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【第5回地域チャンピオンズリーグ】 2005.03.30.
開催日:2005年3月25日(金)・26日(土)・27日(日)
場所:東京駒沢屋内球技場
入場無料
OFFICIAL
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★★★★★
3月27日 大会第3日目 決勝トーナメント 決勝 14:00〜15:30 駒沢屋内球技場
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SHARKS
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FIRE FOX
<レポート> 北 健一郎
他を寄せ付けずファイルが「3冠」達成
ファイルが退場のアクシデントを乗り越えて、関東リーグ、全日本選手権、地域チャンピオンズリーグの「3冠」を達成した。日本で得た自信を胸にインターコンチネンタルカップで世界に挑戦する。
FIRE FOX
SHARKS
試合開始から3分が過ぎた頃、予想外のアクシデントがファイルを襲った。パスミスを奪ってGKと1対1になった松浦英を鈴木隆二が後ろから掴んで倒してしまう。レフェリーは鈴木に迷わずレッドカードを提示。今大会でデビューした期待の背番号14はうつむきながらピッチを去った。
退場後、プレーイングにも関わらず「15:30」のまま電光掲示板の時計が動いていないのをベンチが指摘しているうちに、一瞬の隙を突かれて横山哲久にゴールを陥れられる。当然、ファイルは猛抗議するが覆らず、キックオフからゲームをリスタートする。
センタースポットにボールをセットしたのは小宮山友祐、左タッチライン際まで開いていた木暮賢一郎に蹴り出すと同時に、猛然とゴール前へと走っていく。ボールを受けた木暮から糸を引くようなパスが送り込まれると、小宮山がピンポイントのボレーシュートで同点弾。シャークスのリードは、わずか4秒に終わった。
層の厚さから退場の影響を感じさせないファイルのペースで進んでいた17分、稲葉洸太郎の矢のようなパスをGKの鼻先で触ったのは、またしても小宮山。今大会は鈴木の加入で控えに回った生え抜きのベッキが、決勝の舞台で2ゴールの大仕事をやってのけた。
後半、試合の主役となったのはファイルの若手選手だった。31分、GK遠藤輝夫からのスローイングを受けた木暮がドリブルで持ち込むとGKとDFまで外して吉成圭へラストパス。吉成はトラップしてから流し込む余裕すら見せて3点目を挙げた。全日本選手権決勝に続いて大舞台でのゴールを決めた吉成は、松村監督が「あいつは若手の中でも一つ上をいっている」と認める存在。今期からは副キャプテンにも任命されてチームの中心選手としての自覚も出始めている。
個性的な選手を使いこなした松村栄寿監督(左)とコーチとしてチームを鼓舞した難波田治(右)
36分、木暮が下山修平のドリブルをカットして左サイドを独走、DFを十分に引き付けるとゴール前でフリーになっていた佐藤竜へパスを送る。佐藤はエースからのプレゼントを滑り込みながら合わせて決定的な4点目を奪取。数少ない出番をモノにした殊勲の若武者はベンチまで駆け寄り、今大会はベンチワークに回った難波田治と抱き合った。
2人のゴールをお膳立てした木暮は、「自分が決めるよりも嬉しかった」と顔をほころばせた。鈴木の補強に続いて、来シーズンはブラックショーツから森岡薫も加わることが決定しているが、「外からいい選手を獲っても、それはファイルじゃない。日々の練習を重視しているから、日系人はいなくなった訳だし。下からの突き上げは感じる」と、若手選手の成長の重要性を説いた。
優勝の瞬間が近づくにつれて、ファイルの守備陣の気迫は増していく。小宮山が、板谷が、稲葉までもがスライディングでボールをクリアする。残り49秒で横山にPKを決められて4−2とされるが、最後はサポーターのカウントダウンを聞きながらタイムアップ。ファイルが関東リーグ、全日本選手権に続いて3つ目のタイトルを獲得した。
前回大会は準決勝で府中アスレティックフットボールクラブとPK戦までもつれ込んだ末に勝利。その30分後には決勝を戦い、気力で優勝を勝ち取ったシャークス。今回は準決勝が一試合目だったため、逆の立場で疲労の影響は少ないはずだった。それでも、絶対的な力の差を感じずにはいられなかった。真境名オスカーと共にファイルを創設したシャークスの鵜飼孝は、「やっていることが違う。大人と子供くらいの差がありました」と脱帽した。
