| トピックス |
| ・ |
競技フットサル!
競技フットサルの世界をご紹介! |
|
|
|
>>バトルトップへ
>>第13回大会トップへ
【第13回全日本選手権全国大会・予選ラウンド】 2008.03.06.
開催日:2008年3月2日 場所:高知県立春野総合運動公園体育館
【文】北健一郎
第13回全日本選手権・全国大会・予選ラウンド・グループF
| シュライカー大阪 |
|
1−2 |
|
Praia Grande |
| (Fリーグ・大阪) |
|
1−0 |
|
(東海第1・静岡) |
|
|
2−2 |
|
|
「ハイプレス・クラッシャー」ことプライアは勝点6の得失点差+6、一方の大阪は勝点6の得失点差+10。勝ったほうが1位、引き分けの場合は大阪。仮に負けたとしても大敗しない限りはワイルドカードでの勝ち抜けが濃厚、というのが戦前の状況だった。
開始45秒、早くも先制したのはプライア。大阪陣内でのルーズな横パスをN五味義通が前に体を入れてカットすると、敵をブロックしながら打ったシュートは、GKに当たりながらもゴールイン。
このゴールはプライアのスカウティングの成果だったという。「大阪は初戦でも同じ形で(大分に)やられている。つまっていても後ろで回そうとするから、あそこが狙い目だなと話していた」(R松本)。
プライアは17分にもゴールを決める。今度はピヴォ当てからだ。F関根達馬が斜めにドリブルしてアングルをつけて、ゴール正面で敵を背負っているG中沢晋平へパス。G中沢が左へ素早く反転して打ったシュートは、D竹井の肩口を抜けて決まった。
2点を先取したことで、プライアの2試合連続の「F食い」が一気に現実味を帯びてきた。自慢のハイプレスはゴールという結果が出たことで、さらに圧力を強めていく。
大阪はプライアのプレスに明らかに戸惑いを見せていた。一人ひとりのタッチ数が増えたことがそれを表している。2タッチ、3タッチでテンポ良く「出して、抜けて」を繰り返す大阪本来のプレーは、ボールホルダーに素早く寄せるプライアに封じ込められていた。
これは大阪、まずいぞ――。そんなことを思っていた前半の終了間際。大阪のN瀬戸がCKをニアで、インサイドで狙い澄ましたシュート。ここまで鉄壁ぶりを発揮していたプライアGKK藤原潤の左脇下をすり抜けて、ボールはゴールに吸い込まれた。大阪が1点を返して前半を折り返す。
大阪が同点に追いついたのは24分、右サイドでボールを持ったM林浩平が縦に仕掛けてクロスにパス。ファーで待っていたのがF西野宏太郎。F西野の仕事は、右足でちょっとボールの角度を変えることだけだった。
「あの時間帯は相手が疲れていたと思う。たぶんボールが来るだろうなと思って待っていたら、来た。“ザ・ごっつあん”というゴール。だけど、重要なところで決められてよかった」(F西野)
1位になるためには勝利が必要なプライアは、終盤、リスク覚悟で攻めに出る。L吉村匡史らが強烈なシュートで何度もゴールを狙うが、GK@竹井のファインセーブもあって決められない。2試合連続のF食いと1位突破はならなかった。それでも、勝点7としてワイルドカード1位になり、準々決勝では浦安と対戦する。
Fリーグ2クラブを大いに困らせたプライアのハイプレスは、Fリーグ準優勝のスター軍団に果たして通用するのか。決勝ラウンドのプライアには自信と不安の、両方の要素がある。「自信」とは1年前の1次リーグで浦安の前身・プレデターに勝っていること。「不安」は準々決勝で府中AFCに0−5と何もできず敗れたことだ。
プライアのハイプレスは、横20メートル×縦36メートルという“1次リーグのピッチ”では威力を増す。ピッチが狭いほうがマークをつかまえやすく、自陣に空くスペースを使われるリスクも小さくなるからだ。前回大会で、決勝ラウンドに上がった途端にチーム力が落ちたのは、ピッチのサイズと無関係ではないだろう。
キャプテンのF関根は浦安戦について「僕らはベストな力を出して、とにかくプレスをかけつづけて、高い位置で取ってゴールを狙う」とチームのコンセプトが変わらないことを強調する。“決勝リーグのピッチ”でプライアがどんなプレーを見せるのか楽しみだ。
試合後の大阪に漂っていたのは、Fリーグクラブとして1位突破という“最低限の責任”を果たした安堵感だった。M林はプライアの強さを素直に認めた。「プライアはすごいいいチーム。個人もあるし、組織化されている。こういう相手に、自分たちが上みたいな感じで戦うと負けてしまう。引き分けだけど1位で突破できたのはよかった」。
Fリーグクラブ&東海王者が混在する、激戦の1次ラウンドを乗り越えた大阪。西野はこう語る。「1試合目、3試合目と厳しい戦いができたことで、チームとして引き締まった。楽勝で上がるよりもいい」。
ただし、大阪はいいときはどこにでも勝てるようなパワーを発揮するが、悪いときはとことんダメという、「計算のできないチーム」(I岸本武志)だ。代々木でどっちの“目”が出るのかは、まだ誰にもわからない。
|
|
|
|
|
|