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○第4回アジア選手権(インドネシア・ジャカルタ)10/22〜10/30
サッカー/フットサルライター菊地芳樹の
ジャカルタ現地レポート・第9回 2002年10月27日(日)
<第8回 第10回>
厳戒態勢のインドネシアのジャカルタに単身乗り込んだ菊池芳樹氏が、前回のイラン大会に続いて現地取材を敢行!
日本代表の詳細レポートに加え、注目試合を独自の視点で解説&レポートします! |
<レポート・その16>
グループCリーグ戦
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1 前半 0 |
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1 後半 0 |
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| 日本 |
2 合計 0 |
クウェート |
日本が狙い通りの完璧な試合運びで、クウェートを破り、グループC1位で決勝トーナメントに進出することとなった。
日本のスタートは、GK川原、市原、鈴村、横山、藤井というメンバー。立ち上がり早々に速いパス回しから鈴村、横山、市原とシュートが次々と出て、リズムがいい。そして、2分に鈴村がミドルレンジからシュートを決めて、日本が幸先よく先制点を奪う。
守備はハーフラインまで引き、相手の出方を見る体勢。クウェートは前2人、後ろ2人の形で攻めてくる。ところが、前の2人を日本がマンツーマンできっちりとマークしたため、後ろの2人がなかなか前にボールを出せない。出したとしても、日本の前2人が素早く相手を挟む格好でボールを奪う。前後の選手のローテーションも少ないクウェートだけに、次第に後方でボールを回すだけになった。時計だけがどんどん進み、クウェートはパスミスも多くなりじれてきた。
一方日本はボールを奪うと、いつもようにローテーションしながらの回しで相手のスキを伺っていく。これまでの試合ではその中でミスをしたり、無理なポストプレーを狙うなどしていいリズムで攻撃ができていなかった。しかし、この日はミドルレンジからでもいいタイミングであれば積極的にシュートを打っていた。シュートで攻撃を終えるので、守備に入るときにも時間の余裕ができる。例えばセーブして相手GKが体勢を崩せば、そこから速攻は食らいにくく、シュートが枠を外れればそれだけ守備に戻る時間の余裕ができる。こうして終始攻守のバランスが崩れることがなかった。
前半終了間際には今大会で初めてといっていい速攻を見せ、ゴール前で木暮がシュート。GKが反応して触ったため、ボールはバーに当たったが、日本チームに余裕が出てきたことをうかがわせた場面だった。
ブルネイ 後半も手堅く守備中心の日本。ボールを奪えばシュートまでいく攻撃を仕掛ける。そしてボールを持たされる感じになるクウェートは、まったく策なしといった状況に陥ってしまった。時計は瞬く間に進み、残り7分でクウェートがタイムアウトを取る。ここまでクウェートは1回、日本は4回しか交代を行っていない。そしてファウルもお互いに0だった。
日本としてもここまで完璧にクウェートを押さえ込んでいるとはいえ、追加点を奪って、楽になりたいところだった。その絶妙のタイミングで木暮が活躍する。タイム明け直後の13分、中盤で前田とクウェート選手が球際で争いこぼれたボールを拾って右サイドへ抜け出し、得意の角度からシュートを決めた。
2−0。このスコアはクウェートにとって非常に大きかったのではないだろうか。戦意喪失のクウェートはそのまま無抵抗に時計を進め、試合終了のブザーが鳴った。日本は4戦全勝でグループ1位を獲得。全勝でのグループ突破は、4大会で初めてのことだ。28日の準々決勝ではウズベキスタンと対戦する。
緒戦から3戦は自らの硬さとミスもあり、なかなかすっきりした戦いができない感じだった日本。だが今日は「今大会はこういうのを狙ってました」といわんばかりの、パフォーマンスを見せた。選手たちの中には、もっと攻撃的なプレーをしたいと考えている選手はいるだろう。しかし、チームとして「今日のようなやり方をすれば、自分たちは勝てる」という確信を持った様子だった。決勝トーナメントに向けて、チームの雰囲気がよくなってきた。
大会はこの日でグループリーグの全日程を終了。トルクメニスタンの欠場で、4チームとなったグループBだが、大会規定どおり4試合での成績で決勝トーナメント進出を争った。準々決勝はタイ(グループA1位)対イラク(ワイルドカード1位)という、同グループ同士だったチームの戦い。イラン(グループB1位)対キルギスタン(ワイルドカード2位)、日本(グループC1位)対ウズベキスタン(グループB2位)、韓国(グループA2位)対クウェート(グループC2位)となった。
原田監督コメント
「大体予想通りの試合。追いつかれるのを覚悟で試合を進めていたけど、向こうもトーナメント進出が決まっていたので無理をしてこなかった感じでした。我慢比べの試合になったけど、いい時間に点を取ったので、こちらのペースで試合ができました。4連勝というのは初めてなので正直に喜んでいる。ウズベキスタンは非常にいいチームで、イランと共に頭一つ抜けていると思う。胸を借りるつもりで頑張ります」
川原選手コメント
「チームのディフェンスも、チーム状態も徐々によくなっています。後ろから声を出したほうがいいので、出していますが、出しすぎて声が枯れてしまいました」
木暮選手コメント
「前半もチャンスがあったのだけど外してしまって、後半はチャンスがあったら決めようと思っていた。せっかく1位で通過したのだから、絶対に負けないで決勝まで行きます」
市原選手コメント
「個人的にはプレスを掛けてボールを取れる場面もありましたが、今日は引き分けでも1位という試合だったので無理しませんでした。チームとして危なげない試合ができたと思いますし、そういう戦いを狙っています」
相根選手コメント
「声を出したらみんな反応して動くし、チームとしての守りがうまく回るようになっています。あとは攻撃。もう少し速攻をかけていなかいといけないですね。でもきちんと話し合っているので、この先よくなっていくでしょう」
<第8回 第10回> |
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