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【第5回地域チャンピオンズリーグ】 2005.03.29.
開催日:2005年3月25日(金)・26日(土)・27日(日)
場所:東京駒沢屋内球技場
入場無料
3月26日 大会第2日目 1次リーグ Dグループ 17:30〜19:00 駒沢屋内球技場
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Junjies |
<レポート> 北 健一郎
更なる高みを求めて
地域チャンピオンズリーグの優勝と並行して、新加入の鈴木の融合と生え抜きの若手の成長にも力を注ぐファイル。彼らの視線の先には「世界」が映っているのだろう。
関東リーグ、全日本選手権を手に入れたファイルフォックス(以下、ファイル)の次なる標的は当然、地域チャンピオンズリーグ以外にない。東京都フットサルカップ準決勝で公式戦無敗記録が28で途切れたが、もう一つの「日本一」を目指して邁進する。
今シーズンの頭から稲葉洸太郎を辛抱強く使い続けて溶け込ませたファイルは、今大会ではカスカヴェウ東京から移籍した鈴木隆二をスタメンに入れている。世界選手権以降の日本代表候補合宿に召集されている鈴木の能力は申し分ない。とはいっても、全日本選手権を勝ち取ったばかりのチームに組み入れるのは勇気のいることだ。しかもファイルには小宮山友祐、岩田雅人といった計算の立つプレーヤーが他にもいる。そのことについて松村栄寿監督は「隆二の能力は高いから安心して任せられる」と信頼を寄せる。鈴木も期待に応えて、緒戦のジョカトーレ高岡(以下、高岡)から1ゴールを決めている。
決勝トーナメントへの進出に向けて戦うのは高岡に勝利したジュンジーズ。スタメンは昨日から変わらず攻撃的な選手として2枚看板の木暮賢一郎、稲葉、守備的な役割を担うのがキャプテンも務める板谷竹生と鈴木である。
見守っている観客の多くが「ファイルの圧倒的な勝利」を予想していたことだろう。しかし、予想に反してジュンジーズはファイルのゴールを何度となく脅かす。試合後に松村監督が「ドリブルに手こずった」と話したように、4分には尾崎光の右サイドでの突破から「あわや」という場面を作り出した。5分でも同じように尾崎が鈴木をライン際でかわして折り返すと、ダイレクトで合わせた古川秀雄のシュートは惜しくも外れる。
そんな状況でも、しっかりとゴールを決めてくるのがファイルのファイルたる由縁。5分、木暮が左サイドの深めの位置でボールを受けると、稲葉が走り込む時間を作ってから中央へヒールで流す。ドリブルのみならずシュートの正確性も持ち合わせる稲葉にとっては簡単な仕事だった。ボールはゴールネットを揺らしてファイルが先取する。
ただ、ファイルのファーストセットからは未完成の印象を受ける。1年間を通して培ってきた木暮、稲葉、板谷のコンビネーションは問題ないのだが、やはり鈴木でリズムが途切れる場面が目立つ。鈴木がボールを受けられずに消えてしまうため、FPが3人でパスを回している感じだ。松村監督は「もうちょっとやっていかないと合わない。練習とゲームでは違うからね」と、実戦を通して融合させていく方針だ。
対照的に好調なのが小松竜一、吉成圭、岩田雅人(佐藤竜)、小宮山友祐のセカンドセット。「ファーストセットの方が技術があるから、僕らは動いて動いてやっている」(吉成)。足を止めずにボールを回してフリーの選手を作り出すスタイルが奏功して、12分には吉成のシュートパスを逆サイドの小松が合わせて待望の追加点を奪った。
ジュンジーズは相変わらずチャンスを作るのだが、ファイルの硬いディフェンスを崩すまでには至らない。2点差のまま時間は過ぎていき、ジュンジーズには疲労が色濃く出始めた。そして36分、FKを小宮山が横にずらしたところを、鈴木が左足で振り抜き嬉しい3点目を挙げる。2試合連続ゴールによるチームメイトからの信頼感は、コンビネーションの形成を促進してくれるだろう。「自分が入って負けたら、というプレッシャーはあります」と語った鈴木の加入は、常勝軍団に付き物のマンネリ化を防ぐ意味でも期待される。
1次リーグを唯一の無失点で突破したファイル。この項でファーストセットが機能していないと触れたが、それは高次元のチームから見出せる唯一の欠点である。決勝トーナメントに勝ち上がった他チームと比べて図抜けた完成度を誇るファイルが、栄冠に輝く可能性は極めて高い。
松村栄寿監督(ファイル)
(ジュンジーズは)強かったね。ドリブルに手こずった。いいチームじゃないですか? いつも通りにできなかった。相手のプレスにビビッちゃって、つまらないミス、タイミングが合わないプレーがあった。あれぐらいのプレスは明日のアスレもかけてくる。全ては明日です。予選リーグは予選リーグだから。
吉成圭(ファイル)
1試合1試合やってきただけです。その結果が突破につながった。全日本(選手権)は獲ったとしても、地域(チャンピオンズリーグ)は3年振りだからチャレンジャーの気持ちです。
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