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【日本代表親善試合・AFCフットサル選手権壮行試合】 2005.05.08.
開催日:2005年5月8日(日)
場所:東京・代々木体育館
5月8日 17:00キックオフ
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ウクライナ |

日本代表 (photo by MANABU TAKAHASHI) |
<レポート> ストライカー編集部 菊地 芳樹
3288人が集まった、日本対ウクライナの親善試合第1戦は、1−1の引き分けに終わった。試合後、ウクライナ代表リセンチューク監督は、「日本とウクライナ両方の実力を反映した結果だった」とコメントしたが、そのとおり攻守において拮抗した試合内容だった。
来日したウクライナは、「平均年齢22歳」(リセンチューク監督)の、若手が中心のメンバー。昨年末台湾での世界選手権5位の後、新しい選手の育成に努めているという。今年2月のヨーロッパ選手権では4位。今回はさらに若い選手たちを多めにして、国際経験を積ませる狙いのメンバー構成だ。
そのウクライナが、立ち上がりにいきなりビッグチャンスを迎える。左サイドに3人が縦に並ぶような形になり、ボールを持った一番手前のハーフウェイライン付近の選手が左奥に縦パス。3人の真ん中の選手はパスをスルーしてゴール前に入り、左奥のピヴォがダイレクトで中央にパスする。日本のマークが外れ、中央からフリーでのシュートとなったが、日本のGK@川原永光がブロック。こぼれ球からさらに2回シュートが打たれたが、いずれも川原が防いだ。
日本はこの@川原に、A鈴村拓也、F金山友紀、キャプテンのD比嘉リカルド、I木暮賢一郎という先発メンバー。5分過ぎからは選手交代。先発のセットからN小宮山友祐、G藤井健太、H小野大輔、L高橋健介の4人になり、10分ごろにはB伊藤雅範、E鈴木隆二、J稲葉洸太郎、I木暮となる。早々にフィールドプレーヤー全員をピッチに送り、ゲームに慣れさせようとするサッポ監督の意図が伺えた。立ち上がりのピンチの後は守備の綻びも少なく、逆に選手を代えていくことで前へのプレスも効くようになった。
一方、攻撃では素早くボールを回してシュートチャンスを伺った。だが、4人セットを小まめに入れ替えてくるウクライナもしっかりと対応する。日本はウクライナ守備陣の外からの、可能性の低いシュートが多かった。
13分にウクライナが右サイドから立ち上がりのと同じパス交換で決定機を作る。ゴール前フリーのAロマノフのシュートは左のポストを直撃した。このパス交換だけには再三やられていた日本は、ここでタイムアップを取った。前半はこの後、ウクライナEコルドーバの左からのドリブルシュートがポストを叩くチャンスがあり、終了。
スコアが動いたのは、後半に入って22分。日本のセットプレーの失敗からウクライナのカウンターになり、左からAロマノフがシュート。後半からGKに入ったK石渡良太はこれを弾いたが、跳ね返ったボールを再びAロマノフがシュートすると、ボールはゴールに向かって戻りかけていたH小野に当って入ってしまった。
日本の攻撃面は前半と変わらない展開で、ゴールは遠い印象だったが、27分に左CKから同点に追いついた。F金山がニアサイドからゴール前に動き、開いたスペースにファーサイドからL高橋が入り込んでシュート。単純なスイッチだったが、思い切って振った高橋の左足シュートが低い弾道で見事にゴールを捕らえた。
リズムをよくした日本は28分に、前半にウクライナにやられたのと同じパス展開から、E鈴木がシュート。だがこれは前に出てきたウクライナGKKヴラセンコにコースを切られて、枠に行かなかった。30分にはI木暮のパスに抜け出したF金山が左からシュートを放つが、GKに弾かれた。
ウクライナもこの後、カウンターを中心にシュートシーンを作ったが、いずれもK石渡の正面。腰の浮くような決定機はお互いにないまま、試合終了となった。
お互いに、自分たちの攻撃力が相手の守備力を上回れなかった内容のゲームだった。日本側から見ると、前半のマークミスでウクライナに決定機を作られた以外は、プレスもよく掛かり、崩されたというシーンも、スライディングしなければいけないシーンも少なく、打たれたシュートに対しても2人のGKが非常に落ち着いて対応していた。
しかし、攻撃面はセットプレーも含めて、ウクライナにほとんど対応されたといっていい。というのも、ここぞというときのパスの出し手と受け手の呼吸が合っていなかった。そのため、一瞬マークが外れても、パスに躊躇している間にマークが戻ってしまうのだ。そのレベルのチームコンディションだっただけに、1タッチでのパス交換で相手を崩そうとするシーンも皆無だった。よく動いてボールを回し、チャンスと呼べるものは何となく作っていたものの、決定機というには憚られるものが多かった。
次の10日火曜日の2試合目では、この攻撃面での向上が期待される。
試合後のコメント
日本代表・サッポ監督
「もちろん勝利を第一に望んでいたが、ヨーロッパの強国であるウクライナを相手に、内容は素晴らしく、選手たちはよく動いて頑張っていた。
選手をこまめに代えたのは、みんなに試合感、リズム感を体で味わって欲しかったのが一つと、もう一つは前線でのゾーンでのプレスの形の流れを変えずにいきたかったら。
チームは攻守両面で進歩していると思う。攻撃面はチャンスがあったし、日々練習しているパターンも出ていたが、残念なことに決定力がなかった。シュートのところで、冷静に落ち着いてという部分に多少欠けていた。
火曜日はもちろん勝ちにいくが、AFCフットサル選手権に向けての大事な試合という意味合いもある。いい形で試合をしたい」
ウクライナ代表・リセンチューク監督
「今日の試合はどちらが勝ってもおかしくなく、ゴールチャンスも双方に同じようにあった。もう一つ、双方のGKが素晴らしいプレーをしたと思う。
シューターが有利な条件で打ったにもかかわらず、よく防いでいた。日本について一つ気づいたのは、DFがボールを持ったときに、当てずっぽうではなく狙って素早くボールを出していたという部分。
2つ目に非常に素晴らしいと思ったのは、ボールへの執着心だった。正直にここが弱点と思ったところはなく、だから1−1という結果は妥当で、満足している」
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