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【日本代表親善試合・AFCフットサル選手権2008壮行試合】 2008.05.10.
開催日:2008年5月4日(日)
場所:東京・代々木第一体育館
5月4日 14:08キックオフ
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1 |
− |
1 |
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| 1 |
− |
0 |
| 日本 |
2 |
− |
1 |
ウクライナ |

日本代表 (写真は第2戦時のもの) |
<レポート> 北 健一郎
<<第1戦(5/1)
お決まりパターンの第2戦 A
<<第2戦(5/4)その1へ
シュートが外れたときに、日本の選手は天を仰いだりするなど、一瞬だが引きずってしまった。ウクライナが狙っていたのはまさに「この瞬間」。相手のチャンスの後は、ポジションが崩れた状態なので、数的不利やマークのズレが起こりやすく、最もカウンターが効くところなのである。
7分が過ぎた辺りで、J豊島明、O岸本武志、G藤井、E原田浩平がピッチへ。ここから何度も決定的チャンスがあった日本の攻撃はフィニッシュまで行く回数がガクンと減ってしまう。原因はハッキリしている。これが代表2戦目となるE原田だ。
個人の判断と発想を重視する神戸でプレーしているE原田にとって、本格的なフットサルの戦術を学んだのは、今回の代表合宿がほとんど初めて。「最低限の知識」も持っていない今の段階では、残念ながらチームの足を引っ張っているといわざるをえない。
それでも、Fリーグを席巻した彼のポテンシャルは捨てがたい魅力がある。サッポもそこに惹かれて、計算できる他の選手を外してまで彼を選んだはずだ。E原田の良さを生かすためには、彼が最も力を発揮する左サイド〜中央の前目のゾーンでボールを受けられる状況を作り出せるかがポイントになる。そのためには経験のある他の選手のフォローは必要不可欠。E原田の突破力とアイデアは、こう着状態を打開する起爆剤になりうるだけに、何とかしたいところだ。
2試合通じて日本に初めてのゴールが決まったのが14分。中央のF金山が右のS稲田へはたいてゴール前へ走り込む。そこへドンピシャのタイミングでS稲田からが折り返し、F金山が合わせる。ゴール! カスカヴェウ時代に何度も見せてきた2人のコンビネーションプレーで、日本は1−1として前半を折り返す。
後半、日本は追加点のチャンスを何度も作り出す。後半7分、左CKからO岸本が左足でシュートパス。これをゴールに背を向けた状態で軸裏で合わせたのはC小宮山(!)。しかし、足を伸ばしたGKが触ってゴールならず。8分には、D比嘉のFKからS稲田が強烈なインカーブシュートを放つもポスト。13分にはH小野が左サイドを抜け出し、強烈な左足シュートを打つが決まらない。
ドローの気配も漂ってきた37分、日本に待望のゴールが生まれる。J豊島が狭いところを通して、前方右寄りの位置で敵を背負ったS稲田へクサビを入れる。S稲田の右外にいたO岸本が後ろを回り込んで中に走ると、S稲田は反転しながらO岸本へ落とす。O岸本が左足でダイレクトで蹴り込み、ゴールに突き刺した。
「ハーフタイムのときにイナと、ピヴォが落としてくるタイミングにバッチリ合えば決まるんじゃないかという話をしていた」(O岸本)。ピヴォに当てたときに、3人目の選手が絡んでくると、敵はマークするのが難しい。代表チームは戦術的に細かい約束事を決めるのが難しいだけに、このような基本的な約束事をユニットで共有することが、得点力アップのカギになるのかもしれない。
日本はこのまま逃げ切り、2−1で逆転勝利。ゴールデンウィーク真っ只中の5月4日に、代々木第一体育館に集まった4885人のお客さんにとっても、結果も含めてある程度満足できるゲームになったのではないだろうか。
壮行試合2試合での最も大きな収穫は、皮肉にもエースのI木暮がいなかったことで、さまざまな組み合わせを試せたことだろう。その中でも、第2戦の決勝点を決めたO岸本は、順応性の高さをアピールした。
「リカルド(比嘉)と一緒に出るときは僕が動く。(金山)友紀と一緒に出るときは僕が出し手になる。健さん(藤井健太)とだったらどちらもお互いにできる」と本人が語るように、一緒に出る選手の特徴に合わせて自分の役割を柔軟に変えられるのは彼の強みである。チーム唯一の左利きとして、主力選手に食い込むことはできるか。
もちろん、課題は少なくない。引いて守った時間帯で敵の裏を取られることも多かったし、サイドでの1対1で簡単に突破されてしまう場面も目立った。ある意味「調整試合」として使える予選ラウンド3試合で、壮行試合で出てきた課題をしっかりと修正したいところだ。
2000年にギリギリで世界選手権の出場権を逃した因縁の地であるタイ・バンコクで、日本代表はワールドカップの出場権獲得に挑む。日本フットサルの命運がかかった「AFCフットサル選手権2008」は、5月11日に開幕する。
キタケンオリジナル選手採点(10点満点、平均点は6点)
| A |
鈴村拓也 |
6.0 |
シュートをスタンディングでブロック |
| C |
小宮山友祐 |
5.5 |
軸裏で狙ったシュートは惜しかった! |
| D |
比嘉リカルド |
5.5 |
コンディションは悪くなさそう |
| E |
原田浩平 |
4.5 |
1人だけ波に乗り切れていない |
| F |
金山友紀 |
7.0 |
チームを引っ張る元気一杯のプレー |
| G |
藤井健太 |
5.5 |
まだまだ本調子ではなさそう |
| H |
小野大輔 |
6.0 |
ピヴォとしての役割は十分に果たす |
| J |
豊島明 |
5.5 |
決勝点のきっかけとなるクサビを入れる |
| K |
石渡良太 |
− |
出場せず |
| O |
岸本武志 |
6.5 |
自慢の左足で勝利に導くゴールをゲット! |
| P |
稲葉洸太郎 |
6.0 |
前プレでカウンターの起点になるプレー |
| Q |
定永久男 |
6.5 |
「GKが非常にいい」(リセンチェク監督) |
| S |
稲田祐介 |
7.0 |
決定的なパスで2アシストをマーク |
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ウクライナ代表 (写真は第2戦時のもの) |
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