◆スポーツメディア対抗フットサル大会詳細レポート◆
2000.10.4.

企画:サポティスタ
運営:F−NET
後援:リクルートISIZE局、サントリー(カールスバーグ・ビーグ)、スポーツナビ

10月1日日曜日、私は非常に変わった大会を体験したのでレポートしよう。

変わっていることその1:会場が東京都文京区の東京大学本郷キャンパス内にあるということ。
変わっていることその2:参加者がスポーツメディアに携わる業界の人々であったということ。。。。

そしてこのダブルで変わっている大会で審判をやり、大会レポートを書く機会を得た私は、好奇心の赴くままに会場内をうろうろするのであった・・・


自宅のある川崎からは車で1時間ほど。この日は日曜日ということもあって、246号線から17号線(本郷通り)まで道路は非常にスムースに流れていた。本郷通りから本郷3丁目の交差点を右折して春日通りに入り、一つ目の信号を左折すれば、もうそこは東大のキャンパス内。

会場である御殿下体育館は付属病院から道を隔てた地下にある。屋外グラウンドで行われているサッカーの試合を横目に見ながら地下にある体育館目指してズンズン入っていく。そこでは既にメディアのためのサッカー教室が始まっていた。

ご覧下さい。これが東大本郷キャンパスの御殿下体育館。窓から光が指しこんでいるが、そこが丁度地下一階ほどの位置。地上に出るにはさらに階段を上がる。

「フットサル大会」の案内に従って下りていくと地下一階の体育館入り口に辿り付いた。そこには、今回の大会の発起人であり主催者であるサポティスタ浜村さんが受付をやっていた。そう、この大会はスポーツメディア各方面に非常に広い顔を持つ浜村さんの呼びかけで開催されるのだ。

最初このお話を聞いたとき、正直腰が引けた。

参加チームの顔ぶれが凄い。一体誰がこの人達を仕切るんだ?

スポーツ新聞からは日刊スポーツとスポニチ。雑誌系では Number の文芸春秋と、サッカー批評の双葉社、テレビ局ではテレビ東京、フジテレビ、そしてインターネットでは ISIZE SPORTS、YAHOO!、SportsNavigation、そして今をときめく JAWOCとJFAの合同チームの計10チームだ。

この10月1日という日は、シドニーオリンピック閉会式のある日。スポーツメディアの人達にとっては非常に忙しい日のはずだ。YAHOO!などは前夜の geocities のシステムトラブルで参加予定選手が大幅に減るという苦しい状態だったりもする。

しかし、そんな状況でも「フットサルをやりたい!」一心で万事送り合せてこの会場になんとか集まった各チーム、フットサル、いやスポーツの持つパワーを垣間見た気がした。忙しい人でも時間を見つければスポーツできるんです!!

開会式では、自己紹介の時間もあり、各チーム大会への抱負を語った。(自社が抱える問題について語る方もあった)

左上から右に、ISIZE、スポニチ、双葉社、文芸春秋
一段下がってスポナビ、JAWOC&JFA、日刊、フジTV
最後に YAHOO! 各代表のあいさつ
(テレビ東京は挨拶時にはいませんでした)

こうして、開会式が終了した後、A、Bに分かれた5チームずつの総当りリーグ戦が始まった。

今回の会場となった東京大学御殿下体育館内に2つのフットサルコートを作って試合は行われた。コートは若干狭め。サーフェスはコンクリートで固いがプレーはし易そう。

では、順位の順番で各チームを紹介しよう。



優勝・日刊スポーツ

私はいつもネット上の nikkansports.com でお世話になっている日刊スポーツ。

今回堂々優勝を果たした。平均して個々のレベルが高かった。このチームがシュートすると他のチームとは明らかに異なる重低音が響いていた。予選では難敵フジテレビをやぶったのが大きかった!!



準優勝・JAWOC & JFA

JAWOC とは「Japan Organising Committiee for the 2002 FIFA World Cup Korea/Japan Official Information」の略。2002年FIFAワールドカップ日本組織委員会のことだ。チケットに関するニュースなどが掲載される公式サイトはこちら

このチームにもかなりの手練れが数名いた。また、女性選手も大活躍で3点ゴール(女性は3点というローカルルール)もゲットしていた。そしてかわいいちびっこの応援も微笑ましかった。

意図してか意図せずか、今のワールドフットサルの大きな潮流とも言える「GKは5人目のフィールドプレーヤー」的な戦術(?)は天晴れであった。

また、完全に相手ゴール前に女性ともう一人を残し、DFは2人で守りきり一気の速攻を仕掛けるあたりも、事前に研究した形跡がうかがえた。


3位・文芸春秋

スポーツ雑誌のNumberを発行している文芸春秋。

対テレビ東京の3位決定戦では1対4のビハインドから女性が同点ゴールを決め、さらに勝ち越しのゴールを挙げ一挙4点を取って勝利を収めるという、野球のジャイアンツのような勝ち方をしていた。Numberを発行するこの会社、フットサルもドラマチックだった。


