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【第13回全日本選手権全国大会・予選ラウンド】 2008.03.02.
開催日:2008年3月1日
場所:兵庫県ワールド記念ホール
【文】菊地芳樹
第13回全日本選手権・全国大会・予選ラウンド・グループB
| デウソン神戸 |
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1−2 |
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SHARKS |
| (Fリーグ・兵庫) |
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3−1 |
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(関東第3・東京) |
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4−3 |
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全国各地でレッドカードが乱れ飛んだ? この日。将来のFリーグ入りを目指すSHARKSが、神戸に挑んだ大注目のこの一戦も、カードを巡って異常な雰囲気に包まれた、大激戦となった。
試合開始わずか18秒だ。SHARKSはA大森茂晴が、神戸F原田浩平とルーズボールを競り合った後に、いきなり退場を宣告される。永井陽一主審はヒジ打ちをしたというゼスチャー。だが、F原田はピンピンしている。「?」な会場の雰囲気。
FP3人の状況を何とか耐えたSHARKSだったが、さらに、2分に悲劇だ。今度は神戸FブルノともつれたM神敬治にも笛が鳴った。胸のポケットにイエローカード、パンツのポケットにレッドカードを収めている永井主審。何とパンツのポケットのほうをモゾモゾっとやり、レッドカードを提示! ウソッ!? 何とこれも一発退場。どうやらもつれたときに、足裏でブルノの股間を踏みつけたと見られたらしい。上から見ていると、本当にもつれたようにしか見えなかっただけに、「エーッ!?」という声の「エーイング」が会場を取り巻く。
このときのFP3人状態では、神戸Jブルノがゴールを決めて先制。攻守のそれぞれの要を失ったSHARKSは大ピンチとなったのだが、ここから非常に気迫のこもったプレーで神戸に立ち向かうことになる。7分、F正地淳太の右からのクロスを、I松浦英が軸裏シュートで決めて同点。その後もD安川敦士のシュートがポストを叩くなど、決定機を作った。
そして、今度は神戸が12分にJブルノが一発退場となってしまった。こちらは大黒裕之第2審判がスムーズにカードを出してきた。Jブルノは左サイドから得意のフェイントで縦に抜こうとしたところを読まれて敵に体を入れられたとき、両手で敵の背中を押してしまった。公式記録を見ると、著しい不正ということらしい。これもそんなにひどかったかな? どうだったのかな? ちなみに会場の雰囲気は、もう笑い半分。「片方に2人出したから、帳尻合わせにいったな」。そう思った人も多かったのではないか。
さて、試合のほうは、特にサイドなどの1対1で、見ごたえのある攻防がたくさん展開された。ドリブルで抜こうとするのと、それをさせまいと体を寄せて防ぐ、アドレナリン出まくりのやり合い。選手たちは意外に冷静にファイトしていたように見えたが、いかんせんガツガツしたやりとりはファウルがかさなっていく。前半はSHARKSのほうに2度の第2PKのチャンスがあった。だが、C碓井孝一郎のシュートは、2度とも神戸GKA村山竜三がストップする。それでも前半終了間際に、SHARKSはE名取真吾が左から中へカットインしてシュートを決め、2−1とリード。チームは「どうだ! 見たか!」といわんばかりのテンションの高い雰囲気で、ハーフタイムになった。
後半も一進一退の攻防で、互角に見える展開。どちらかというと、突っかけていく神戸に対して、SHARKSがカウンターでやり返すというシーンが多かったか。しかし、前半とは反対に今度はSHARKSにファウルが重なっていく。やはり神戸の1対1の巧さ。例えばドリブルで抜いていくのもそうだし、トラップ際で変化するプレーで敵の裏を取るといったものなどにもSHARKSはやられ、どうしてもファウルで止めるシーンが多くなったためだ。このあたり、1対1がウリのFリーグの神戸の、底力といったところか。
SHARKSは残り10分の時点で5ファウルとなり、そこから神戸に第2PKが3本与えられた。30分の1本目はO須藤慎一が決め、同じ30分の2本目はO須藤のシュートは止められたものの、36分の3本目はP泰澤秀幸がきっちり決めて、神戸が逆転に成功した。さらに、SHARKSGKが上がったところで、パスカットしたO須藤が無人のゴールへ。4−2と点差を広げる。
追いつきたいSHARKSは、それでも足元の巧いGKK石井秀樹を引き続き積極的に上がらせ、パワープレー状態からゴールを狙った。スピードがあって、時にワンタッチパスも織り交ぜながらのパスワークは見ごたえ十分。何度も神戸ゴールを襲い、会場はさらにヒートアップしていく。37分にはI松浦のシュートのこぼれを、R岡崎チアゴが再度打って決め1点を返し、なおも怒涛の攻撃に出た。
しかし、最後はご存知、神戸C山元優典のブロックショーだった。SHARKSのシュートポイントを読みまくり、誰よりも素早く体を寄せて防ぎまくるのである。粘りに粘った神戸が、最後は守り切る形になった。
神経質すぎるといわざるをえないレフェリングで、壊れかけたゲームだったが、観衆の興味をピッチに引き戻して熱中させたのは、選手たちの気持ちの入ったプレー振りだった。両チームの選手たちに素直に拍手を送りたい。肩に力が入り、まさに手に汗握る攻防。見終わって、どっと疲れたけど、大変感動したゲームだった。
敗れたSHARKSだが、次の試合で勝利すれば、決勝トーナメントへ進める希望は大きい。これまでは得点チャンスになるのが、今日の退場で次戦は出場できない、M神頼みの攻撃がほとんどだった。だが、この日は彼がいなくても多くのチャンスは作っていた。このグループで2敗のSTANDARD相手に、どのくらい点を取れるのかがポイントだ。
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