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【インターコンチネンタルカップ】 2005.04.13.
開催日:2005年4月7日(木)〜10日(日)
場所:スペイン・プエルトリアーノ


4月10日 大会第4日目 5,6位順位決定戦 9:30キックオフ
ファイルフォックス
(日本)
ピッツバーグ
(アメリカ)


<レポート> 北 健一郎

 グループリーグで他チームの草刈場になっていたファイルフォックス(以下、ファイル)とピッツバーグによる5−6位決定戦はファイルが9−0で快勝した。

 ブーメラン・インテルビュー(以下、ブーメラン)、ベンフィカに大敗したショックは殊のほか大きく「選手たちはナーバスになっていた」(松村栄寿監督)。9日は予定していた練習を取り止めて肉体面と精神面でのリフレッシュを図った。

 試合時間が9時30分からのため、当日の練習は行えないが、松村監督は「これまでやってきたことは、ピッツバーグになら通用するだろう」と、国内3冠を達成した選手たちに自信を取り戻すようにピッチに送り込んだ。

 そして1分、未だノーゴールだったエース・J木暮賢一郎が低い弾道のトーキックで先制点をマークする。

 待ちに待ったグレゴールで勢いづいたファイルは3分、左サイドで完全なるフリーでボールを受けたF稲葉洸太郎が、またしてもトーキックでゴールを射抜く。

 4分には地域チャンピオンズリーグから引き続き、キャプテンとしてチームをまとめるI板谷竹生にもゴールが飛び出して3−0。

 10分、小気味良い動きでかき回すB吉成圭がDFの背後を突くと、G小松竜一のスルーパスを落ち着いて決める。

 「取られた分を取り返してやろう」(松村監督)。恥辱にまみれた2試合の憂さを晴らすかのような、ファイルのゴールラッシュは終わらない。

 16分にF稲葉がJ木暮とのコンビネーションから5点目、1分後にはJ木暮のシュートをGKがキャッチしきれずラインを割って、その差を6点に広げる。

 そして18分、J木暮の影に隠れて存在感が薄れがちだったG小松の、ピヴォらしい滑らかな反転シュートで7−0とする。

 前半でのスコアが指し示すようにピッツバーグは「あんまり強くない」(F稲葉)。それでも、日本には世界選手権での「アメリカには勝てるだろう」と踏んでいたにも関わらず、1−1の引き分けに持ち込むのが精一杯だったという前例がある。となると、「相手が良くなかったけど、ウチも良かった」(松村監督)のは確かだろう。ブーメラン、ベンフィカの前では影を潜めていた攻撃での思い切りの良さからは、「これが初日と2日目でできたら」(松村監督)との言葉も頷ける。

 後半は2得点に留まって、F稲葉は「シュートを外しすぎた。詰めが甘い」と反省しきり。再三のチャンスをモノにできなかったのは日本に持ち帰るべき課題だが、それ以上に国際試合で完封したということは評価したい。

 最下位は免れて5位でフィニッシュしたファイル。「日本では無敗。自分たちが一番の自覚もあって、このザマだから。情けない話だよね」(松村監督)。日本フットサルの世界における立ち位置を痛感させられた選手たちからは、「改革しないといけない」(F稲葉)の声も聞こえてくる。

 国内だと相手のミスに助けられて目立たなかった、ファイルの未熟な部分が浮き彫りになった今大会。日本では味わえない一瞬の気の緩みや、集中力の欠如が命取りになる感覚は「目で見て肌で感じた。俺も含めて」(松村監督)。

 今後は他チームにそれを感じさせることが求められる。ブーメランやベンフィカからファイルが感じたように。世界トップレベルを知ってしまった、希少な存在のファイルに課せられた使命は重大だ。


コメント:松村栄寿監督

9−0? そりゃあ喜べる結果ですよ。今日は相手も良くなかったけど、ウチも良かった。これが初日と2日目にできたら。体の作り方も考えなければいけないけど、精度とスピードを高めたい。親善試合では本気でやってくれないだろうから、大会だったことが大きかった。本当に出られて良かった。

得点者:
1’ 1−0 J木暮賢一郎
3’ 2−0 F稲葉洸太郎
4’ 3−0 I板谷竹生
10’ 4−0 B吉成圭
16’ 5−0 F稲葉洸太郎
17’ 6−0 J木暮賢一郎
18’ 7−0 G小松竜一
35’ 8−0 F稲葉洸太郎
39’ 9−0 A小宮山友祐 

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