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【ポエイラ・山川太郎団長インタビュー】 2007.05.09.
【構成・文】北 健一郎

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ポエイラ・山川太郎団長インタビュー


フットサル日本代表のサポーター集団・ポエイラ。彼らには参加資格も、会員名簿もない。
そこにあるのは「日本代表を応援したい!」という熱い気持ちだけ。

2004年の世界選手権予選から始まった“オレたちのニッポン”へのサポートは、台湾、ベトナム、ウズベキスタンとアウエーの地において確実に代表の力となっていた。
そして2007年4月。遂に日本代表が初めてホームでアジア選手権を戦う。日本代表の連覇を後押しするために、そして、アジアから駆けつけるフットサルを愛する仲間たちをもてなすために、ポエイラは様々なアイデアを実行するのだという。

そこで“ポエイラの顔”である山川太郎団長に、ポエイラの成り立ちから今大会に掛ける思いを語ってもらった。
(取材日:4月29日、日の丸寄せ書きツアーが行われている駒沢体育館周辺にて)


――まず最初に、ポエイラの結成の経緯を教えて下さい。

山川 え〜と、最初は2003年になるのかな。アジア選手権が日本で開催されることになって、スーパーリーグ(注1)の仲間たち、ガロやシャークスのサポーターと「日本でやるんだから何かやろうぜ」って話をしてたんです。でも、SARS(新型肝炎)でアジア選手権開催が中止になってしまった。だけど、来年にはワールドカップ(世界選手権)を目指すアジア選手権がある。そこからやろうということになったのが始まりです。

――それまで、日本代表を本格的に応援するという団体はありませんでした。

山川 サッカー、フットサル、どっちでも、フットボールはサポーターがいてこそ完成するものだと、僕は思ってるんです。僕はフットサルが大好きだったし、自分もプレーしていたし(注2)、いい選手がいっぱいいるのも知っていたけど、サポーターがいない以上は、まだ日本ではスポーツになりきれていないんじゃないかと思っていた。それで、「それをやれるのってオレしかいないんじゃないか?」って、勝手に神のお告げを感じて(笑)。

――ポエイラ(poeira)の名付け親は、あのサッポ監督だということですが。

山川 僕たちの仲間がサッポのところにお願いにいったら快諾してくれたんです。その前にアジア選手権の壮行会があって、そこでサッポには「応援するから」というのは伝えてあって。ポエイラの意味は「埃」っていう意味で、ブラジルでは「埃を巻き上げるくらい熱く激しい応援を!」ということらしいです。プライドの「誇り」とかけてあるのかはわかりませんが、僕はそうだと思ってます(笑)。

――ポエイラ名物でもある「日の丸寄せ書き」というのは立ち上げ当初から行われていましたね。

山川 「フットサル」というものに興味がある人はたくさんいるのはわかってたんですけど、なかなかマカオまでは行けない。だから「気持ち」だけでも選手に伝わればいいなって。簡単ではあるけど、わかりやすい形として日の丸に寄せ書きっていものに行き着いたんです。

――サッカーとフットサルの応援の違いはどのへんに感じますか?

山川 難しい部分もあるし面白い部分もあるなって。ピッチまでの距離が近いから、味方にとってはものすごい力にもなれるし、敵に対してものすごい脅威にもなれる。僕自身もスーパーリーグでプレーしていたときに、サポーターがいるチームとの対戦はすごいやりにくさを感じましたから。

――昨年のアジア選手権、開催国ウズベキスタンとの決勝は完全なアウエーの雰囲気でした。

山川 去年のウズベキスタン大会でチームはすごいことを成し遂げた。あれだけのアウエーの中で優勝したという。だけど、サポーターは本当に数人しか行けなくて、ダイレクトに力になれなかったっていう悔しさがあった。チームはアジアチャンピオンになったんだから、今度はサポーターもアジアチャンピオンだっていわれるようにしたいなと。

