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〜 第9回全日本選手権全国大会

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【第9回全日本選手権全国大会特設ページ】 2004.2.7.
第9回全日本フットサル選手権大会全国大会・初日(2/6) ピックアップゲームレポート
  <レポート> 菊地芳樹 (月刊ストライカー)

2/7 2日目 | 2/8 3日目

予選グループ Dグループ
D-1 D-2

CASCAVEL
7 1-0 0
6-0

Member of the gang

 CASCAVEL は事前の情報で、Member of the gangの個人技を相当警戒していたようだ。それがよく分かる、実に慎重な立ち上がりだった。リスキーなプレーは避け、安全にパスを回す。当然なかなか相手を崩すまでには至らず、中距離からの強引なシュートは決まらなかった。それでもこの時点でMember of the gangのほうは、パス回しに面食らっていた様子。2分、安藤信仁が右サイドの金山友紀にパスし、同サイドの縦に抜けてリターンを受けると、出てきたGKの頭上をフワリと浮かしたシュートでゴール。先制した。

 展開はしばらく立ち上がりと変わらず。9分、稲田祐介がゴール前中央から左へドリブルで流れ、左足シュート。GKの前で金山がヒールでコースを変える得意のプレーで2点目が決まった。チーム全体に安心感が漂う。14分、3点目は稲田。右から中央中野歩のポストプレーを介して、GKの頭上を抜くシュート。

 後半もCASCAVELは淡々とゴールを重ねた。20分、稲田のシュートを相手GKがこぼしたところを、三輪修也が拾って押し込む。23分、左サイドで中野と金山がスイッチ。中野の左からのクロスを金山がゴール前に突っ込んでゴール。25分の6点目は右サイドのFKを中央へ流し、ゴール前の混戦から森谷優太。最後は27分で甲斐修侍が締めた。ポストの中野へ縦パスをし、1フェイクでマークを外してリターンを受け、シュートを決めた。

いずれもシンプルな形だったが、その正確さとスピードにMember of the gangはついていけずに足を止めてしまった。

派手なプレーはなく、シンプルな形で得点が決まるものだから、CASCAVELもあまり喜ばず。会場も静かでCASCAVELのパスをつなぐ、「バシッ!」「バシッ!」という音だけが規則的に響いていた。

CASCAVEL金山友紀
「相手の個人能力を警戒していた。相手1人に対して常に数的優位を作るように。1対1にならないように注意した。点差が開いて楽になったけど、バタバタしていた。もう少し落ち着いてゲーム運びをしないと。ロースコアでもいいから、プレーの質を高めて内容のいいゲームをしたい」

Member of the gang町野善美
「疲れました。相手のことはよく分からなかったけど、どんなものか分かる前にやられてしまった感じです。ウチは本当は前からプレスにいってボールを奪うスタイルで、点を取られたら取り返す感覚でやっているんですが、リズムがバラバラで雰囲気にものまれた感じがします。完敗ですね」


予選グループ Dグループ
D-3 D-4
BANFF TOHOKU 4-1 ダイワスポーツSapporo Futsal Club

ジョナス、リカルド沖村に、リカルド比嘉。三井賢、前田大輔、豊島明……。まさに、「どこか他で見た顔」が集まっているBANFF TOHOKU。チームを率いるのは、あの眞境名オスカーだ。

ゲームはBANFFがジョナス、沖村らのプレーを中心にゲームを押し気味に進める展開。1分にゴール前のFKから、ジョナスが壁の間を突く豪快なシュートを決めて先制。直後にPKを与えて同点とされたが、5分にジョナスのパスから柴山が決めて突き放す。

ここからほとんどBANFFペース。しかし、チャンスを何度も作るが、シュートの正確性、威力に欠け、攻めている割には点が入らない印象を与えた。それでも後半2ゴールを追加し、危なげない勝利。

引き気味の守備からカウンターを狙ったSapporo Futsal Clubだが、ややプレーの精度に難あり。ボールを奪って前に出ては簡単にボールを失い、自陣まで引いてくるという上下動の繰り返しで体力を消耗し、集中仕切れないところのスキをBANFFに突かれる格好となった。個々のドリブルのスピードは素晴らしいだけに、もっと自分たちの特徴を生かしたいところだったろう。

「寄せ集め」と揶揄されているBANFF。確かに高度なコンビネーションは見られないものの、個々は技術、戦術がしっかりしているものの集まりだ。そのBANFFが明日CASCAVEL相手にどんな魂を見せるのか、楽しみである。


予選グループ Bグループ
B-1 B-3
FUTURO Futsal 5-0 MISTURA

FUTUROの楽勝。プレスの甘いMISTURAの守備の前で、上村信之介、小野大輔、渡辺英明らが自由にピッチで踊った。得意の「ピボ当てワンツー」で多彩なバリエーションを見せ、得点を重ね、観衆を喜ばせた。上村信がハットトリックの活躍。

MISTURAはドリブルを中心に攻めていったが、それもFUTUROディフェンスに追い込まれてからの苦し紛れのものが多く、FUTUROの26本に対してシュートも8本と散発で、いいところを出せずに終わった。残念。


