第11回全日本選手権全国大会・東京都予選・準決勝 グッドウィルカスカヴェウ vs 府中アスレティックFC

開催日:2005年11月13日(日)
場所:小金井総合体育館

11月13日 10:00キックオフ
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グッドウィル
カスカヴェウ
(3PK4) 府中
アスレティックFC
5分 稲田

28分 チアゴ

6分 前田

39分 2?2 伊藤

 
(PHOTO by AYAKANA SUGIURA)



<レポート> 北 健一郎

 もしも、準決勝の40分間が同点で終わった場合にPK戦ではなく、延長戦だったら......。恐らくグッドウィルカスカヴェウ(以下カスカヴェウ)が勝っていただろう。府中はゲームのイニシアチブを握られ続けながらPK戦に持ち込み、そして勝利した。

 前半はカスカヴェウ・稲田祐介、府中・前田喜史が1点ずつを取り合って1-1。前日12日、鬼門だった"府中ダービー"フトゥーロ戦をしぶとくモノにした府中は、関東リーグ1stステージは8位で2ndステージは下位リーグである。府中には「僕らにはこれ(全日本選手権)しかないから」(小山剛史)という思いがある。

 とはいえ、その関東リーグで首位を突っ走るカスカヴェウの優位は揺るがない。事実、この日は「府中の負け」を予想する人が周囲でも大多数だった。ゲーム自体も稲田、金山友紀、森谷優太、甲斐修侍の速攻、遅攻、自由自在のスタメン、それに加えて、関根充、チアゴ山崎、狩野新など1発のある切り札も抱える攻撃陣が、石渡良太の守る府中ゴールに何度となく襲い掛かる。

 後半8分、完山徹一が高安洋平を引っ掛けてイエローカード、ゴール前の危険なゾーンで直接FKを献上する。チアゴの地を這うようなボールは壁3枚の下を通り抜けてGK石渡に反応する間を与えずゴールネットを揺らした。

 それでもカスカヴェウは得点後の32分、33分と稲田が2本連続でポスト直撃のシュートと、勝ち越しの勢いに乗ってリードを広げることはできない。すると35分、カスカヴェウのファウル数が5に到達する。残り5分、1点差、5ファウル。カスカヴェウが支配し続けたゲームの流れが、府中に傾き出すのは「必然」だった。

 それ以降の時間帯をカスカヴェウは極力ボディコンタクトを排除しながら耐え忍ぶ。しかし、1分30秒を切った頃、元カスカヴェウの前田が執拗なキックフェイントでチアゴのファウルを誘発する。第2PKのキッカー、伊藤雅範は低め真ん中のリスキーなコースに蹴り込む。ボールはカスカヴェウGK松原君守の股下を通り抜けて同点。勝敗はPK戦にもつれ込む。

 先攻・カスカヴェウ、後攻はキッカー5人を「アドリアーノが決めたんじゃなくて、選手が自分から手を挙げた」(小山)府中である。カスカヴェウは2人目の森谷が石渡に弾かれるが、府中は一番手の前田、二番手の小山が成功する。それでも松原がゲーム中に第2PKを成功させている府中3人目、伊藤のシュートを顔面に当ててブロックする。だが、カスカヴェウは4人目の久光重貴が失敗、府中は森拓郎が落ち着いて成功する。4人目まで蹴り終えて2-3、状況的にはカスカヴェウが次を外せば府中の勝利が確定する。5人目・甲斐の蹴ったボールが力なくバー上へと越えた瞬間、府中がチーム初の関東大会を手中にした。「まだ東京都を抜けただけですけど、今は喜びたい」(小山)と、まるで本大会の出場権を獲得したかのように府中は狂喜乱舞する。

 「本大会のセミファイナル以上」とも呼ばれる東京都大会のベスト4を勝ち上がったことは、過渡期の府中にとって大きな自信となるに違いない。

 

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