ウズベキスタンのあの雰囲気は正直「羨ましい」と思いました。あれだけ国民が代表チームを応援するというのはすごい。実際にウズベクは準決勝よりも決勝の方が絶対に力が出ていたし、100%以上になっていたと思う。やっぱりサポーターの存在は大きいんだなって改めて感じさせられました。だからこそ、あれだけのことを日本でやってやりたいなって。

――今回は日本開催、ポエイラは様々なことを仕掛けるそうですが。

山川 まず壮行試合第1戦(5月3日)の後にサポーターフットサルをやります。フットサルを好きな同士だから、ボールを蹴って仲間になるのが一番いいと思うし。
それから、会場を青で染めるために、ポエイラTシャツを「フットサルを盛り上げたい」という企業の協賛を得て約500枚作成します。これをいらなくなったサッカーシャツと交換して、サッカーシャツは援助団体を通じて途上国に届けます。

同じように企業の協賛を得て、ハリセンも作成します。なぜハリセンかというと……関西っぽいかなって(笑)。「ニッポン!」コールに合わせてバババンと叩いてもらいたいです。

もちろん、日の丸寄せ書きも。これはFORCA(フォルサ)という神戸の団体もやっています。来れる人たちはもちろん、来れない仲間の思いまで届けるために。日の丸寄せ書きツアーとして、駒沢体育館周辺、ギャラリー2渋谷店、壮行試合会場でも寄せ書きを募ります。

駒沢での寄せ書きには様々な人たちが参加


――4月15日の代表合宿では日の丸とポエイラの横断幕をコートに張りましたね。監督も選手も気分が高まったそうです。

山川 単なる賑やかしのつもりはなくて。日本代表が初めての選手もいますし、国を背負ってガチンコの国際大会を経験したことのない選手もいる。そういう選手たちに「本当に戦いが始まるんだぜ」っていうことを意識してもらいたかったんです。

――フットサルの国際大会が日本で開催されるのは初めてのこと。この大会で初めてフットサルに触れるという人も多いと思います。

山川 さっきもいったように、サポーターはフットサルにとってはお客さんではないと思うんです。本当に“参加”できるものだから、初めて見に来た人にもぜひ“参加”してもらいたいです。1人が声を出すか出さないかで、ゲームの結果も左右されるといってもいいすぎではないんです。

――今回のアジア選手権の成功はFリーグの盛り上がりとも関わってくると思いますが。

山川 1人のフットサルに携わる者として、この大会がどれだけ盛り上がるか、そのために僕たちが何できるか、っていうのは重要だと“勝手に”感じてます(笑)。Fリーグの成功は今回のアジア選手権もそうですけど、みんなで作り上げていくもの。今のフットサル界は気持ちを持って何か起こせば、そいつが変えられるぐらいの可能性があると思いますから。

――今大会のポエイラとしての目標は?

山川 もちろん日本の連覇! これは大前提です。そして、ホームの大阪中央体育館を満員にしたい。そこからフットサルに魅了される人が増えて、日本でフットサルの文化が発展してくれればいいなと思っています。

――アジア選手権を戦う日本代表にエールをお願いします。

山川 本当に去年、優勝というものを見せてくれて「ありがとう」という気持ちがあります。だからこそ、今度は逆に日本中のフットサルファンの力で彼らを驚かせたい。そして一緒にチャンピオンになって、これからもずっと取り続けていきたいです。

――最後に大阪に足を運んでくれるであろう、フットサルファンの方々へも一言お願いします。

山川 本当に参加する気持ちできてもらいたいです。お客さん、傍観者ではなくて、日本にフットサルの文化を作っていくチャンスだから、僕たちの仲間になってほしい。興味がある人や、わからないことがある人は、どんどんポエイラTシャツを着ている奴らに声を掛けて下さい。
大阪を青に染めましょうーーー!!!


※1 2000年〜2002年まで「高いレベルのチーム同士で対戦をしたい」という有志によって行われたプライベートリーグ。ショーアップされた演出も人気を博した。関東リーグの整備に伴い発展的解消。
※2 山川は神奈川県1部リーグの湘南蹴族の代表兼選手。スーパーリーグでもプレーしている。


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