予選グループ Bグループ
B-2 B-4
divertido S.S.P 3-0 Paragosto/T.F.N

 緒戦でFUTUROに0−6とやられたDivertidoだが、昨年同様、明るいチームカラーで切り替えがしっかりできるのがいいところ。この試合では前半第2PKで先制すると、後半はカウンター気味の展開から鮮やかなパスワークで2点奪い、一生懸命戦って勝利をつかみ、喜んでいた。Divertido S.S.Pの「S.S.P」は「菅原、佐々木、プロジェクト」の略だという。マラドーナ体型の左利き、今年はドレッドヘアーで登場の菅原と、キレのある動きが光っている佐々木がチームの中心だ。

 敗れたParagostoは2連敗。FC小白川時代から含めて、これで5年連続の出場だが、最初に出てきた第5回大会の3位が最高で、以降思うような成績を挙げていない。浅利真監督兼選手も「抜本的な改革が必要」と反省しきりだったが、真摯にフットサルに取り組んでいるチームだけに、今後の奮起に期待したい。

 見た印象では、動き直し、プレーのやり直しができない点が、可能性を狭めている感じだ。型にはまりすぎているというか、あるプレーを選択したら、それが明らかに相手に対応されていても強引にやりきろうとして相手に引っかかり、不用意にカウンターを食らっている。逆にDivertidoは個々の特徴をお互いがよく分かって生かしている。それが型にはまらない意外性のある攻めを実現させていた。


予選グループ Dグループ
D-1 D-3

CASCAVEL
3 1-0 0
2-0

ダイワスポーツSapporo Futsal Club

 引いてカウンターというスタイルを徹底している、Sapporo Futsal Club。それに対してCASCAVELは、またも慎重に戦っていた。先制点は6分にCASCAVEL。右へドリブルで流れた安藤がシュート気味のボールをゴール前に送り、中野がお腹の部分で合わせて(当たって?)決まった。Sapporo Futsal Clubも中距離からバンバンシュートを打っていく。ゴールを脅かすものも何本かあったが、CASCAVEL・GK松原君守のポジショニングが的確で、余裕を持って防いでいた。

後半は明確なカウンター狙いのSapporo Futsal Clubに対し、CASCAVELも攻→守の切り替えを早くして対応。シュートを打った選手が余韻に浸ることもなく、すぐさまダッシュで自陣まで戻りスキを作らない。徐々にCASCAVELペースとなる。

その中、23分。左サイドでボールを受けた金山が、角度のないところから左足でニア上にシュートを決めて2点目。Sapporo Futsal Club・GKはファーサイドへのクロスを予測して体を先に寝かせてしまっていた。3点目は速攻。甲斐の浮き球パスを右サイドで稲田が胸で1タッチ。GKが出たところを左へ流し、走りこんだ三輪が押し込んだ。

今大会は各グループ1位のみが準決勝に進むシステム。それだけに優勝を狙うチームは、グループリーグから1戦たりとも取りこぼしできない。そう。だからこの2試合、CASCAVELは非常に“真面目”に戦っている姿が目立った。昨年は準決勝でロンドリーナにVゴール負けし、3位。「その後地域チャンピオンズリーグも取った。だけ
ど、全日本を取れるか取れないか。その事実が結局は1年間つきまとうことになる」(甲斐)。チームは相当な緊張感と、それを上回る気合で戦っている。

それだけに観客にアピールするような派手なプレーは、今大会は見られないと思う。ただ、張り詰めた緊張感の中、プライドの掛かった、息をのむような激しい戦いが見られそうだ。これはまたこの大会でしか味わえないもの。そこが2日目以降の見どころとなりそうだ。

CASCAVEL甲斐修侍
「去年のこともあるし、とにかく内容どうこうよりも、結果がすべて。やってみないと分からないゲームばかりだし、1戦1戦、常に目の前の試合のことだけを考えて頑張る」

CASCAVEL中野歩
「この2試合、ちょっと相手に合わせてしまう感じがあった。本当はいけないことなんだけど、どうしてもね」

ダイワスポーツSapporo Futsal Club神敬治
「楽しかったです。北海道では自分たちが上のほうで、どうしても上のレベルが分からない部分があり、それを全国の舞台で直に体験できる。CASCAVELとの差はパスのスピードと動きの質。それに例えば2点目のシュートを狙われたところなど、北海道で体験できないコースです。でも、結構勝負にいけていたし、やってみる価値はあった。これから地元でウチが引っ張っていく感じで頑張りたいです」



予選グループ Cグループ
C-4 C-2
CIBRASIL/PITSTOP/レインボー垂井 5-1 フットサル大分2002 エスペランサ

丁寧にボールをつないで攻め込むCIBRASILに対し、エスペランサは個人技を生かした縦に速い攻めでチャンスを作る。エスペランサは決定機をいくつも作るのだが、シュートが不正確だったり、ゴール前でパスが1個多かったりして得点を決められない。そのうちに百戦錬磨のCIBRASILが、確実にゴールを重ねた。


予選グループ Aグループ
A-1 A-2
MAG'S FUTSAL CLUB 0-1 FIRE FOX

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予選グループ Cグループ
C-1 C-2
京阪フットサルクラブfunf bein 1-1 フットサル大分 2002エスペランサ

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予選グループ Aグループ
A-1 A-3
MAG'S FUTSAL CLUB 9-1 SAファイターズ

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