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【日本代表特設ページ】 第9回AFCフットサル選手権
開催日:2007年5月17日(木)
場所:大阪市中央体育館
【レポート】菊地芳樹、【写真】勝又寛晃
○第9回アジア選手権(大阪・兵庫/日本)2007/05/13〜05/19
準々決勝
4 前半 2
5 後半 4
日本
9 合計 6
タイ
日本代表
タイ代表
やっぱりそうだ。やっぱり日本対タイは、いつもどおりの手に汗握る展開だったではないか。心の準備をしておいてよかった……。実際に選手たちも今日は想定内の展開だったようで、過度に焦ることはなく、しっかりと勝利したのは立派だった。客観的にはフットサルのいろいろな面白いところが出た好ゲームだったのではないだろうか。日本としてはもちろん、出したくない部分もあったわけだが。
日本はGK@川原永光、FPA鈴村拓也、G藤井健太、I木暮賢一郎、H小野大輔というスタート。一方のタイもGKAパンディ、FPCジャンタ、Dイサラスウィパコン、Fマンジャレルン、Hインヌイという、今大会中のいつものスターター。
3分にタイが先制する。右CKからのボールを日本がゴール前でクリアするとこれが跳ね返り、@川原の前でフリーだったCジャンタの頭上へ。Cジャンタが冷静に@川原をかわすように頭でシュートし、ゴールが決まった。大興奮するタイ関係者に、静まる会場。
アンラッキーともいえる失点だったが、今大会初めて先制点を食らったことになった日本。当然プレーに影響も出てくる。いつものようにボールを回してタイを押し込んでいくが、早く追いつきたい気持ちが出るのか、無理目のパスを出し、それを奪われてカウンターを受ける。またこのカウンターに日本選手が戻りきれないものだから、危険に感じるシーンが結構出たりした。一度はD比嘉リカルドのゴール(右のH小野の中への落としに走りこんでシュート)で同点にしたが、12分にカウンターからCジャンタにゴールを決められ、また1点離され、1−2となる。
15分、日本再び同点! これはラッキーだった。I木暮と競り合ったタイEサイソーンの靴が脱げ、慌ててCジャンタと交代。このスキを見て日本はフリーの右前のH小野にボールを渡す。GKを引き付けてH小野はI木暮に渡し、I木暮がゴールに流し込んだ。すぐ後にタイのカウンターを奪い返した日本。今度はH小野が自陣中央から1人でドリブルで持ち込んで、最後はやや左から左足でゴール上へシュートを決めた。逆転に成功して3−2。
この豪快な一発で、何か今日は勝てる気がした。そのくらい「やっつけてやった」感たっぷりのゴールだった。H小野は19分にも、右サイドでのボールキープから素早くドリブルに切り替えて敵を抜き、D比嘉のゴールをアシストした。H小野の大活躍で、前半は4−2と日本リードで終了。おそらく以前の日本なら、タイにリードされたままでいたところ。しかし、今日は前半のうちにきっちり逆転。成長の後をうかがわせた。
タイは後半の頭からCジャンタをGKにした、得意のパワープレーをスタート。日本は@川原、C小宮山友祐、G藤井、F金山友紀、E小山剛史という5人で入ったが、落ち着いて守ってからのカウンターで応酬する。すると3分ほどでタイは一旦CジャンタがFPに戻る。これを受けて日本は前半のスターター、ファーストセットに交代してボールを回す。お互いに策を練って、主導権を奪い合う。
こうした流れの中で、5分にタイは日本の連携ミスを拾ったCジャンタが独走し、@川原をかわしてシュート。これをカバーに入ったA鈴村がギリギリで防ぐシーンがあったが、これに前後してDイサラスウィパコンが25分、26分と立て続けに警告を受けて退場してしまう。
このチャンスを生かして、日本はFP4人対タイFP3人の状態から、27分にA鈴村がミドルシュートを決めて5−2に。タイは再びCジャンタをGKにしたパワープレーに入ったが、29分に日本は自陣のH小野からのロングボールを前線でG藤井が落とし、走りこんだI木暮がループシュートを決めて4点差とする。その後もタイのパワープレーによる日本のピンチよりかは、日本がボールを奪った後にタイのプレスをかいくぐって前線のスペースを利用した決定機が続き、会場も少し余裕が生まれた感じになった。
