弟10回全日本少年フットサル大会レポート
大会を通しての総括!
第5回(全6回)
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2001年 1月4、5、6日 駒沢体育館

レポート>>学習院F.S.C.白衣軍 代表 岡本教孝

<総括>
 今大会を榮規律委員長の閉会式の弁と照らし合わせて総括してみたい。

まず決勝トーナメントに最終日残った4チームについて順に榮委員長の言葉と比較して述べていこう。優勝したガンバ大阪ジュニアだが榮委員長は

「個々の技術、戦術の理解は全員にあった。しかしゲーム運びは単純であり、その戦術を十分にいかす技術があるならばあの戦術ではなくて他にいかせる戦術があったのではないかというところが残念なところであった。」

優勝したチームに賛辞だけを述べるのではなく試合の中においての反省点、修正点を指摘し今後伸びていく子供のために語るところが榮さんのすごいところだ。ずばりそのチームの課題を言い当ててるのだがガンバは準決勝、決勝と明らかに戦術は変えてきたし、決勝戦ではゲームの途中のタイムアウトから作戦変更しみごと的中した。単純と言っているのはひたすらその戦術を続けたことを言っておられると思うのだがあの場面では作戦を続けることによって相手を苦しめる戦術なのであってあれはガンバ曽根監督の采配はすごかった。

準優勝したサンフレッチェ広島ジュニアだが榮さんは

「決勝では勝負にこだわりすぎた。もっとサイドを使ったりドリブルを仕掛けるなど工夫が欲しかった。PIVOの平繁君頼りだけでは物足りたかったが可能性はいっぱいあるチームでした。」

とやはり広島は平繁君に頼るめん面を指摘していた。確かに平繁君は小学生離れした身体能力、技術、キック力を兼ねそろえ一つ抜け出しているが逆に小学生では回りはみんな小さく技術もまだまだ発展途上でこれからぐんぐん伸びる子が多いだろうそんな中で平繁君は自分の身体能力だけを頼ってシュートや体を使った技術を生かしていたそれはそれで持ち味であってよいことだが、決勝戦のように2人3人とマークにあった時回りの人をもっとうまく使ったりボールが無いときのスペースの作り方などどんな状況にも対処できる能力を育てていってもらいたい。

こんだけの能力を持っているのだからこの先きっともっとすごいマークにあうだろうその時いかに自分の力を出せるか、回りをいかせるかである。きっと彼はこの先表舞台に出てくるだろう広島の指導者の方にはもっと彼の個性を伸ばしてあげて第二の高木、久保に育てトップで活躍するとこを見たい、広島は彼を手放すべきではないだろう。

他にも優秀選手に選ばれた酒井君など小人数ながら卓越した技術はさすがJのジュニアであった。惜しくも準決勝で敗れはしたが存分に驚かせてくれた東京ヴェルディジュニアだが榮さんは

「非常にいいフットサルをやっていたがいったんリズムが崩れると建て直しができないところに弱みが合った」

今大会やはり頭一つも二つも抜けた高度なフットサルを見せてくれたのは東京だろう。戦術としてエイトを取り入れていたのは東京だけだったと思うし、しかもエイトを有効に使いこなしていた。

非常にフットサルを皆が研究し理解していることが十分に伝わってきた。セットプレーも決まりごとをつくり確実にこなしていた。これは攻撃でも守備でもすべて徹底していた。個々の能力も非常に高くトラップも足の裏で止め各人がフットサルを知っているなと感じた。

PIVOの長身森本君なんかはプロ顔負けのポストプレーを連発し自分でも得点からめるし回りを使う面でも群をぬいていて今後楽しみな選手だ。後の選手も優秀選手が東京だけ3人選ばれただけあって試合に出ていない選手も将来楽しみな存在だろう。

ただ榮さんの指摘にもあったとおりいったんリズムが崩れるととたんに崩れていくチームはエリートにありがちでこれは練習したからって身につくもんでもないので試合を積んでいくなかでうまい試合運びを学んでいくべきだろう。

これはプロの予備軍だけあって今のカテゴリーにはゲーム運びなんか教えていないだろうから上の段階でしっかり学んでプロに育ってくれるだろう。

同じく第三位の沖縄代表の宇栄原FCだが榮さんは

「正確なボールコントロールでその技術力は小学生ではなく中学生ではないかと思わすレベルの高さで今大会の一つの花といわせた」

自分はこの準決勝は試合がダブッタため東京−広島戦を主に見ていたこともあって正確にはレポートできないのは申し訳ないのだが、さらっとみた印象だが榮さんも言っていたとおりボールコントロールがうまくよくガンバ相手にボールを常に支配しつないでいたようであった。

今大会キーパーからロングスローでPIVOに当てるチームがほとんどの中このチームは足元に自信があるのだろう自陣からキーパーはゴロで足元に転がし回して行った。こういうチームがフットサルのレベルを上げるのだと榮さんも語っていてチームを称えていた。

全員がぼうず頭で監督さん選手みんな元気がよく見てて気持ちがよかった。今大会2日目に講師で教えに来てた本大会第2回大会のベスト5にも入った川崎の我那覇和樹も沖縄出身ということもあり沖縄のレベルの高さを示し将来Jの選手もどんどん出てきて欲しい。

そして今大会全体的にチームを見渡して見て榮さんは

「技術は前回大会よりあがっていてそれは毎回それは過去から続いている。ドリブル、足の裏の技術は目をみはるものがある。5日に講師で来てもらった東京の北沢選手、川崎の我那覇選手、柏の砂川選手に教えてもらったようにそれを忠実にこなしている。

あと浮き球の処理の進歩もあったしシュートもやたらと無謀に打つのではなくきちっとつないだ中でのシュートができていた。その例が準決勝の東京の2点目でこれはフットサルの手本のようなすばらしいシュートでした。新ルールでキーパーのオバースローが認められた点でただ前方に投げて当てるだけではだめでしょう。

その点滋賀のラーゴFCと沖縄の宇栄原FCこの両チームは自陣からボールをつないでいました。特にラーゴFCはみんな小柄ながらがんばっていました。それからフリーキックですがいまひとつ工夫が足りなかった。決勝の最後の広島の平繁君のフリーキックを例に、ただやみくもに打つのでなくパスをちらして打つなりしてほしかった。ベスト12に入らなかったが愛媛の岩松の10番松本君は小柄ながらベストなプレーを見せてくれました、小さい選手でも十分にやれることを示してくれました。逆に大きい選手でもやわらかいボールタッチで驚かせてくれました。これらは指導者の方のレベルも上がっている証拠でもあります。

今大会予選リーグ全48試合で総得点は462点で1試合平均約9.6点で1試合中両チームの最多得点は宇栄原FC対金津SCの24点というゲームもありたいへん攻撃力のある大会でした。

反対に1試合どちらかが0点のゲームは5試合のみでした。今後中学生になる上でみなさんはサッカーをやって行くと思いますが課題は技術をしっかりつけることです。いくら筋力トレーニングをしても筋肉はつきません、そういう意味でフットサルは技術をつける練習としてうってつけの競技です、そして一生サッカーを楽しめるような選手になってください。」

としめくくっていました

つづく・・・

学習院フットサルクラブ 代表 岡本教孝
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