきちんと上に立つことで、順応できないというパターンもあるかもしれないね。

  そういう意味では、浦安はもう有名選手だらけじゃないですか。そこに全権を持ったシト・リベラ監督が来たことで、例えばですけど、藤井健太が外されるとか、市原誉昭が外されるというのは起こりうることだと思うんです。

フットサルネット ああ。そういうことですか。

菊地 このチームはそれぞれの選手に、それぞれの意見があって、妥協点というか、落としどころを探してこれまでやってきているように見えた。それが、面子のわりに際立ったパフォーマンスが見られなかった理由なのかなと思う。1度スペイン人監督が来たけど、パッとしなかったのは確かだよね。

今回もスペイン人監督が来て、その監督に順応してプレーしなければいけない。選手たちにポテンシャルがあるのなら、そのほうがいいパフォーマンスが出るはず。その点でも、選手たちの実力が、試されるようなところがあるね。

  浦安の場合は監督の合流が遅れたわけで、その分、選手たちのここまでのキャリアが試されるというか。いかにこの短期間で監督のやり方を理解してピッチ上に表せるか。

菊地 花巻にしても、浦安にしても、どちらの選手もこれからFリーグに来てもらおうとしている観客にとってはフラットな状態。だって、浦安のプレシーズンマッチに行ったけど、日本代表選手でも観客に知られていなかった。

フットサルネット 逆に今は有名でなくても、Fリーグデビューみたいな感じで活躍する選手が出てくるかもしれないということですね。

  ただそれでも、浦安の選手の能力が、決して低いと言っているわけではないですよ。レベルが高い選手の集まりです。

菊地 このチームの選手たちには、来年のアジア選手権も見据えておいてもらわないと困るからね。今までより、もう1ランク、2ランク上げていかないと、今度はアジア予選も危ないし、本大会に出ても、前回と同じことになっちゃう。選手たちもそれはよくわかっているはずで、何とかしようと思っているところだけど。

  そこは見失いがちですよね。日本フットサルの強化がFリーグの狙いの一つにありますから。開幕したことのお祭り騒ぎで、あまり浮かれてもいられないというか。

フットサルネット 話を聞いていてよくわかったのは、Fリーグが始まることで組織化されるのは、単なる運営基盤だけではなくて、チームの構成もそうだということですね。そこをきっちり固めることで、グンと伸びてくる選手もいるだろうし、逆にこれまでとは違って意見が通らずにうまく流れに乗れなくて、ドロップアウトしていく選手が出てくる可能性もあるわけですね。

菊地 そういう選手たちは監督やっちゃえばいいんだよ、早く。とにかく絶対数が全然足りないんだから。


座談会参加メンバー
左から杉浦文哉氏(フリー)、菊地芳樹氏(ストライカーDX)、北健一郎氏(ストライカーDX)
  

F.LEAGUE開幕記念座談企画 第1回



【Fリーグ2007開幕直前座談企画】


【第1回】


●座談会参加メンバー:
菊地芳樹氏(ストライカーDX)、杉浦文哉氏(フリー)、北健一郎氏(ストライカーDX)

開幕まで3週間を切った日本史上初のフットサル全国リーグ「Fリーグ」。
先日は、開幕1ヶ月前の記者発表会が行われ、いよいよはじまるぞ!という気運が高まってきた。

一方でこれまでのフットサルファンからは、
「選手がかなり動いたみたいだけど、誰がどこに移ったの?」
「新体制になって各チームの特徴がわからなくなっちゃった」
「いろんなところでプレマッチがあったけど、結局どこが見所なの?」
などという声もちらほら聞こえてくる。

そこで今回は、Fリーグ開幕前からフットサルを見、プレマッチも精力的に観戦してきたお三方に「Fリーグの各チームは今ズバリどうなのか?」について具体的にディープに聞いてみた。




ステラミーゴいわて花巻
 ●ホームタウン:岩手県花巻市
 ●ホームアリーナ:花巻市総合体育館
 ●オフィシャルサイト:http://stellamigo.com/
 ●登録メンバー:http://www.fleague.jp/teams/hanamaki.html
 ●プレマッチ結果
  7/21 2-0 青森・秋田県選抜(フットサルネット東北)
  8/18 3-2 ペスカドーラ町田(フットサルナビ)

ブラジル人監督の下
ポテンシャルのある選手たちが
大化けする可能性アリ


菊地 普通に考えたら遅いんだけど、今のFリーグ全体で見ると、体制が固まるのも、チームの始動も早いんだよね。強力といわれるブラジル人もいる。僕は意外とスタートダッシュできる可能性があるチームだと思います。

フットサルネット ブラジル人選手はマルコ監督が連れてきたんですよね?

杉浦 はい。ただ、まだコンディションが100パーセントではないみたいですね。この間の花巻対町田の試合(8月18日、花巻3-2町田)では、ベッキのビニシウスはセカンドセットで、アラのミッシェルは、ファーストセットでもセカンドセットでもない扱いでしたから。

  やっぱり僕らが勘違いしがちなのは、フットサル界でネームバリューがある選手は素晴らしくて、そんな選手たちが集まっているチームが強い、となるところ。でも、花巻の選手たちは、サッカーの経歴からいえば、下手したら上という選手も結構いるわけですよね。

杉浦 そうそう。AMV出身の選手たちって、サッカーでは仙台大学とか、新日鉄釜石で10年以上やっていたりだとか......。

  グルージャ盛岡の選手もいましたね。

菊地 フットボーラーとしてのポテンシャルは高いということでしょ。

  フットサル界の知名度だけで力を推し測るのは危険ですよね。マルコ監督の下で、きちんと指導してもらえれば、一気に才能が花開くことがあるわけで。

杉浦 実際町田戦で、花巻で一番活躍したのは、AMV出身の選手たちでしたよ。彼らがマルコ監督の指示をよくこなして、よく守備をしていたのがすごく効いていました。もちろん町田も万全でなかったという状況はありましたけど、花巻の評価が上がったのは、彼らのおかげだったのは確実です。

  弱い弱いと言われていたけれども、AMV出身の選手たちがファーストセットで戦えるようになるかもしれない。

フットサルネット なるほど。これまではフットボーラーとしてのポテンシャルだけでやっていたところ、監督の規律ができることで、化けるかもしれないということですね。


座談会参加メンバー
左から杉浦文哉氏(フリー)、菊地芳樹氏(ストライカーDX)、北健一郎氏(ストライカーDX)
  

協賛一覧

FFC柏
FFC東川口
Art&Sports Network
SCH フッボル エスタディオ 横浜
フットサルショップPLAYER’S
クーバー・フットボールパーク横浜ゆめが丘
川崎フロンターレ
クーバー・フットボールパーク横浜ジョイナス
特定非営利活動法人 相模原フットボールクラブ
横浜市地域フットサルリーグ