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【日本代表特設ページ】 第9回AFCフットサル選手権
開催日:2007年5月15日(火)
場所:大阪市中央体育館
【レポート】北健一郎、【写真】勝又寛晃




○第9回アジア選手権(大阪・兵庫/日本)2007/05/13〜05/19

予選グループ・グループA
3 前半 1
3 後半 1
日本 6 合計 2 タジキスタン


日本代表


タジキスタン代表

日本が3連勝でグループリーグ1位突破を決め、17日の準々決勝では因縁の相手タイと戦うことになった。

グループリーグ最終戦のタジキスタンは、現在勝点4。日本に敗れて、尼崎会場でフィリピンが香港に勝てば勝点4で並ばれる。だが、タジキスタンとフィリピンは直接対決で引き分けているため、当該チーム同士の勝敗ではなく得失点差での勝負となる。得失点差で大きく優位に立っているタジキスタンとしては、日本戦では大量失点しての敗戦だけは避けたかった。香港戦、フィリピン戦と敵に広大なスペースを提供していたタジキスタンのディフェンスが引き締まっていたのは、そういう理由である。

そんなタジキスタン相手だったが、日本はH小野大輔、I木暮賢一郎、G藤井健太、A鈴村拓也という、この3試合不動のスタメンが、最高の出足のよさを見せる。先制点は1分6秒、H小野のパスをI木暮が敵を背負ってもらうと、左回りに反転して、すぐさま右足アウトで中に切り返しシュート。これがゴールネットを揺らし、日本が早々と先制する。久々にI木暮の“ピボらしいプレー”を見たが、あの腰のキレはやはり尋常ではない。

2分、左サイドG藤井がピボH小野とのワンツーから惜しいシュートを放つ。3分には、H小野のパスカットからドリブルで軽やかに敵をかわし、ファーサイドで待つI木暮へパス。I木暮がこれを難なく決めてあっという間に2−0。ファーストセットは彼らに求められる「リズムをつかむ」という役割を、完璧に果たしたといえるだろう。

グループリーグではGKのローテションと共に、FPも5分刻みでセットを交代させ、ほぼ均等に出場時間を与えているサッポ監督。今日もファーストセットは5分で一度下がり、E小山剛史、F金山友紀、O岸本武志、N北原亘が入る。だが、ファーストセットが奏でてきた美しいリズムは、ここでプツンと途切れてしまう。パスが3本以上つながらず、スタンドの温度も下がってしまった。その理由は「プレーが足元、足元になってしまった」(F金山)こと。

現在、サッポ監督は選手間の組み合わせを何パターンもテストしている。壮行試合から数えれば、試したパターンの数は10以上。その中で、日本代表の選手層が厚みを増してきているのは事実である。

フィクソではA鈴村以外にも、落ち着いたプレーを見せているN北原、昨年大会のレギュラーC小宮山友祐が控えている。アラの1番手はG藤井とF金山だが、他にも強シュートが打てるD比嘉リカルド、左足でアクセントになるO岸本武志と個性的な顔触れ。だが、ピボだけは話が別で、現時点ではファーストチョイスのH小野と、ピボでもプレーできるI木暮しか事実上いない状況だ。

実際に“セカンドセット問題”に関しても、ピボというボールの収まりどころが不安定になった影響は大きい。他のFP3人からピボへの縦パスという選択肢が消失してしまうため、横パスばかりになり、タジキスタンの思った以上のアプローチの早さに慌ててしまったのが、リズムを崩した一因ではないか。E小山、L高橋健介(タジキスタン戦はベンチ外)という若手のピボの成長は、今大会のみならず日本代表にとっての大きな課題である。

日本は13分にC小宮山のゴール(3試合連続!)でタジキスタンを突き放すも、その直後にFKをGジュマエフに決められてしまう。Gジュマエフのシュートは見事だったが、FK時の壁の作り方などについては、決勝ラウンドを前にもう一度確認しておく必要がある。

後半はピボとして出色のプレーを見せていたH小野が、30分、33分と2連続ゴールを決めると、35分にCKのサインプレーから、G藤井の速いボールにC小宮山が飛び込んで6点目。だが38分、左サイドハーフェイライン付近で最後尾にいたF金山のパスが、Iダブラトベコフにインタセプトされてしまう。Iダブラトベコフは左サイドに流れながらのドリブルから、GK@川原永光との1対1を制して2点目を決めた。

前後半のどちらも最後のゴールをタジキスタンに決められたことで、ゲームの後味が悪くなってしまったのは事実。I木暮が試合終了後に不満そうな表情でベンチに引き上げてきたように、選手たちは一様に浮かない顔をしていた。それでも、グループステージを壮行試合の延長線上にあるとすれば、ここでチームの課題が表出したことは、むしろプラスに捉えたい。失点の原因を作ったF金山も「ここから1点を争う試合になってくるので、そこで同じミスはしないように気をつけたい」と語っている。

準々決勝のタイ戦はサッポ監督もいうように「ライバル意識が前面に出る試合に常になる」だろう。F金山が「ようやくスタートラインにたった感じ」と語るように、AFCフットサル選手権はここから開幕する、といっても過言ではない。「連覇」まで、あと3つ!

日本 サッポ監督
2失点はセットプレーとパスミスからですが、それ以外は試合前のミーティングで話したことを忠実に実行してくれた。今日のミスについては、明日の練習内で修正したい。セカンドセットについては最初は悪くなかったと思う。だが、途中から相手のマークを許すようになって、足が止まってしまった。(3人でローテーションしているGKに関して)3人は同レベルのGKで全面的に信頼している。彼らに試合に出ることでゲームのリズムを与えたかった。ただ、現時点でのレギュラーは川原です。

E小山剛史
自分のプレーは見ての通りイマイチです。原因はわからないけど、こういうときは絶対ある。ここからどうやっていつも通りのプレーをするかだと思う。

F金山友紀
ようやくスタートラインに立ったな、という感じです。今日は足元でプレーしてしまったので、リズムをつかめなかったのが課題。ファーストセットがいいリズムをつかんでくれるので、自分たちも思い切り仕掛けていかないといけない。タイは日本と戦うときは別のチームになるので、決勝戦のつもりで戦いたい。日本のフットサルをやれば勝てると思う。

タジキスタン ダミル監督
日本の力は十分にわかっているので、広いところでプレーさせないようにした。日本のチーム全体が我々にとって脅威だったが、あえていうなら10番(木暮)が最も脅威だった。



日本戦はテレビ中継があるぞ!これを機会にBSデジタルに加入!
 5/14(月)16:40〜18:40 日本×フィリピン
       18:55〜20:54 日本×香港
 5/15(火)18:55〜20:54 日本×タジキスタン
 5/17(木)18:55〜20:54 準々決勝
 5/18(金)18:55〜20:54 準決勝
 5/19(土)18:55〜20:55 決勝あるいは3位決定戦
 ※準々決勝以降は日本進出の場合のみ対応
 


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