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【大洋薬品オーシャンアリーナ建設記者会見レポート 第1回】 2006.10.28. 第2回>

<レポート> 菊地 芳樹(ストライカーDX)

オスカー監督、櫻井GM、新谷大洋薬品社長ら
(Yoshiki Kikuchi)

日本初のプロフットサルクラブを謳い、現在東海リーグで活動している「大洋薬品/BANFF」。今年の5月17日に行われたチーム結成記者会見の際に、スタジアム建設に向けて動いているとの話があったが、今回(10月26日)そのホームアリーナの建設構想発表の記者会見が行われた。

名前は「大洋薬品オーシャンアリーナ」という。名古屋駅からあおなみ線で23分の金城ふ頭駅前に建設される。他に名古屋東部の大学が集まる地域など、いくつか建設地の候補があったそうだが、最後はアクセスのよさが決め手となったそうだ。名古屋港管理組合が管理するこの土地を、20年に渡って長期借用し、アリーナの工費は40億前後を予定している。







そのアリーナは、イラストで見た限りではあるが、大変魅力的で、夢膨らむものだ。

メインアリーナは、20m×40mの国際規格ピッチ。木の床に大洋薬品のイメージカラーである、ブルーの塗装を施すことになっている。青いコートは既に多くの大会や国際試合で見られるように、ボールがよく見えてテレビ映えするといわれている。こうしたブルーコートはウレタンや樹脂パネルのものが通常。だが、「大洋薬品オーシャンアリーナ」では、トップレベルの選手たちから最もプレーしやすいとの声が多い、「木の床」に塗装をするというから、他にはあまりない試みといえるだろう。

このピッチの周りを囲むのは2500席のスタンドで、7m×3mの大型ビジョンも用意される。また、天井にはピッチの真上にピッチと同じ20m×40mの半透過性の膜屋根をつけることになっており、昼間なら照明なしでプレー可能だという。「オーシャンアリーナ」の名のとおり、日の光がたくさん降り注ぐような、明るさが印象のコートだ。

建物内には、メインアリーナの他に20m×40mのサブアリーナも用意。ゲームの際はウォーミングアップ場として機能し、普段は一般の大会など多目的なフットサル活動に使われる。また、メディカル・トレーニングルームを併設したクラブハウスを作って、チームの拠点とするほか、レストラン、ショップなどもある多機能施設だ。


大洋薬品の新谷重樹社長(5月17日に続き、今回もサッカーに対する造詣の深さをアピール!)は、この夏にバルセロナをはじめとする、スペインのサッカー・フットサル施設をいくつか見学したという。
「自前でスタジアムを持って、フットサルの中心地に名乗りを挙げたい。スポーツのメッカと呼ばれるも
のがない名古屋に、フットサルのメッカを作りたい」

このアリーナに対しては、飲食しながらゲームが見られる立ち見コーナーの設置や、通常より幅の広い座席を提案するなど、非常に意欲的だ。



「フットサルシーンで常にフロントランナーでいつづけたい」

 とは、ご存知フットサル界の“仕掛け人”、櫻井嘉人GM。

「この施設は基本的にフットサル専用でいく。アジアでも民間でこのような施設はないはず。この点を今後PRしていきたい」

 とのこと。これだけの施設だけに、コストは月800万円、年間で1億円弱を予想しているそうだが、チームが参加申請をしている全国リーグだけでなく、地域リーグや県リーグ、民間の大会などにも貸し出しをするなどで、年間を通してのフル活用を考えているという。個人的には、こうした素晴らしい施設での全国大会や、代表戦、国際大会などが開かれるのをイメージもした。

 竣工は2008年4月。ちなみに、来年2007年9月スタートを予定している全国リーグに関しては、3000人収容の「小牧パークアリーナ」を1年間借りる了承を取り付け、申請をしているそうだ。

 今回の発表は、現在選定が進んでいる全国リーグの参加へ向けて、大きなアピールになったことだろう。というか、この手のまともな記者発表を行っているのが「大洋薬品/BANFF」のみなので、他チームを大きくリードしている印象となる。

他のチームはどうなっているのだろう?

もちろん、正式に参加が決まってから諸々の発表をしたいというところもあるのだろう。選考する協会側にとっても情報を開示しにくい事情もあるだろう。しかし、専門誌などはともかく、例えば全国紙やスポーツ紙などで僕が見たのは、「16チームが参加申請をした」という3行ほどの記事のみだ。もうスタートまで1年を切っているというのに、今の状況はあまりにも全国リーグ自体のアピール不足になってはいないだろうか。

第2回へつづく

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