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【第8回全日本選手権東京都予選特設ページ】 2002.11.12.
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【3次ラウンド2日目】プレイイング20分ハーフ
期日 : 期日 : 平成14(2002)年 11月10日(日) 、(3次ラウンド・2次ラウンド・1次ラウンド)
会場 : 筑波大付属高校体育館
<準決勝 FUTURO FUCHU X CASCAVELレポート 第1回> 第2回 第3回
○プロローグ
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| この日も高校の体育館にもかかわらず、多くのファンが詰め掛けた。この人気はホンモノだ。 |
11月10日、GALO FC TOKYO を8−3で下した FUTURO FUCHU と、小金井ジュールを3−2で下した CASCAVEL が、東京都文京区にある筑波大附属高校の体育館で対戦した。
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| 試合前に円陣を組むFUTURO |
上村信之介率いる FUTURO FUCHU。昨年、FC VENGA の前に砕け散った全国への道。
そして、甲斐修侍率いる CASCAVEL もまた BOTSUWANA の前に敗れた。この両チームの都の予選リーグでの敗退は、大きな波紋を呼んだ。
「試合時間が短すぎる」「ピッチが狭すぎる」「フットサルチームは所詮こんなもの」などというものまで。。議論は尽きなかったが。
結果だけが評価されることをイヤというほど味わった両チームにとって、あらゆる要素を味方に変えなければならない。そういう泥臭い部分はこれまで FIRE FOX の専売特許だった。
そういった多角的に勝敗にこだわっていく姿勢が各チームに出てきた。。
1年半前。CASCAVEL はそれまでの勝ちきれなかった時代をくぐり抜け、日本の頂点に立っていた。
第6回全日本選手権の都大会と全国大会で宿敵 FIRE FOX を倒し、 FIRE FOX の3連覇を阻止。「無冠の王者」のレッテルを返上した。甲斐、前田、市原、相根という無敵のスターターは、ひとつの完成形を見せてくれた。甲斐と市原がゲームを作り、相根が神出鬼没なプレーで相手をかく乱し、前田がサイドから切り込んでゴールに襲い掛かった。
4人は、攻めのバリエーションを思い通りに駆使し、面白いように得点を重ねた。CASCAVEL の強さは際立ち、連覇も難しくないと思わせた。
その後、甲斐と前田がブラジル・パラナの CASCAVEL に入団。日本を離れた。二人は秋に国内復帰するが、SuperLeagueは連覇するものの、第7回選手権都予選でまさかの敗退。チームの結束力は失われた。
そして、相根はイタリアへ渡り、さらに市原もブラジル・パラナのアマフーザへ移籍。国内で抜きん出た4人が次々に海外への挑戦をする中で、CASCAVEL はチームとしての方向性を修正せざるを得ない状況になる。
BORN'77 から稲田、金山、三輪らが合流し、新しいチーム作りが始まった。少し話せばすぐに実戦に移せたあの CASCAVEL から、メンバーも一新した新しい CASCAVEL を作らねばならなかった。関東リーグでは FUTURO、FIRE FOX を破り首位を走るも、かつての磐石な強さはなかなか戻らなかった。
そして、11月9日、昨年 FUTURO FUCHU をやぶり、全国制覇した FIRE FOX も苦しめた FC VENGA を3−1で下した。
コーチの前川が言う。「今のチームは厳しい戦いでの経験が少ない。厳しい都大会は大きな財産になるだろう。」
これまで、サブプレーヤー的な役回りだった中野や安藤、井上らの著しい成長は目を見張る。そして、そういうチーム作りの中で大きな役割を演じた前川の存在も大きい。練習メニューから試合中の交代采配まで、これまで甲斐一人が担ってきたものを少しずつ補佐してきている。彼のスカウティング能力、行動力があって、プレーヤーの技量がうまく生かされているといっても過言ではないだろう。
新しい CASCAVEL の大きな特徴でもある。
一方、第7回全日本選手権で CASCAVEL に敗れた FIRE FOX からスピンアウトした上村信之介や渡辺英朗らが作ったチームが FUTURO FUCHU だ。多彩な攻撃が売りで、信之介、渡辺、小野の3人による連携は秀逸。しかし、チーム力としてはまだ未完成な部分もあり、8月24日に行われた対 CASCAVEL では、2−5と敗れてしまう。試合内容は点差に開いていると選手達は感じていたようだ。
関東リーグの CASCAVEL との試合を振り返って上村信之介が言った。「カウンターの時に、飛び出しのスピードと人数で速攻を確実に決め、楽に試合を運ぶ CASCAVEL には学ぶ点が多い」。フットサル界をリードしてきた彼にとっても、関東リーグでの対戦で得た印象は非常に強かったようだ。
もうひとつの会場である都立館高校で FIRE FOX が SHARKS にリードされている、という情報が流れる中、CASCAVEL と FUTURO FUCHU の関東行きの切符を賭けた大一番が始まった。
○前半
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| 上村信之介や渡辺英を中心に、チーム力を高めてきたFUTURO |
今回の会場となった筑波大附属高校の体育館に設置されたコートは32mX18m。縦の長さが非常に短い。このサイズは、同じ日に開催されている都立館高校のピッチサイズと公平にするために、合わせてある。(筑波大付属高校には余裕があった)
20分リアルタイムながら、このサイズのピッチでの戦いが、結果にどう影響するのか。客席が無いこの体育館にはびっしりと観客が集まった。都内のフットサルファンは、面白い試合がよくわかっていると見える。
FUTURO は試合前の掛け声からこの試合へのモチベーションの高さがうかがえた。3ヶ月前に完敗した相手。しかし乗り越えないと進めない CASCAVEL。
そんな気合いは空回りすることなく、CASCAVEL に襲いかかった。
まず前半2分、左サイドを抜けた FUTURO 渡辺が得意の左足で鋭いグラウンダーのシュートを放つ。ボールはあっけないほど簡単に右サイドネットに突き刺さった。
「え?!」意外にも早く試合が動いて、会場はどよめいた。そう、今日はコートが狭いのだ。ゴールが目の前。シュートコースがあれば両チームどんどん狙って行く。速攻を受ける形で終わらないためにも、思いきりシュートを打っていく。
先制した後も FUTURO はどんどん攻め込む。個々の技術では CASCAVEL を上回るシーンを見せる FUTURO は、ボールを支配する。
逆に CASCAVEL の攻撃時には、ハーフラインまで戻って守っている。32mのピッチでハーフまで下がるということは、40mピッチでは3分の1近くまで下がることと同じだ。
ゴールを固く閉ざして速攻を狙う FUTURO。
そしてとにかくよく動く。狭いピッチながらも、ポジションめまぐるしく変える。そして、6分、右サイドから中央に流し込まれたボールに上村直が飛び込み2点目。ベンチを飛び出して歓喜する FUTURO。
CASCAVEL は、この時間帯までパスの連携も悪く、明らかに疲れが見えた。それもそのはず、昨日試合(2試合)したばかりの
CASCAVEL にとって、今日も20分リアルの2試合目ということで、序盤かなり体が重かった。
それにしても、準々決勝にカード累積で出場できなかった FUTURO 渡辺のキレぶりは凄まじい。左サイドをドリブルで抜けて行ってもまずとられることはない。
第2回 第3回
(次回につづく)
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