アトレティコ見参!14日(土)
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東京フットサルフェスティバルがCASCAVELの優勝で幕を閉じた(詳細は別レポートへ)。
この日はフェスティバルの決勝大会も見たかったので、朝から会場入りしていたがメインはやはりブラジルフットサルチャンピオン(8月8日にチャンピオンになったばかり!)のアトレティコ・ミネイロだ。
アトレティコの試合前には、エキシビジョンマッチ(チームロボッツ対 ZICO FUTSAL CLUB)が行われたのだが、実はこの試合に ZICO FUTSAL CLUB の一員として私も参加していたのだ。この日突然メンバーが揃わないとのことで、私と植田朝日さんが急遽参加することになった。
試合開始前にスタッフルームに赴き、そこでユニフォーム一式をもらった。背番号は8だった。朝日さんは9番。二人で喜び勇んでピッチに立った。ちょい緊張気味の私に対して朝日さんは絶好調!お祭り男ぶりをいかんなく発揮していた。
彼は試合でも全てのゴールに絡み(2ゴール!!)、本来メインなはずの JUDY AND MARY のタクヤさんそっちのけでピッチの注目を一身に浴びていた。(ゴール後にユニフォーム下に着ていたブラジル代表ユニフォーム、しかもトビアスの5番!でアピール!大喝采だった)
私はといえば、開始直後にひざを強打しあえなく交代・・情け無さぶりをいかんなく発揮した。後半にまた出してもらえたので、楽しくプレーできた。しかし、FIRE FOX監督でもあるオスカルさんとも一緒にプレー出来たし、大満足のエキシビジョンマッチだった。
うれしかったのはそれだけではない。アトレティコ所属のブラジル代表メンバー5名が我々のチームに加わり後半総入れ替えで出場した。
出場前に我々のベンチ横でアップするファルカン(ファルカオ)を激写したのが左の写真である。彼はトビアスに並ぶフットサル界きってのテクニシャン。この後、彼は"見せるプレー"を連発してくれた。
結局のエキシビジョンは ZICO FUTSAL CLUB が圧勝という結果となった。チーム・ロボッツは1点挙げたのだが、それは実は私の「自殺点」である。ここだけの話だ。
では、話をこの日のメインイベント、「アトレティコ・ミネイロ VS 日系選抜」に移そう。
フットサルネットでは、他に先駆けて(というか唯一)天竜リーグというブラジル日系人フットサル大会についての情報を取り上げてきた。そこには、日本人チームには無い激しさと高度な戦術、技術があった。
そして、その日系人チームの頂点(つまり日本の頂点)に君臨するのがIpanema's KOWA。ダニエルやドゥダらを中心とした元プロ集団だ。ダニエルらは全日本選手権時にはFIRE FOXに合流し、全国制覇も成し遂げている。
日系人チームはその他にCibrasilやPitchula'sなどの強豪もあり、日本のトップチームと凌ぎを削っている。
今回来日した、LIGA FUTSALチャンピオン・アトレティコ・ミネイロと最初に対戦するのは、そんな日系ブラジル人の選抜チームだった。天竜リーグを実際に見たことがある者にとって、この対戦は非常に興味深いものだった。アトレティコの方が格上であることは十二分にわかっていた。しかし、「あの」強力な日系チームをどうやって攻略するのか、何が違うのかこの目で確かめたかった。
では両チームのメンバーを紹介しよう。
<アトレティコ・ミネイロ>
| 選手名 |
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生年月日 | |
| シダオン |
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キーパー | 80/09/10 | |
| マノエル・トビアス |
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サイド | 71/04/19 | ブラジル代表 |
| エウレル |
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フィックス | 77/08/24 | |
| ピウ |
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サイド/フィックス | ||
| ケルソン |
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サイド/トップ | 80/08/04 | |
| エベルトン |
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サイド | ||
| レニージオ |
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サイド/トップ | 76/10/23 | ブラジル代表 |
| レジェリオ |
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キーパー | 73/09/20 | ブラジル代表 |
| インジオ |
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フィックス | 75/01/11 | ブラジル代表 |
| ファルカォン |
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サイド | 77/06/08 | ブラジル代表 |
