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【第6回地域チャンピオンズリーグ】 2006.03.09.
準決勝 3月4日 10:00〜 駒沢体育館

  <レポート> 杉浦 文哉
D.C Asahikawa Futsal Club
2 0-0 0
2-0
カンカンボーイズ/多田ハイ.ASK


 日曜日、天気は晴れ、場所は駒沢、しかも屋内球技場ではなく体育館。好条件が揃った。にもかかわらず、午前10時から始まったこの試合は客席に空席が目立つ。関係者を除けば観客は100人程度しかいない。もしプレデターが勝ち上がっていたら全日本選手権のときのようにサポーターが駆けつけ、会場は盛り上がっていたかもしれない。しかし、そのプレデターはカンカンボーイズ(カンカン)に逆転負けを喫し、予選で姿を消していた。

 金曜日に2試合を行い、予選を危なげなく勝ち上がったD.C Asahikawa(旭川)は万全の状態でこの試合に臨む事ができた。一方、カンカンは攻撃の要である安田雅高が前日のINDIGO SCORPION 1969戦で負傷したため出場できなかった。INDIGO戦後、カンカン藤井監督は「怪我が大丈夫だったらいいんですけど…」と半分諦めながらも期待をしていたが、結局この日の朝になっても回復しなかった。旭川GK青木亮三も「14番(安田)と10番(吉川征延)は要注意」と研究していただけに、カンカンはハンデを背負って試合に臨む事になった。

 試合は観客の少なさが物語るように、正直熱い試合ではなかった。開始直後から旭川がボールを回してチャンスをうかがうが、堅く守るカンカンの周りでパスをつなぐだけでチャンスを作れない。しかし、「引いて守ればカンカンにはそう簡単にやられないと思っていた」と菅原和紀のコメントからも、強引に攻めた後にボールをとられてカウンターを食らうのを旭川は警戒していた。だから、崩せないと言うよりも無理にこじ開けようとはしないという余裕を持ったプレーだった。シュートも大半がミドルレンジから放ち、守備も前からプレスをかけずに下がってからしっかり守ると、とにかく確実性を重視していた。

 旭川に研究され、さらに「攻撃の起点になる」(藤井監督)安田の欠場で、カンカンの得意のカウンター攻撃はほとんど見られなかった。前半で9分に、中盤の右サイドでキープした米良英生司が中へパスを出すと、上がってきた今川誠司がドリブルで駆け上がり、ペナルティエリア左へパスを送る。このボールに吉川が詰めるも、戻ってきたDFにクリアされて得点を奪えなかった。前半にチャンスになったカウンターはこれだけで、それ以外は全てセットプレーによるものだった。開始1分に相手陣内でのキックインからゴール前でパスを受けた安田篤史が放ったシュートと、8分と終了間際の2本のCKだけだった。


 それでも、「前半をしっかり守り、後半点を取って今年は勝ってきた」と藤井監督が言うように両チーム無得点で折り返したことで、カンカンの展開になるかと思われた。そして後半先にチャンスを掴んだのもカンカンだった。21分に右サイドを安田篤史とのワンツーで突破した米良がシュートを打つが外れる。さらに中盤の塩谷伸介からのスルーパスに米良が今度はゴール前へ飛び込むが、これはDFにクリアされる。

 しかし、ここでカンカンの選手たちの気が緩んでしまう。2本惜しいチャンスがあって前掛りになってしまったところで、逆に旭川がカウンターを仕掛ける。21分に3対2と数的優位な状況で、菅原からのスルーパスを左サイドで受けた松岡隆史が、角度の無いところからきめて旭川が先制する。

 追いつくには攻めなければならないカンカンだが、ガッチリ下がって守る旭川にカウンターを仕掛けられなくなった。安田の代わりに攻撃を組み立てる選手がおらず、攻め上がるタイミングが遅くなり、カウンターを仕掛けようとした時に逆にボールを奪われてピンチを招く事が多くなった。

 カンカンはちぐはぐな攻撃しかしかけられず、時間だけが過ぎていく。そして、終了間際。何とか同点に追いつこうとしたカンカンだったが、逆に旭川はカウンターから中盤で菅原が前線にいた嵯峨祐太へパスをつなぐ。GKと1対1になった嵯峨がゴール左で抜き去り、試合を決める2点目をあげた。旭川の得点は2点ともカンカンのお株を奪うカウンターからだった。

 見せ場無く負けたカンカン。「プレデターさんに申し訳ない」と藤井監督は試合後に語った。全日本王者と同じグループに入ったのが決まったときから、照準を初日に持ってきた。その試合に勝つと、今度は決勝でカスカヴェウと対戦する事を目標にしていた。そのため、狭間だった2日目のINDIGO戦やこの日の試合ではテンションが上がらなかった。

 そして、安田の代わりを準備していなかったのが敗因だった。安田が欠場する事がこれまでほとんど無かったため、この非常事態でも藤井監督は、「誰かが起点になってくれれば」と期待する他なかった。しかし、代わりを務められる選手は最後まで現れなかった。

 それに対し旭川は、「誰が出ても攻められるし守れる」と選手が自信を持って言えるように、全てのFPが出場して危なげなく勝利を収めた。チームの構成と選手層の厚さが明暗を分けた試合だった。

大会属性表示の見方!  大会区分/大会レベル/オススメ度
大会区分:
     
OFFICIAL:オフィシャル大会
     PRIVATE:プライベート大会
大会レベル:
     J-TOP:日本国内トップレベル
     R-TOP:地域トップレベル
     P-TOP:都道府県トップレベル
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オススメ度
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     満点は不明

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