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【AFCフットサル選手権日本2007 壮行親善試合 第1試合 - その2】 2007.05.04.
開催日:2007年5月3日(木・祝)
場所:神戸ワールド記念ホール
【レポート】北健一郎、【写真】勝又寛晃
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「壮行試合」としてはOK。しかし……
後半のスタートはまた変わって、A鈴村、F金山、I木暮、H小野というメンバー。だが、これが24分のH小野の退場を呼ぶことに。サッポ監督としては攻撃的選手を3人並べた、点が欲しい時間帯のテストだったのかもしれないが、この試合ではメリット(攻撃)よりデメリット(守備)が上回った。
23分に招いた決定的なピンチは後半から登場の@川原が2連発セーブで凌ぐが、その1分後の24分6秒、F金山のハーフェイラインでの横パスをカットしてゴールにドリブルするアルゼンチン選手を、H小野が後ろから引っ掛けてしまい退場。ゴールまでの距離としては@川原が対処する時間は十分にあったようにも思ったが、H小野としては、自身の退場と引き換えに1点モノのピンチを防がなければという気持ちだったのだろう。
小野はこのプレーで一発退場となった
FP3人の時間帯、アルゼンチンは足技のうまいパワープレー用のGKKエリアスを入れて、日本ゴールを右から左から中からこじ開けにかかる。この2分間を何とか無失点で乗り切った日本だったが、35分にFダグラスの右サイド突破からニアへのシュートで逆転されると、日本はD比嘉がGKになってパワープレー。37分に自陣からのシュートをがら空きのゴールに決められその差は2点に。1−3となってから38分、D比嘉のミドルシュートを、I木暮が頭で触って1点差(記録はD比嘉のゴール)。しかし、39分、前述のようにセットプレーから再び突き放され、2−4でタイムアップした。
ゲームとしては決して良かったとはいえない。だが「壮行試合」として、ということならば良かったといえるのではないか−−それが僕の率直な感想である。今日のアルゼンチンは、それが通常のやり方なのか、フィジカルコンディションに合わせてなのかわからないが、日本に対して自陣に引いて守ってきた。そのため、日本の武器であるF金山のスピード、I木暮のドリブルが生かせる、敵陣のスペースはピッチから消滅した。だが、裏を返せば、こういう場面は引いて守ってくる相手が多いアジア選手権では、十分に起こりえること。そう考えれば、スケールダウンした今回のアルゼンチンは、アジア選手権前の対戦相手としてはベターだったといえるだろう。
ただ、壮行試合としてはOKでも、今日がフットサル初観戦という観客に訴えかけるものとしてはどうだったか。「アジア選手権への準備」と「フットサルのアピール」の両方が目的となるが、両方を求めるのは相当ハードルが高い。だから、今日のゲームがイマイチに感じられたとしても、本番はもっと面白いですよ、だからもう1回見に来て下さいね、と僕はいいたい。
最後に選手個人での収穫を挙げたい。サッポ監督が「本当にいろいろな局面で大事な選手」と話したO岸本だ。チーム唯一の左利きということで、セットプレーでのワンポイント投入、試合終盤のパワープレーにも参加した彼に対しては、「代表デビューにも関わらず、彼のポテンシャルを発揮できていた」とサッポ監督も満足げ。本人も「周りが自分の良いところを引き出してくれる。左利きは僕しかいないので、持ち味を出していきたい」と手ごたえをつかんだ様子。地元大阪のFリーグチーム・シュライカー大阪のエースでもある岸本が、新陳代謝が少ない日本代表に新風を吹き込んでくれそうな予感がする。
2日後には再びアルゼンチンと、大阪市中央体育館に場所を移して第2戦を戦う。第1戦で見えてきた課題をどれだけ修正して、実践できるか。しかし、気持ちの面では内容の悪かった敗戦を良い意味で忘れて、フレッシュにして臨みたい。決勝(3位決定戦)まで勝ち進めば7日間で6試合をこなすアジア選手権を見据えると、その辺の力も問われることになる。
サッポ日本代表監督
試合自体は素晴らしい内容だったと思います。ミスも以前より少なく、良い展開ができたのではないかと。ただ、失点は事前に注意していたことがそのまま起こってしまった。アルゼンチンとブラジルのビデオを見て、セットプレーについての注意をしました。ボールウォッチャーにならないように、一瞬たりとも集中力を欠かさないようにと。ただ、選手全員(登録外のK石渡良太を除く)を使って1人1人を見ることができた。そういう点においても良かったと思います。
N北原亘
1点目の場面は練習のときから友紀君と話していて、自分が打てる状態でもなるべく友紀君を使おうと思っていた。自分自身は体も動いていたし、目立ったミスもなくできた。ただ、あのシュート1本で良かった部分を消すような感じです。
O岸本武志
個人的には特別な緊張もなかったし、試合を楽しみにしていた。チームのバランスが大事だけど、どこかでシュートに行ったり、ドリブルで仕掛けたりしていきたい。周りが自分のプレーを引き出してくれる。左利きということでわかりやすいのもあるだろうし。もしチャンスがあれば、今までとは違った攻め方ができる、という自信はある。
ララニャガ アルゼンチン代表監督
今日は日本がアジア選手権、私たちがパン・アメリカ選手権という重要な大会を控えて、その準備という位置づけです。ですから、両チームとも曖昧な部分、不安要素を残したゲームだったと思います。私たちのチームはちょうど過渡期にあります。今回連れてきたのは全てアルゼンチン国内でプレーしている選手。3年前、日本と対戦したのは、ヨーロッパでプレーする選手もいた、今回よりもずっとハイレベルなチームです。
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