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○第4回アジア選手権(インドネシア・ジャカルタ)10/22〜10/30

サッカー/フットサルライター菊地芳樹の
    ジャカルタ現地レポート・第3回 2002年10月24日(木)


 <第2回 第4回>
厳戒態勢のインドネシアのジャカルタに単身乗り込んだ菊池芳樹氏が、前回のイラン大会に続いて現地取材を敢行!
日本代表の詳細レポートに加え、注目試合を独自の視点で解説&レポートします!
<レポート・その6>
グループCリーグ戦
1 前半 1
4 後半 0
日本 5 合計 1 インドネシア

アウエーの雰囲気のなか、厳しく、難しい展開の試合となった
 会場のインドネシアサポーターは、昨日と比べ3分の1ほどになっていたが、声量はたっぷり。日本は難しいアウエーの試合を緒戦でやることになった。

 スタートはGK川原、FP和泉、市原、前田、相根というメンバー。キャプテンマークは市原が巻いた。開始から速いパス回しでボールをキープする日本に対し、インドネシアはそれに食らいついて速攻を狙った。日本はやはり動きが硬いが、2試合目で大会自体にも慣れたインドネシアは、昨日よりも個々の動きが鋭くなっている。日本は序盤から相根、和泉、市原がシュートを狙うが決まらず。凌いだインドネシアが自信を持ち始め、日本のパス回しに徐々にプレッシャーをかけるようになってきた。日本にパスミスが目立ち始める。

 嫌な雰囲気が続いたが、11分に均衡を破ったのは日本。右サイドでボールを受けた藤井が相手を右にかわしてシュート。ボールはニアポストを叩いたが、跳ね返りが飛んでいたインドネシアGKの体に当たり、ボールがゴールへ転がった。

 しかし、その後インドネシアに13分に同点ゴールを決められる。日本ゴール前中央でルーズボールをいい体勢で拾ったパウルス・アントン・クレイ(14番)が、一度ドリブルを入れて右にショートパス。これを昨日の中国戦でも大活躍したコマン・アディンヤナ(13番)がそのままシュートを打ち、ボールは川原の股間を抜けた。ややフィールドの4人が全員一度目の交代をし、インドネシアに押し込まれていたところでの失点だった。

 その後は序盤と同じ展開で、日本は攻めきることができない。逆にインドネシアに鋭いカウンターを何度か食らったが、日本もボールを取られてからの戻りが素早く、ギリギリのところで防いでいた。このまま1−1で前半が終了。

 前半はかなりインドネシアを振り回し、走らせて、疲れさせただけに、後半は一気に畳み掛けるかと思われた。ところが、後半の頭、日本はハーフラインまで引いて相手の出方を伺う体制に出た。ここでインドネシアが主導権を握る。数分は後ろでボールを回す時間が長くなって、会場は攻めないインドネシアと、出てこない日本の両方に対するブーイングの嵐となった。が、程なくボールが行き来し始めると、インドネシアが3度決定機を迎えた。右CKからのシュート性のボールを中の選手が合わせたもの(ゴール枠を外れる)、カウンターで右から左に振ってシュート(シュートミスで左に外れる)。アディンヤナのゴール前の1対1は、左にかわしたドリブルを川原が粘って食らいつき、フィスティングでクリアした。日本にとっては非常に危ない時間帯だったが、ここを何とか耐えたことで、勝機をつかんだ。

 そしてようやくボールにプレッシャーをかけ始め、8分に日本がゴールを挙げた。左サイドの前田のFKに対し、日本は中央で相根、右サイドに和泉の体制。前田が右にボールを流したと同時に、相根はゴール前に突っ込んでマークを引き付け、ほぼフリーになった和泉が左足を振りぬき、シュートが決まった。フットサルに対してまだ慣れていないインドネシアに対し、日本がその守備面での甘さをうまく突いたゴールだった。

 11分にインドネシアが一度チャンスをつかんだものの、その後は概ね日本のペース。13分に市原が右サイドから飛び込んでくるGKの上をフワリと越すシュートで3点目が入ると、かなり落ち着いた状態でプレーにも余裕が出てきた。17分には松田が球際で粘って出したパスを、鈴村が左から豪快にミドルシュートを決めた。終了9秒前の第2PKも鈴村が決め、5−1で日本が勝利した。

 硬さが最後まで取れなかったり、気合が空回りしているような選手も見られたが、その中でも執拗にボールを散らし続けた市原や藤井、闘志を前面に出すスタイルでやはりこういった国際試合で「効く」選手であることを示した、鈴村らの活躍が光った。

原田監督コメント
「緒戦は必ずこうなるし、力の優劣では測れないところがあるから、分かっていても難しい試合になった。インドネシアは経験がないだけで個々の能力は高く、カウンターなどかなり勉強している印象だ。日本はディティールを挙げればきりがないけど、とにかく1点差でもいいから勝てればいいと思っていたので。勝利は誰が突出していたというよりも、みんなが頑張ったおかげですね。グループCの力は平均していて、相手は気の抜けないチームばかり。明日(キルギスタン戦)も慎重な戦いになるでしょう」

市原選手コメント
「しんどかったです。昨日のインドネシアの試合をスタンド見た感じでは、行けると思っていたけど、やはりピッチ上で対面すると違いますね。向こうはかなりフィジカルも強かった。最初の展開で簡単に得点できると踏んでいたけど、僕がダフってシュートミスをしたこともあって、1点取るまで大変でした」

 <第2回 第4回>
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