| レナト |
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キーパー |
<日系選抜>
| 選手名 |
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生年月日 | 所属チーム |
| クリス |
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キーパー | 76/01/21 | カンポグランデ |
| リカルド |
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キーパー | 64/07/16 | イパネマス |
| ジョナス |
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サイド | 68/01/06 | イパネマス |
| タカオ |
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サイド | 70/12/06 | ジブラジル |
| エメルソン |
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フィックス | 71/11/06 | ピチューラス |
| エリンニョ |
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サイド | 65/04/05 | ジブラジル |
| チアゴ |
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フィックス | 81/06/24 | ピチューラス |
| ドゥーダ |
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サイド/トップ | 73/07/11 | イパネマス |
| ダニエル |
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トップ | 69/04/10 | イパネマス |
| ジャンデ |
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サイド | 74/04/08 | ジブラジル |
| ペォ |
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サイド/トップ | 67/09/04 | イパネマス |
開始から試合終了までの1時間弱。私は「わかってはいたけど、ここまでとは・・・」の連続だった。
ドゥーダもジョナスもボールキープさえままならなかった。上の写真のファルカォンなどは、さまざまな妙技を見せる余裕さえある。そして、世界のフットサルスーパースター・トビアスは日系選抜をゴボウ抜きしてゴールを挙げたりしていた。GKまでがハーフラインより前まで上がり、5人でボールを回す。知らないうちにゴール裏に走り込んだところにきれいにパスがバンバン通るものだから、インサイドキックでゴールされる・・・
この試合を見ていた、恐らく日系ブラジルチームの強さを知らないであろう観客が「この白いチーム(日系選抜のこと)はもっと思い切りよくシュートしなきゃ。プレーが固くて見てられない」などとのたまっていた。私はおもむろに彼に振り向き「じゃあ、今度お宅のチームとの試合マッチメイクしましょうか」と言いそうになった。それほどまでに日系選抜はやられてしまった。
しかし、この試合を見ていた一番の感想が「アトレティコの何が日系選抜より優れているのかわからない」ということだった。プレーのひとつひとつは非常にシンプル。ファルカォンがたまにトリッキーなことをやる以外は驚く程基本に忠実だ。しかしそれが非常に早く機械のように正確なのだ。日系選抜が激しくプレスをかけてもトラップにブレが無く、スキが無い。
また、日系選抜ゴール前ではパスのスピードが急に上がるので緩急にも対応できなくなる。
戦術的には(私の見る限り)そんなに真新しいものはなかったように思う。しかし、対応できるスピードのレベルが違い過ぎた。アトレティコにとってこの試合のスピードは80%にも満たなかったのではないだろうか。
対する日系選抜はいかんせん平均年齢が高い。若くてトレーニングを積んだ選手にはやはりかなわなかった。経験と試合巧者ぶりでこれまで日本トップレベルに君臨してきたが、現役プロには通用しなかった。
試合終了後、観戦に来ていた天竜リーグ主催者、マリオ安光さんとお話した際に「動きの量の多い日本のチームの方がアトレティコには通用するかもしれない」とおっしゃっていた。
明日は日本のスタッフチームとの練習マッチも予定されている。こちらに期待したい。
しかし、ブラジル現役プロとはこれほどか、と言う程異次元のプレーをまざまざと見せ付けられた。名実共に世界最強クラブチームなわけだが、ブラジルセレソン打倒をかかげるアジアチャンピオン・イランとの間には大きな実力差があるのではないかと感じた。
とにかくトレーニングで繰り返し練習した豊富なフォーメーションを繰り返し仕掛けてくる。マークは知らないうちにはがされ、ゴール前でフリーな選手が出てくる。GKも攻撃に加わるので5対4になってしまい、いつも数的優位が作られている。
さあ、明日は日本チームとの対戦だ。




フットサルネット事務局


