メールニュースNo.35から連載を開始したレポートを転載してます! ◆第5回 アポ無しブラジル紀行・リオ編B 藤沢市サッカー協会フットサル委員会 小野直樹
<リオデジャネイロ編 B> *フラメンゴ潜入に成功!* いよいよ今日から念願のプロのフットサルチーム訪問が始まる。夜8時から練習開始とのことなので、まだ、かなり時間がある。まだ、午前中なので、とりあえず、ビーチをうろつくことにした。夏のリオのビーチはただ歩くだけでも飽きることがない。すごいビキニの女の子達はもちろん、ビーチサッカー、ビーチバレーなど見ているだけで大変楽しめる。 中にはあのジュニオール(ジーコとともに80年代のブラジル代表とフラメンゴで活躍した名選手)が主宰しているビーチサッカーの学校があり、揃いのユニホームに身を包み、プロのコーチのもと真剣に練習しているチームもあれば、頭のはげたおじさんたちが子供のように無邪気にゲームを楽しんでいるチームもあり、それだけでもブラジルサッカーの奥深さを感じさせられてしまう。 午後はコパカバーナ地区から約30〜40Km離れているバーハ・ダ・チジューカというリオの新興地(ジーコなど有名人が住む高級住宅街やリオデジャネイロ最大のショッピングセンターがある)へ向かう路線バスがあったので、美しい海岸を見ながら安上がりの観光をしようと飛び乗ってみた。 コパカバーナからイパネマ、レブロン、サンコンラードそしてバーハと続くうつくしい海岸線を時々市街地にも入りながら走るバスは、たったの50円という運賃で約1時間ほど私の心を洗濯してくれた。バーハのショッピングセンターはさすがリオ最大と言われるだけあって、途中で出口がわからなくなってしまうほどだった。 タクシーでも3000円は必要な距離なのでヤバイなあ、でももう帰らないとフラメンゴとの約束の時間に間に合わないなあ、なんて躊躇していると、若い女の子がスッとその車に乗り込んだ。それを見た私は、これは一般的な交通手段のひとつなんだなぁと感じ、続いてその車に乗り込んだ。 結局定員6名アッという間に乗り込んだ軽自動車はまた、美しい海岸を横目に私をホテルまで連れていってくれた。ひと時の楽しい会話を6人の即席のアミーゴたちと楽しみながら。 待ちに待った時間が近づいてきた。ビデオなどの持ち物をチェックして坪井氏の車でフラメンゴのクラブへと向かった。コパカバーナから車で15分くらいのところのガベアという地区にある。クラブの正面玄関の前で車を降り、守衛さんに「カルロス・アルベルトさんにフットサルの件でお会いしたいのですが・・・」と話しかけた。すると「ああ、どうぞお入りください。プールの奥の右側に体育館がありますので、そちらへどうぞ」 ああ、今度こそプロのフットサルチームをこの目で見ることができるぞ、と心がはやっていた。 フラメンゴというクラブは以前、ジーコらが在籍し、1981年にはトヨタカップで来日し、見事世界一に輝いた、リオでも人気ナンバーワンのチームである。クラブはサッカーだけでなく、スイミング、バレーボール、バスケットボール、器械体操、柔道など各種スポーツの部門があり、その会員達の会費で運営されている総合スポーツクラブである。 受け付けを通ると、まず、広大なプールが目に飛び込んでくる。その裏の建物では器械体操の練習を子供たちがやっている。そして、その横に古い体育館があり、どうやらそこがフットサルの練習場らしい。 中を覗くとまだバスケットの練習をしていたが、フットサルの選手たちも端で準備をしていた。体育館の内部はフットサルコート一面がやっととれるほどで、さして広くなかった。横には階段状の観客席と反対側に選手の控え室やシャワールームがあった。 私はビデオを撮るため、観客席の上の方に陣取り、練習開始まで待つことにした。しばらくすると、カルロス・アルベルトさんが場内に姿を現せたのでひとまず挨拶とお礼をしに下まで降りていった。 「はじめまして。先日、お電話をした、日本から来た小野と申します。ぜひ、ブラジルのフットサルを勉強したいと思い、練習を見学させていただきたいのですが・・」と挨拶をした。すると彼は「わざわざ日本から来たのだから思う存分、見ていってください。」結構、歓迎されているようだった。そして、私は「日本に少しでもフラメンゴのフットサルを伝えたいのでビデオ撮影もしたいのですが・・・」すると「好きなだけで撮影してください。日本に役にたてることだったら何でも協力しますよ。」 う〜ん、なんていい人なんだ、とますます感激してしまった。そうこうしているうちに練習が始まった。 かなりメンバーを補強し、入れ替えたため、まずはホワイトボードを用いて、攻撃のパターンの説明とそれらを分解したトレーニングの内容とポイントを30分近く説明していた。その中身はボールの動かし方、パスした選手の動き方やその他の選手の動き方などを図解入りで説明していた。 「なんだ、あまり目新しい内容ではないなあ。日本で紹介されているエイトの動き方に似ているじゃないか」正直、はじめはそんな感想だった。そう、実際に練習が始められるまでは・・・ (第6回につづく・・・) このレポートに関するお問い合わせ等はこちらまで。 |