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【日本代表親善試合・AFCフットサル選手権壮行試合】 2005.05.08.
開催日:2005年5月10日(火)
場所:東京・代々木体育館

5月10日 19:00キックオフ
日本 ウクライナ


ウクライナ代表 (photo by MANABU TAKAHASHI)


<レポート> ストライカー編集部 菊地 芳樹

 日本対ウクライナの第2戦は、第1戦に比べてゴール前のシーンが多く、熱のこもった戦いとなった。お互いに1戦目で相手の特徴が分かっただけに、日本には攻撃面で「このぐらいまではいけるだろう」という感じで、プレーに思い切りの良さが見られた。が、その分、攻撃が終わったときにボールがルーズになるシーンも増え、そのボールをウクライナの狙い通りに奪われてカウンターを食らうということも多かった。

 というわけで、2戦目も双方同じくらいのシュートシーン、チャンスがあり、力のバランスは均衡。1戦目に続いて1−1の引き分けとなったのだが、その試合展開を振り返ってみる。

 日本は第1戦でH小野大輔がケガをし、ベンチにはいたがゲームには参加せず。先発はGKK石渡良太にFPB伊藤雅範、G藤井健太、J稲葉洸太郎、L高橋健介というメンバー。対するウクライナはGKが第1戦からMヴラセンコに代わり、FPは第1戦同様、4人の2セットを3分程度で入れ替えていく体制だった。

 日本は立ち上がりから積極性が目立っていて、0分には中央でG藤井がドリブルシュート。2分にはプレスからボールを奪ってL高橋がシュートを打つ。そして3分にゴールの右のFKからJ稲葉が左へ大きく流したボールを、B伊藤が蹴り込み先制点を奪った。

 非常にいい流れの展開で序盤をプレーした日本だが、ウクライナも反撃。6分に右へドリブルで流れたDマリニュクが強引に蹴ったシュートが、日本選手に当ってゴール前にこぼれ、これをEコルドーバが日本のマーカーより早く反応して押し込み、同点とした。

 その後日本はいつものようなパス回しから攻めるのだが、日本に慣れてきたウクライナのほうも、そのパス回しを読んで対応するようになってきていて、日本はボールを受けたときは既にある程度のプレッシャーを受けたり、インタセプトされそうな状況も出てきた。そのせいか今度は早い段階で無理に裏を狙おうとして、ボールをカットされるシーンが増えてくる。ボールが激しく行ったり来たりするようになり、サッポ監督はベンチからボールを落ち着かせろと激しく指示しているのだが事態が収まらず、11分の時点でタイムアウトを取った。その後も前半はウクライナのリズムで進み、18分には右のAロマノフからゴール前のFフルソフに渡る決定機があったが、シュートはバーを直撃。1−1のまま前半が終了した。

 後半も一進一退で続く中、シュートシーンはウクライナにやや多い形で試合が進んでいった。しかし、半ばを過ぎたあたりから、I木暮賢一郎が1対1のマッチアップを制するようになってきて、振り向きシュートやドリブルシュートのシーンを増やしてきた。鮮やかだったのは、35分の左サイドからのキックフェイントを折り曲げながら中に入って打ったシュートシーン。GKに弾かれたものの、2763人の観衆が湧いた場面だった。この後I木暮には38分にさらに決定的なシーンがあって、相手GKのパスをカットして1対1になったのだが、両脇と正面から捨て身で飛び込んできた相手にややコントロールを乱し、シュートを外してしまった。

 残り2分ほどのところで、日本はD比嘉リカルドがGKユニホームに着替え、パワープレーの用意をしていたのだが、展開と状況が悪くてなかなか交代できず、結局ピッチに入れたのは残り9秒の時点。スコアは動かないまま試合終了となった。

 日本は守備面に関しては第1戦同様、前からの守備、引いてからの守備共に無難にこなしていた。一方、第1戦からの変化を期待した攻撃面では、相手の程度を知ったことで積極性が出た分、シュートにまでつなげるシーンを多く作ったように思う。ただ、そのシュートもミドルレンジからのものが多く、それらは相手GKに弾かれるレベルだったのも確かだ。まだ選手間のコンビネーションが不完全な面もあり、ウクライナを崩したという場面は見られなかった。しかし、アジアでもトップレベルではこのような持ち味を完全には出し切れない拮抗した試合になるだけに、そうした中でも得点を取れるだけの何かを見せて欲しかった気もするのだが……。

 全体的には確実にレベルアップしており、アジア選手権本番でも期待ができる。ここから本番までの準備が大事になってくるだろう。


試合後のコメント

日本代表・サッポ監督
「この試合は立ち上がりからプレッシャーをかけるようなポジショニングでゲームができた。
だが、時間がたつにつれ、動きが止まる場面も見受けられた。ハードに練習してきてきた影響もあるだろう。

後半立ち上がりは、マーキングは下がり目でコンパクトにして臨んだ結果、動きもまたよくなり、数多くのチャンスを作ることが出来たと思う。ただし、結果は残念なことにドローということで終わったわけだが、自分としてはアジアカップへ向けて価値ある内容の試合がこの2日で出来たと思う。」


ウクライナ代表・リセンチューク監督

「今日も両チームのゴールキーパーがいいプレーをしていた。今回は若くてまだ集まって間もないチームだから、日本のように強化しているチームとの対戦は非常に難しかった。日本は今アジアで最も強いチームだと思う。

もし今度のアジア選手権んで優勝したら、次の国際大会前にも呼んでください。」


伊藤雅範
「まだ、アジア選手権に向けての調整の段階。自分の体のこともチームの戦術のことも、全てにおいて十分に調整したい。ゴールはうれしかった。やっとこれで代表の一員になれたかなと、ほっとしました」


木暮賢一郎
「チームとしてディフェンスのいろんなパターンをこの2試合で試せたし、早い交代でいいフットサルができて、明るい材料、手ごたえを感じる部分があった。個人的には最後のフィニッシュの部分。得点の形まではできていて、あとはネットを揺らすか揺らさないかのところ。ここは自分の仕事だし、2試合で1点も取れていないのは、役割を果たせていないと思う」


比嘉リカルド
「ウクライナは弱い相手ではないから、この日本の2試合は悪くないと思う。今日は相手がカウンターを狙っていたところ、こちらが無理して攻めてしまったところがあったけど、途中から正確にマイボールにしてできるときに勝負しようとなった」


大会属性表示の見方!  大会区分/大会レベル/オススメ度
大会区分:
     
OFFICIAL:オフィシャル大会
     PRIVATE:プライベート大会
大会レベル:
     J-TOP:日本国内トップレベル
     R-TOP:地域トップレベル
     P-TOP:都道府県トップレベル
     +/- はやや上、やや下を意味する

オススメ度
     FUTSALNETが決定する試合のオススメ度。
     満点は不明

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