だが今日はここまででゲームが終わらず、さらにジェットコースター的展開に。36分にCジャンタの遠目からのシュートがゴール前のGヌエアンコードに当たってコースが変わり、タイのゴールが決まると、12秒後にも左のFマンジャレルンから右のEサイソーンにパスが渡ってゴール。一気に2点差となってまた事態が緊迫するのである。
日本がまたまたラッキーだったのは、タイにファウルが貯まっていたこと。この後ペナルティエリア直前のところでC小宮山が倒され、第2PKを得て、これをI木暮がきっちりと決める。約1分間、タイのパワープレーによる危ないシーンが続いたが、37分にI木暮のロングシュートが無人のゴールに決まり、また4点差。
最後は点の取り合いだった。タイは右サイドを突破して中央からEサイソーンが決めると、日本はI木暮がまた同じようなロングシュートを無人ゴールに決める。今度は日本がクリアし切れないところをFマンジャレルンが奪い返し横パス。フリーのEサイソーンが押し込む。終了間際もタイはボールを回してシュートが決まるが、その直前にタイプアップという、先日のアルゼンチン戦的展開(今回は完全にシュートが決まる前のタイムアップを確認できたが……)で、試合が終わった。
日本はグループリーグ3試合が楽な展開だっただけに、やはりこの試合で急にレベルアップしたことで対応に苦慮する面があった。それでも前半の苦しい流れを前半のうちに取り戻し、後半もタイの必死の抵抗に何とか点差を維持してプレーできた。防げるゴールもいくつかあっただけに課題は残った。それでも準決勝以降は引き締まったゲームをしてもらって、この試合を日本にスイッチが入ってよかったと後で思えるゲームにしたいものだ。
それにしても肩に力が入り、喉の渇くゲームだった。見ているほうにもスイッチが入ったようだ……。
サッポ監督
ノックアウト方式で大変厳しい試合になると予想していて、実際にそのような展開になった。選手たちが頑張って勝利を得ることができた。大事なのは結果なのでよかった。昨日の練習で相手のセットプレー、パワープレーへの対策を行った。疲れてミスをするシーンもあったが、彼ら以上に点を取ることができた。
タイ・パタヤ監督
非常にいい試合。今日は確かに残念だが、来年はワールドカップ予選があるので、いい経験ができたと思う。いくつかミスはしたが、全体的には満足している。少しずつ日本のレベルに近づいているのではと思う。
I木暮賢一郎
失点はしたけど大崩れはせず、集中力も切れなかったが、いろんな意味で厳しい試合だった。やはり決勝トーナメントはグループリーグと比べて、球際の激しさや気持ちの部分も違って決して楽な試合ではない。こういう展開は予想していた。
G藤井健太
前半のうちにひっくり返せたのが大きく、チームとしても成長した部分だと思う。組み合わせを見たときから、この準々決勝でいきなりレベルも上がって厳しい試合になると思っていた。準決勝で当たるキルギスは、個人のテクニックも強さもあり、気持ちの折れないチーム。最後まで集中して戦って結果を出し、決勝へつなげたい。
D比嘉リカルド
今回の大会で先制されるのは初めてだったけど、メンタル面で落ち着かせて、絶対に逆転できると思ってプレーした。その中で自分のゴールが決まってよかった。勝利できてよかったです。キルギス相手には2年前のことがあるので、最初から自分たちのペースを作れるようにしたいです。
F金山友紀
今日の試合の中で、大切な試合のテンションをつかんでいった感じで、点の取り合いになったけど集中を切らさずに戦うことができた。個人としては、後半パワープレーをやられたこともあり、攻撃よりは守備に重きを置いてプレーした試合だった。明日もタフな試合になる。
A鈴村拓也
6失点したのはよくなかったけど、第一に勝つことが大事なゲームだった。決勝トーナメントは簡単には勝てない。逆によかったのは9点入れたこと。そうやっていいところ悪いところがあるのが試合ですから。
日本戦はテレビ中継があるぞ!これを機会にBSデジタルに加入!
5/14(月)16:40〜18:40 日本×フィリピン
18:55〜20:54 日本×香港
5/15(火)18:55〜20:54 日本×タジキスタン
5/17(木)18:55〜20:54 準々決勝
5/18(金)18:55〜20:54 準決勝
5/19(土)18:55〜20:55 決勝あるいは3位決定戦
※準々決勝以降は日本進出の場合のみ対応
サル美ちゃんも応援しています!
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