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〜 第11回全日本選手権関東予選

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【第11回全日本選手権関東予選・予選リーグ】 2005.12.12.
開催日:2005年12月10日(土)
場所:たつのこアリーナ(龍ヶ崎市)

PREDATOR FUTSAL CLUB P.S.T.C.LONDRINA

2分 オウンゴール
7分 清水
岩本
岩本
f0分 伊久間




近藤



<レポート&写真> 杉浦文哉(すぎうら あやかな)




 プレデターはこれまでどこか「クール」なイメージがあった。他のチームのように大声を出すわけでもなく、淡々とプレーして当たり前のように勝つ。そんな彼らだったが、この日はそういうわけにはいかなかった。

 先週行われた関東リーグのフトゥーロ戦は圧倒的に試合を支配しながらも、シュートはことごとくゴールに嫌われた。「(あれだけ外せば)膿を出しきったでしょ」と語った塩谷監督は、この日へ引きずる事は無いだろうとその時は思っていたに違いない。

 しかし実際は引きずってしまった。初戦の高西クラッシャーズ戦も「消化不良」(塩谷監督)と言うように、打っても打っても決まらず結局1対1の引き分けに終わってしまう。視察していたロンドリーナ阿久津は「キープ率は高いけど決められない。絞って戦えば凌げるのでは」と関東リーグ2位(12/4時点)に勝算があると信じていた。だがその反面、「相手はもう勝つしかないという状況になって死に物狂いで来るだろうから、できれば(高西に)勝って欲しかった」とプレデターが爆発する可能性があることを懸念していた。一方、塩谷監督は選手たちに「勝つにしても負けるにしてもボクシングで言えば判定よりノックアウトの方がスッキリする。失うものは何も無いのだから開き直って戦え」と後が無い選手たちの余計な緊張を解した。

 だが、試合は開始13秒にPA手前でパスを受けたロンドリーナ伊久間がGKと1対1になる。GKが出てくる前にゴール右上に蹴りこみロンドリーナが先制する。

 しかし、プレデターはこれまでとは明らかに違っていた。ベンチからも声が出て、選手たちも盛り上がっていた。すると2分に岩本が右サイドを1人で突破してシュートパスを送る。これに藤井が合わせようとゴール前に猛然と詰めると、その手前にいたロンドリーナDFのオウンゴールを誘って同点に追いつく。さらに7分には岩本のシュートをゴール左にいた清水がトラップ。GKと1対1になった清水は確実にサイドへ流し込み逆転する。「失点した後にすぐに取り返した事と前半のうちに逆転できたのが大きい」(塩谷監督)と選手の出来に満足していた。

 逆転されたロンドリーナはこれまで出場時間が短かった野島を投入しチャンスを作る。前半残り1分に野島のパスから伊久間や大地が決定的な場面を迎えるが、いずれもシュートが枠に入らず、結局2対1とプレデターが1点リードして前半を折り返す。

 後半、ロンドリーナは「プレデターの守備にスペースが空いていたため」(阿久津)に野島を最初から使い、ドリブルでこじ開けようとする。しかし、「組織で守れば怖い相手ではない」(岩本)と言うように決定的なチャンスを作らせない。すると今度は伊久間や濱地へのピボ当てをこれでもかと言うほど続けてチャンスを作ろうとするが、「逆にそうきてくれたほうが守りやすかった」と塩谷監督の言葉通り、プレデターは押されはするものの、無失点で切り抜ける。
 後が無いロンドリーナは残り時間が3分を切る頃から奥村をGKにしてパワープレーに出る。しかしこれが裏目に出てしまう。パワープレーを始めてすぐの事。中盤でボールを前に出せず、相根のプレスに苦労した大地が後ろを見ずにバックパスを出す。このときGKは交代しようとしていたため、ゴールはがら空きだった。「(相根)澄君がプレスをかけていたのでバックパスしかないと思い狙っていた」と言う岩本がこれを見事にカット。慌てて奥村が入るも遅し。岩本が楽々決めてリードを2点に広げる。さらに、その1分後PA手前で今度は左からパスを受けた岩本が「カウンターの練習どおり」と右に流れてDFを1人かわし、前に出てきたGKの脇を抜くシュートを決めて4対1と3点差にする。
 ロンドリーナも終盤、CKから近藤が中央であわせて1点返すもののこれまで。4対2でプレデターが逆転勝利を収めた。


岩本昌樹選手(プレデター)

 「こういう競った試合は攻撃は難しいけど、今日は守備が良くて他の選手もしっかり守っていた。(野島選手について)縦に速いけど組織で守れば大丈夫。2人がかりで止めればよいわけだからドリブルされることは怖くない。(ここ数試合を振り返って)試合の入り方さえ間違えなければ大丈夫だと今日の試合で学んだと思う。」


阿久津貴志選手(ロンドリーナ)
 「この試合は相手がどうのこうの言うより自滅してしまった。(パワープレーについて)普通に攻めていて結構チャンスを作れたのでやるべきか悩んだが、やらないで点を取れないで終わるなら、やろうと。パワープレーに失点はつき物なので仕方が無い」








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