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【世界選手権大会壮行会・第1試合速報レポート】 2004.11.14. 第2試合>
2004年11月13日(土)・幕張イベントホール

11月21日に開幕する第5回世界選手権の壮行試合「日本対アルゼンチン」の第1試合が、千葉県の幕張イベントホールで開催された。アジアの中にあって、その進化は他国を驚かせている日本だが、今回対戦するアルゼンチンもまたここ数年でめまぐるしい強化を成し遂げている。

6年くらい前には、ブラジルに10点差をつけられて敗れたチームが、昨年の南米予選ではそのブラジルを退けて優勝。代表のメンバーの多くは、イタリア、スペインのプロチームに所属して屈指の強豪国の仲間入りを果たしている。

その強化方法は、代表候補メンバーを早くから選んでそれを徹底的に強化するというもの。サッカー強豪国がやり方を間違えなければ、瞬く間にフットサル強豪国になれることを示した。また、アルゼンチンの場合、バビーフッチというインドアサッカーが盛んで、多くのサッカー選手はバビーフッチでアルゼンチン独特のテクニックや得点感覚を磨いているといわれる。


詳細な試合レポートと選手・監督コメントは、16日(火)掲載予定のレポートにゆだねるが、この世界屈指の強豪に、日本はよく戦った。

早い時間帯での失点を避けたい日本は、序盤は神経質すぎるほどに引いて守った。比嘉、鈴村を中心にフィジカルでも負けずに根気よく守ったが、アルゼンチンの早いボール回しと、しつこいほどのフェイントに対して間合いがとれずにズルズルと下がるシーンが目立った。

アルゼンチンは、日本相手にもハーフラインまで引いて守る。カウンターを狙うチームという噂どおりの戦いぶりだった。

日本は序盤から守るだけでなく、攻めるシーンも多く作った。木暮が入ったピヴォに当てるパターンもあれば、サイドから前田や小野が崩す攻めもあった。

1回だけ、アルゼンチンの速攻が決まりかけたが、それを凌ぐと、後は比較的両チーム固い展開となった。
日本は、速攻を食らわないために、セーフティーな終わり方を徹底できていて、特に中盤で不用意にボールを奪われるようなことはまったくといっていいほどなかった。一方、アルゼンチンボールを前半終了間際に藤井がカット、一気にカウンターを仕掛けた。左サイドに開いた木暮にボールが渡り、木暮がマークを鋭いドリブルであっさりかわしてシュート。ボールはゴールに突き刺さった。しかし、審判はタイムアップを示してノーゴール。国内戦初ゴールはおあずけとなった。

後半に入って早々、左サイドのくさびからの落としを、ウィルヘルムが強烈に突き刺してアルゼンチンが先制。日本は、前線からプレスに行く。アルゼンチンは、このプレッシャーに少々あわてぎみ。ボールが回らなくなる。しかし、9分、キーパー川原がはじいたボールをゴンザレスに叩き込まれて2-0となる。

後半の中盤に入ると、アルゼンチンの5番、カルロス・サンチェスのパス出しが冴えてくる。本来左利きと思われるのだが、突如右足のアウトサイドで絶妙なスルーパスを通してしまう。タイミングがはかれずに、「あっ」という感じで。

日本は前からどんどんプレスをかけるが、徐々にコンディションが上がってきたのか、アルゼンチンは巧みにボールを回してボールを奪うポイントを与えない。

残り1分半で、難波田をキーパーに投入してパワープレーを仕掛ける日本。そして、試合終了間際の19分、鈴村から相根、そしてゴール前の木暮に高速ダイレクトパスが入り、木暮がこれを決めて1-2の1点差に食い下がった。

その後、アルゼンチンは巧みに時間を消費させ、日本はプレスをかけるが実らずタイムアップとなった。

スタンドを埋めた4000人近い観衆の大きな声援の中で、日本代表は素晴らしいパフォーマンスを見せたといっていいだろう。

明日も東京・駒沢体育館で午後7時キックオフの予定だ。

(FUTSALNET Y)

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