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○第8回アジア選手権(タシケント/ウズベキスタン)2005/05/21〜05/27

キタケンのタシケント現地レポート・第2回 2006年05月28日(日)

「中央アジアダービー」を制したのは地元ウズベキ



 <第1回 第3回>

>>AFCオフィシャル大会ページ。スケジュール組み合わせご覧ください!

キタケンこと北健一郎氏が、第8回アジア選手権の詳細レポートを現地タシケントからお届け!準決勝・決勝戦の模様をキタケンオリジナル採点表とともに詳細にお伝えします!

<レポート・その2>

準決勝第2試合
1 前半 1
3 後半 2
ウズベキスタン 4 合計 3 キルギスタン

5分 ダジバエフ
23分 ダジバエフ
30分 ユスプジャノフ

34分 ブリエフ
3分 マラト



31分 ミハイル

 ウズベキスタン対キルギスタンという、「中央アジアダービー」となった準決勝の第1試合。だが、中央アジア同士の対戦にも関わらず、会場のユヌバサド・スポーツ・コンプレックスは8割ぐらいの入り。それでも試合開始前にはメインスタンドはあらかた埋まり、「ウ・ズ・ベ・キ・スタン!」コールの中で、決勝行きの1枚目の切符を巡る戦いが始まった。

 ウズベキスタンのスタート・リストには、Pos(ポジション)のところにGK、DF、FWというサッカーの分け方がしてある。しかし、実際のウズベキスタンは前2枚、後ろ2枚のボックス型の陣形で、前後のポジションチェンジで裏を取る、運動量のあるフットサルをする。

 キルギスタンの方はドリブルでの仕掛けが多い、個人技重視のチーム。特に前回大会の準決勝で2ゴールを挙げ日本を窮地に追い詰めた、エースFヌルジャンは個人で打開できるだけの能力を持つ。また、チームとして全体的にシュートの意識が高く、ミドルレンジからも積極的に打ってくるのが特徴だ。

 序盤はまさしく五分と五分の展開。1分、キルギスタンのエースFヌルジャフがFKからシュートを放てば、2分、ウズベキスタンが得意の裏取りからJブリエフがシュートするがGKが弾く。先制点を奪ったのは“アウエー”のキルギスタン。3分、Lマラトが中央からドリブルで左に流れてシュートしたボールが、GKに当たりながらもゴールイン。

 だが、ウズベキスタンは途中交代のLタジバエフが、キレのある動きで攻撃を活性化させる。5分、Bガリマジャンのダイアゴナルパスをゴール前でレシーブ、冷静にGKの股下を射抜き1−1の同点に追いつく。この後、前半は小康状態が続く。両者共に小まめな選手交代をして、ディフェンスの破綻を防いだのも要因だろう。

 後半のスターターは、キルギスタンは前半と同じだが、ウズベキスタンは第2セットに入れ替えてくる。この采配が奏功し、23分、キルギスタンFヌルジャフの後ろに戻すパスを、同点弾を決めたLタジバエフがかっさらい、飛び出してくるGKの鼻先を浮かせる技巧的シュートで逆転弾を挙げる。

 28分にはキルギスタンのDウランが2枚目のイエローカードで退場。追い風を受けたウズベキスタンは30分、FP3人のキルギスタンの裏を取り、Aユスプジャノフが追加点をゲット。だが、キルギスタンも右サイドからJミハイルが矢のようなシュートを突き刺し、3−2の1点差に迫る。

 しかし、終盤戦はキルギスタンがFヌルジャフ、Gアンドレイ、Hダニアル、Lマラトのスタメンを後半ほぼフル出場させてきたツケがたたり、完全なセット分けでFPが均等に出場するウズベキスタンに後手後手に回り始める。

 そして34分、ウズベキスタンはJブリエフが右前のIアフメドフとのタテ関係のワンツーでGKとの1対1を作り出す。足裏でワントラップして、GKの肩越しにシュートを決めた時点で中央アジアダービーは“ホーム”のウズベキスタンに軍配が上がった。

 決勝で日本はウズベキスタンと対戦することになるが、むしろ元アジア王者のイランよりもやりづらいのではないだろうか。スピードのある選手がチャキチャキと走り回るスタイルには、日本の守備陣もつかまえるのに手を焼きそうだ。日本が普通にやれば負ける相手ではない、それは確か。だが、相手にはホームの大観衆というアドバンテージがある。大ブーイングの中で平常心を保ってプレーできるかどうかがカギを握るだろう。

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