テレビ東京
メンバーが非常に若く、平均的に技術も高いテレビ東京。ダイアモンドサッカーを放映してから何年経っただろうか・・3位決定戦では文春に劇的な逆転負けを喫するも、予選リーグでのフジテレビとの壮絶なテレビ局対決は凄かった。(親善試合という雰囲気ではなかった・・)


フジテレビ
5位ながらも最も素晴らしい連携と技術を見せたのがこのフジテレビチームだったのではないだろうか。サッカーを引退してもこんなに楽しくフットサルできることを端的に見せてくれたチームだった。スポーツ局の人達らしい。


双葉社

サッカー批評を発行している双葉社。その味わい深い記事は他の追随を許さず!って感じで結構好きな雑誌。

FC神楽坂という名前を持つこのチームは、年齢的には決して若い人ばかりではないながらも、守りを固めて速攻を一気に決めるという戦法で得点を挙げていた。


SportsNavi

9月にオープンしたばかりのポータルスポーツサイト SportsNavi。10月からはフットサルのランキングを開始予定。

若いスタッフ中心のスポナビチームの女子プレーヤーは、そのポジショニング、キック力など並の女子プレーヤーではなかった。相手チームは本気で対応せざるを得なかっただろう。


Yahoo!

大会パンフの自己紹介文が面白かったので転載しよう。
「はじめまして。本当のサッカー大会より、実況ウィニングイレブン対抗戦のほうが強い FC Yahoo!です。IT系はしょせんバブルで実体がない!というイメージを払拭すべく、今大会のようなリアルなサッカーでもやればできることをお見せしたいと思います。

株価は急落しましたが FC Yahoo! のチーム力は急上昇中!検索エンジン対抗フットサル大会では2年連続 Infoseek さんについで2位どまりでしたので、この大会こそ優勝を!と密かに力はいってます。」

検索エンジン対抗フットサル大会・・・是非呼んで下さい!!


ISIZE

今回の発起人であり、後援でもある生活総合情報サイトISIZE。

応援する人まで来ていたというチーム。代表の霜越さんと浜村さんが今回の大会を企画したそうだ。

チームとしては、あまりサッカー熟練者は見られないものの、固く守って速攻を仕掛けていた。


スポニチ

初戦から今回の優勝チームである日刊スポーツと当たってしまい、しばし意気消沈してしまったのはかわいそう。GKが驚異的なセーブを連発していた。

10位という結果ではあったが、是非今後もフットサルを続けて欲しい。

試合終了後に、今大会で特に目を引いたお二方にお話をうかがった。サッカーの現役を終えても、フットサルをやるとその頃の技術やセンスが滲み出すのがフットサルであることを再認識させてもらった。

<チーム・JAWOC & JFA所属:小野沢さん(40)>
フットサルorサッカープロフィール

1ヶ月に2回くらいフットサルをやっている。活動場所は神宮やにこたま、あざみ野の剣山まで行くこともあるらしい。サッカーは高校生まで本格的にやっていた。今でも都4部に属するチームのFWとして活躍している。

JAWOC & JFA の待ち伏せ作戦では、相手ゴール前に常にはりついて虎視眈々とゴールを狙っていた小野沢さん。浮きだまでボールを供給されることが多かったが、これを派手なボレーや、変形オーバーヘッドでゴールを脅かし、会場を沸かせていた。

<チーム・フジテレビ所属:葛谷さん(40)>
フットサルorサッカープロフィール

フットサルは数ヶ月に1回くらい。現在は子供のサッカーコーチをやっている。中央大サッカー部OBであり、30歳まで現役でサッカーをやっていた。

この日会場を訪れていた FUTSAL の SuperLeague の事務局を担当している塩谷さんも「相当うまい」と言った程要所要所で光るプレーを連発していた葛谷さん。

「私もああなりたい!」と思ったが、31歳の時点で葛谷さんの技術レベルに達していないので、それが無理であることがわかってぞっとしたのであった・・


大会終了後、ピッチ横のスロープにて、カールスバーグと軽食で即席の立食パーティとなった。各メディアの人達同志で激しく名刺が行き来していた。「業界だなあ・・」私はそう感じた。

ひとつ気になったことがあった。このようなスポーツ及びサッカー関連のメディアに携わる人達でさえ、競技としてのフットサルやフットサルの日本代表などについてもほとんど何も知らないのだ。

競技としてのフットサルの普及を考える際、彼らにまず競技フットサルを見てもらい、そして認知してもらう必要性も強く感じた。

最後に、大会を裏方として運営していたF−NETの金子さん、杉村さん、スタッフの皆さん、そして浜村さん楽しい大会ありがとうございました。

次回の開催楽しみにしております。