キャプテンとしてチームを支え続けた板谷竹生
ただ、やはりファイルの最大の勝因は「木暮賢一郎」ではないだろうか。この日、彼が魅せたパフォーマンスは圧巻の一言だった。確かに決勝はゴールこそなかったかもしれない。だが、準決勝と決勝のトータルで考えれば2ゴール5アシストと大車輪の働き。木暮がボールを持つだけで相手は警戒心を強めるので、他の選手へのマークが緩む。「木暮にボールを預ければ大丈夫」という絶対的な信頼感が、チームメートの思い切りの良いプレーを生む。ファイルの得点を紐解くと、ほぼ全てに木暮が絡んでいるのは、それが理由だ。
試合後、木暮は「試合が始まる前に冗談で、(決勝に)勝ったらスペインで鼻をへし折ってもらおう」と話していたことを明かした。4月上旬にスペインで開催されるインターコンチネンタルカップへの参加が決まっているファイル。松村監督は「1点か2点、取れるかどうかでしょう」と冷静に分析するが、正真正銘の日本チャンピオンの挑戦は怖くもあり、楽しみでもある。
本当に鼻をへし折られるのか、それとも逆に自信を得るのか。今シーズンの戦いぶりを見る限り、後者の可能性も少なからずある、そんな気がしてしまう。
大会優秀選手。左から木暮賢一郎(ファイルフォックス)、稲葉洸太郎(ファイルフォックス)、遠藤輝夫(ファイルフォックス)、村松淳二(シャークス)、神敬治(ダイワ スポーツ ナンシン フットサル クラブ)
木暮賢一郎(ファイル)
(3冠は)素晴らしいなと思います。結果が一番なので満足しています。準決勝から決勝までの試合間隔は短かったので、疲れもあったし、退場もあって苦しかった。その中でキッチリと結果を出せたのが嬉しい。どうしても(全日本)選手権に注目が集まりがちだけど、地域チャンピオンズリーグは1年間を通して手に入れたタイトル。「価値のある大会」だと言い聞かせていた。ファイルの強さの秘訣? チームワークだと思う。ただ仲が良いだけじゃなくて、話し合うときには話し合う。そういうことがないとマンネリ化してしまう。自分自身のプレー? 点を取れなかったのは悔しい。チャンスをもっと確実に決めなきゃいけない。理想を言えば、打ったシュートが全部入ればいいわけですから。だけど、僕が点を取らなくても勝ったし、昨日も勝った。今までのようにピヴォ頼みのチームじゃない。今シーズンは勝ちながらチームとして成長してきた。
板谷竹生(ファイル)
厳しいゲームを乗り越えて優勝できたので大きい。40分間を通して自分たちのフットサルができた結果だと思う。基本的にディフェンスの選手なので声を切らさずに集中していこうと思っていた。いいチームを作って関東リーグを戦いたい。
鵜飼孝(シャークス)
やってることが違う。今年はボロボロだったから。(昨シーズンから)進歩がない。このままじゃ勝てない。ディフェンスの練習もできていないし。僕もファイルにいたからわかるけど、ディフェンスでやることは決まっている。オスカーが残した財産の上積みにプラスアルファされている。木暮とかが日本代表に行って新しいものを取り入れている。
石渡良太(シャークス)
木暮のシュートを防いでいましたが? なんか守れてましたね。木暮とは息(タイミング)が合うのかもしれない。でも、他の選手に決められたら意味がないですけどね。連携ミスとか集中力が切れてたりとかもったいない失点が多かった。(関東リーグまで)まだ2ヶ月あるので修正してやらないと。僕自身もレベルアップが必要。ファイル1強の時代が来てしまう。
関東リーグ、全日本選手権、地域チャンピオンズリーグの「3冠」を達成したファイルフォックス
大会属性表示の見方!
大会区分
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オススメ度
大会区分:
OFFICIAL:
オフィシャル大会
PRIVATE:
プライベート大会
大会レベル:
J-TOP:日本国内トップレベル
R-TOP:地域トップレベル
P-TOP:都道府県トップレベル
+/- はやや上、やや下を意味する
オススメ度
FUTSALNETが決定する試合のオススメ度。
満点は不明
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